「アースキャラバンは続くよ〜どこまでも♪」(泡瀬干潟編)

地球を遊ぼう。みんなで旅する日本縦断環境学校『アースキャラバン2008』は、地球環境サミット('92年)で伝説のスピーチをしたセヴァン・スズキが一緒だった西表島からスタートし、その第2回目が沖縄本島中部の東海岸にある泡瀬干潟で開催されました。今回もまた、元気にエコ番長・KEN子がレポートをお届けします。
「アースキャラバンは続くよ〜どこまでも♪」

4月19日(土)快晴!(さすが晴れ女!^▽^)
朝8時からキャラバンスタッフや「泡瀬干潟を守る連絡会(以下、連絡会)」の皆さんで準備を始め、テントや写真展の準備が手際よく進む。泡瀬干潟でおなじみのオブジェも今日は空が高くて気持ち良さそう。

9時半〜子供達の受付開始…誰も来ない(笑)。10時過ぎからうちなータイムで子供達が続々と集まってきて、子供30名と保護者がようやく勢揃い、予定より30分程遅れてのスタート。
◆午前中は干潟で宝物探し☆◆
「アースキャラバン」としては西表島に続く、2回目だけど既に「恒例の」自己紹介。子供も親もスタッフも対等に全員自己紹介。今回の講師・カクマクシャカとキャラバンリーダー・素晴君が、子供達に今日の流れを説明して、早速、干潟へ下りる前に、泡瀬干潟の写真を見せながら連絡会の前川さんが生き物の説明を…子供達は既にソワソワと気持ちが海に向かってる。

それを見かねて前川さん、「今日は、世界中で沖縄にしか住んでいない貴重種のクビレミドロと、ミナミコメツキガニ、この2つだけは覚えてね〜!」と言うと子供達は一斉に海へ走り出す!

浜に下りる前に大きな望遠鏡が2つ設置してあり、様々な珍しい野鳥を見て、これには大人も感動していた。そして自己紹介ではモジモジしてた子供達も、海に出ると我先にと宝物を探しに進んで行く。午前中いっぱいは干潟で、連絡会の皆さんの案内で貝殻をたくさん拾ったり、見たこともなかった生き物達に出会ったりと、お昼ご飯の時間になっても12時のサイレンが鳴っても帰って来ないほど白熱(笑)。

子供達は自分なりの「宝物」を見つけたみたい。(20cmほどある大きくてカッコイイ「ハボウキガイ」が人気!)
◆芝生広場でお昼タイム♪◆
ようやく干潟から上がって来た子供達。連絡会の皆さんが準備して下さった、でっかいジューシーおにぎり、野菜たっぷりの牛豚汁、泡瀬で取れたモズクのヒラヤーチー(4/20はモズクの日!!)。大人も子供もみんな大満足のお昼ごはん。
(ここでも食器を使い捨てしないように「アースの会」から、リユース食器を借りて来ました!)

お父さんお母さんと一緒に食べながら拾って来た貝の話をしたり、素晴君やカクマクシャカとお喋りしたり。遠足みたいで楽しいね☆

ご飯の後は1回目の記念撮影!ちょうどこの日の干潮時間なので浜に下りて干潟をバックにハイチーズ☆(そして、夕方になるとここも水に浸る)
午後からは、テッペイ先生による指導のもと、みんなでシックイシーサー作り。そして、カクマクシャカのライブがはじまります。
◆シックイシーサーは楽しーサー☆◆
シックイシーサー作りでは、子供に口を出しながらお母さんも楽しそう。テッペイ先生が大きな紙に作り方を分かりやすく書いて来てくれたんだけど、同じ説明で作ったと思えないほど顔形もそれぞれで、シッポや頭に貝殻をつけたりして更に個性的に完成。お兄ちゃんお姉ちゃんについてきたおチビちゃん達も紙ねんどであれこれ作ってたね♪

◆おやつとライブ♪◆
そしておやつに沖縄らしい魚天ぷらやサーターアンダギーを食べながら、カクマクシャカのミニライブ。三線の子が体調崩して出れなくなったので、カクマクが慣れないギター弾き語りだけでは危ういという事で、更に危うい私のウクレレでカバーしあう(笑)。更に急きょ、連絡会の前川さんと、今日ボランティアスタッフしてくれたいっちゃんがサポートで三線を弾いてくれたり、キャラバンスタッフの鷲尾さんや飛び入りの方もギターで参加したりと、結果的に面白い事になって、とても楽しかった!

