映画『やぎの冒険』仲村颯悟監督インタビュー【後編】
9/18(土)から一般公開される映画『やぎの冒険』の主題歌はCocco。当時若干13歳だった監督の仲村颯悟君がどのようにアプローチしていったのかなど、エピソード満載の仲村颯悟監督へのスペシャル・インタビューを【前編】に引き続き【後編】をお届けします!(※手書きメッセージ付き)
――主題歌はあのCoccoさんですよね。どのようにアプローチされたのですか?
仲村颯悟(なかむらりゅうご)監督:この映画の音楽は、ぜひ沖縄のミュージシャンに担当してもらいたくて、それでCoccoさんに歌ってもらえたらと思って、手紙を書いて送ったんです。
Coccoさんからは返事を書いてもらえるとは思っていなかったんですよ。だけど、もしだめでもいいから手紙を書いてみようと、8枚くらいいっぱい手紙を書いて送ったんです。
いつ返事が来るのか、毎日毎日が楽しみにしていました。だけど返事はなかなか来なくて、きっと大変忙しいんだろうなと思っていたんです。
そのうち撮影も始まっていきました。
クリスマスの日に、郵便ポストに封筒が届いていて、開封すると手紙と『やぎの散歩』と書かれたCDが入っていたんです!
そして、Coccoさんから「クリスマスプレゼントになるといいです」というメッセージが書かれてあって、とても嬉しかったです。
――Coccoさんは、仲村颯悟監督の短編映画の『やぎの散歩』はご存知だったのでしょうか?
仲村颯悟監督:手紙と一緒に、短編の『やぎの散歩』のDVDも同封して、「今度、この長編映画を撮ることになったんです」と書いて送っていたんです。
――短編映画の『やぎの散歩』があったからこそ、こうやって繋がっていったんですね。
仲村颯悟監督:そうですね。それとコンペがなかったら『やぎの冒険』は生まれていなかったですからね。もしコンペに挑戦していなかったら、普通に勉強を頑張っていただろうと思います。
――ひとつのきっかけ、チャンスをものにしてちゃんとカタチにしていった。
そもそも、コンペに挑戦してみようと思ったきっかけは?
仲村颯悟監督:沖縄フィルムオフィスのかたから、このコンペのことについて連絡が来たんですよ。なぜ、そこから連絡が来たかというと、小学校6年生の時に「ロケ地を紹介してください」と電話して突撃訪問したことがあったんです。
これまで沖縄が舞台となった有名な映画などにロケ地などを紹介しているところなのですが、僕にもロケ地などを紹介してくださって、それがきっかけで「今度、コンペをやるから挑戦してみたら?」というお話を頂いたんです。
――それがこういうことに発展して、どう思っていますか? イメージ通りに展開していたりとか?
仲村颯悟監督:うふふ(笑)。思ってもみなかったのでびっくりですね。
――今回長編映画を完成させて、自分の中で変化したところはありますか?
仲村颯悟監督:きっと変わった面はあると思うんですが、言葉でいうよりも作品に表れていると思うので。たとえば次の作品にそれが表れてくるのかなと思います。
――試写会で拝見して、とくにラストシーンが意外な展開だったですね。
途中まではすごくわかりやすいストーリー構成で、最後の最後で「え?!」って考えさせられるというか。
仲村颯悟監督:あそこの部分は“ぜひ観た方が考えてください”的なゾーンなので。
自分のなかではこういう展開だというのは明確にあるのですが、あえてそこをわからせる必要も無くて、観ているそれぞれの人が「きっとこういうことになったんだろうな」と思えばそれでいいのかなと思っています。最後のシーンはぜひご自身で考えてもらえたらと思います。
――これからの目標はありますか?
仲村颯悟監督:ジュゴンに会ってみたいですね!
――もうすぐ上映がはじまりますが、ぜひこれからご覧になられる皆さんに向けて、メッセージをお願いします。
仲村颯悟監督:沖縄の本当の日常、沖縄のやぎを食べる文化とか、綺麗な風景とか、この映画にいっぱい詰まっているので、沖縄の人にも県外の人にも楽しめて考えさせる作品にできたと思いますので、ぜひ観てもらいたいですね。
(※インタビュー【前編】を読む)
※9/18(土)からの上映予定詳細は公式HPにて!
→ http://yaginobouken.jp/
※仲村颯悟監督の制作日記ブログ
→ http://yaginobouken.ti-da.net/
(取材: KUWA、取材協力: シュガートレイン)
これまで沖縄が舞台となった有名な映画などにロケ地などを紹介しているところなのですが、僕にもロケ地などを紹介してくださって、それがきっかけで「今度、コンペをやるから挑戦してみたら?」というお話を頂いたんです。
――それがこういうことに発展して、どう思っていますか? イメージ通りに展開していたりとか?
仲村颯悟監督:うふふ(笑)。思ってもみなかったのでびっくりですね。
――今回長編映画を完成させて、自分の中で変化したところはありますか?
仲村颯悟監督:きっと変わった面はあると思うんですが、言葉でいうよりも作品に表れていると思うので。たとえば次の作品にそれが表れてくるのかなと思います。
――試写会で拝見して、とくにラストシーンが意外な展開だったですね。
途中まではすごくわかりやすいストーリー構成で、最後の最後で「え?!」って考えさせられるというか