なんと、この時に使った「究極のリサイクル楽器」カンカラ三線は、前日に素晴君とカクマクシャカが東村高江区のオジィを訪ねて手作りしたもの。「戦後の物がない時にもこうやって音楽を楽しんでいた事がすごい」と素晴君。カクマクシャカのフリースタイルや「てぃんさぐぬ花」や「上を向いて歩こう」など、30分ほどだったけど内容みっちり!しかし朝から遊び疲れた子供達は少しずつネムネムな顔に…(笑)。
◆今日の終わりに…◆
第2回目の記念撮影をして、最後に子供達の感想の発表や各先生方の感想などを聞く。素晴君は、今日遊んだ干潟の面白さと、すぐ目の前に迫って来ている埋立地についても触れた。

第1回目のキャラバン会場の西表島にも来てくれたセヴァン・スズキが12歳の時に「地球サミット」でスピーチしたように、「戻し方が分からない物を壊すのは、やめてください」と心から祈る。そして最後は西表島から受け継いだ白い布にみんなで寄せ書き。これとカンカラ三線とシーサーが素晴君達と一緒に北海道まで旅をして、みんなが繋がって行くと思うととても楽しみ☆
子供達も親御さん達も、泡瀬干潟を守る連絡会の皆さんも、そして関係スタッフも非常に喜んでくれて、私もすごく嬉しかった。子供達はシーサーを手土産に、朝よりもずっと頼もしい足取りと笑顔で帰って行った。
◆忘れられない「満月の夕」…◆
片付けも一段落して、素晴君の提案で「この浜で打ち上げしよう」って話になり、私は連絡会の事務所に借りた備品を返したり、みんなは買い出したりして、暗くなった浜で打ち上げが始まった。

この日、4/19は旧暦3月14日!つまり今からまさに満月になる!それはそれは見事な満月の下、本日二度目の干潮に向かって少しずつまた潮が引いていく浜で小さな焚き火をして、ギター、ウクレレ、太鼓で「満月の夕」や「海」など月や海に関する歌を歌ったり、キャンプセットを持って来た素晴君がゴーヤチャンプルー作ったり、昼の残りの牛汁に沖縄そば入れて炊いたり、たいそう本格的なキャンプ的な打ち上げだった。今日だけでもみんなそれぞれがたくさんのことを心に詰め込んでた。これから少しずつ消化して行けるといいね。

最後にみんなで「てぃんさぐぬ花」を歌ってお別れ。月灯りだけでも十分に明るくて、本当に感動的な夜だった。それから残ったキャラバンメンバーで今日の事、これまでの話、これからの事、子供達の事、干潟の話、…語り尽くせぬほど語り合った。
◆繋がって行くキャラバン◆
「アースキャラバン」チームは翌日から鹿児島に入り、7月の北海道洞爺湖サミットに向けてアースキャラバン号での日本縦断の旅が始まる。彼らの無事を見守りつつ、私達も沖縄でキャラバンを続けよう!!
キャラバンはただ進むのではなく、沖縄から北海道まで各地を繋ぎながら、それぞれの場所で種をまいて、受け取った子供達が育てて、芽を出し、花を咲かせ、次の実を結んでいくだろう。私達も、キャラバンが北上している間にも、また同じような内容でイベントをやる事にした!GW中の5/4「干潟の日」は年齢制限もないので、今回泣く泣く断念した大人の皆さん!どうぞ御参加下さい!(※詳細は別記→)
【インフォメーション】
●○●GW中の5/4『干潟の日』(12:00〜17:00/参加無料)●○●
一年で一番干潮となるGWに、今回と同じ泡瀬干潟の海辺でまたイベントやります!
12:00〜★干潟の生き物観察会
14:00〜★ライブ、人の輪(みんなで手を繋いで大きな輪を作る!)など
大城友弥(全盲の若手歌手)/ジーン玉城&BENZAITEN/當山貴史(Shaolong to the sky)
★テッペイ先生のシックイシーサー教室(材料費込み1500円)
★おいしい食事もありますよ〜!
(※シーサー作りに確実に参加したい方は要予約!)
素晴らしい出会いとキッカケをくれた
アースキャラバンに関わる全ての皆さんに
心から感謝します!!
→『アースキャラバン2008』[西表島編]を読む
(レポート: KEN子、編集: KUWA、写真: KUWA+Photori (@Shinjo) )
シックイシーサー作りでは、子供に口を出しながらお母さんも楽しそう。テッペイ先生が大きな紙に作り方を分かりやすく書いて来てくれたんだけど、同じ説明で作ったと思えないほど顔形もそれぞれで、シッポや頭に貝殻をつけたりして更に個性的に完成。お兄ちゃんお姉ちゃんについてきたおチビちゃん達も紙ねんどであれこれ作ってたね♪

◆おやつとライブ♪◆
そしておやつに沖縄らしい魚天ぷらやサーターアンダギーを食べながら、カクマクシャカのミニライブ。三線の子が体調崩して出れなくなったので、カクマクが慣れないギター弾き語りだけでは危ういという事で、更に危うい私のウクレレでカバーしあう(笑)。更に急きょ、連絡会の前川さんと、今日ボランティアスタッフしてくれたいっちゃんがサポートで三線を弾いてくれたり、キャラバンスタッフの鷲尾さんや飛び入りの方もギターで参加したりと、結果的に面白い事になって、とても楽しかった!

なんと、この時に使った「究極のリサイクル楽器」カンカラ三線は、前日に素晴君とカクマクシャカが東村高江区のオジィを訪ねて手作りしたもの。「戦後の物がない時にもこうやって音楽を楽しんでいた事がすごい」と素晴君。カクマクシャカのフリースタイルや「てぃんさぐぬ花」や「上を向いて歩こう」など、30分ほどだったけど内容みっちり!しかし朝から遊び疲れた子供達は少しずつネムネムな顔に…(笑)。
◆今日の終わりに…◆
第2回目の記念撮影をして、最後に子供達の感想の発表や各先生方の感想などを聞く。素晴君は、今日遊んだ干潟の面白さと、すぐ目の前に迫って来ている埋立地についても触れた。

第1回目のキャラバン会場の西表島にも来てくれたセヴァン・スズキが12歳の時に「地球サミット」でスピーチしたように、「戻し方が分からない物を壊すのは、やめてください」と心から祈る。そして最後は西表島から受け継いだ白い布にみんなで寄せ書き。これとカンカラ三線とシーサーが素晴君達と一緒に北海道まで旅をして、みんなが繋がって行くと思うととても楽しみ☆
子供達も親御さん達も、泡瀬干潟を守る連絡会の皆さんも、そして関係スタッフも非常に喜んでくれて、私もすごく嬉しかった。子供達はシーサーを手土産に、朝よりもずっと頼もしい足取りと笑顔で帰って行った。
◆忘れられない「満月の夕」…◆
片付けも一段落して、素晴君の提案で「この浜で打ち上げしよう」って話になり、私は連絡会の事務所に借りた備品を返したり、みんなは買い出したりして、暗くなった浜で打ち上げが始まった。

この日、4/19は旧暦3月14日!つまり今からまさに満月になる!それはそれは見事な満月の下、本日二度目の干潮に向かって少しずつまた潮が引いていく浜で小さな焚き火をして、ギター、ウクレレ、太鼓で「満月の夕」や「海」など月や海に関する歌を歌ったり、キャンプセットを持って来た素晴君がゴーヤチャンプルー作ったり、昼の残りの牛汁に沖縄そば入れて炊いたり、たいそう本格的なキャンプ的な打ち上げだった。今日だけでもみんなそれぞれがたくさんのことを心に詰め込んでた。これから少しずつ消化して行けるといいね。

最後にみんなで「てぃんさぐぬ花」を歌ってお別れ。月灯りだけでも十分に明るくて、本当に感動的な夜だった。それから残ったキャラバンメンバーで今日の事、これまでの話、これからの事、子供達の事、干潟の話、…語り尽くせぬほど語り合った。
◆繋がって行くキャラバン◆

キャラバンはただ進むのではなく、沖縄から北海道まで各地を繋ぎながら、それぞれの場所で種をまいて、受け取った子供達が育てて、芽を出し、花を咲かせ、次の実を結んでいくだろう。私達も、キャラバンが北上している間にも、また同じような内容でイベントをやる事にした!GW中の5/4「干潟の日」は年齢制限もないので、今回泣く泣く断念した大人の皆さん!どうぞ御参加下さい!(※詳細は別記→)
【インフォメーション】
●○●GW中の5/4『干潟の日』(12:00〜17:00/参加無料)●○●
一年で一番干潮となるGWに、今回と同じ泡瀬干潟の海辺でまたイベントやります!
12:00〜★干潟の生き物観察会
14:00〜★ライブ、人の輪(みんなで手を繋いで大きな輪を作る!)など
大城友弥(全盲の若手歌手)/ジーン玉城&BENZAITEN/當山貴史(Shaolong to the sky)
★テッペイ先生のシックイシーサー教室(材料費込み1500円)
★おいしい食事もありますよ〜!
(※シーサー作りに確実に参加したい方は要予約!)
素晴らしい出会いとキッカケをくれた
アースキャラバンに関わる全ての皆さんに
心から感謝します!!
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(レポート: KEN子、編集: KUWA、写真: KUWA+Photori (@Shinjo) )
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この記事へのコメント
未来の子供達は夏休みの課題で生き物なんて観察しなくなるんだろうな…干潟や森は沢山の生き物の宝庫。アースキャラバンをきっかけに、イベント的でなく何度も注目されるようにメディアが取り上げてくれるのは大きな働きになりそうですね
Posted by マナ at 2008年04月30日 13:01
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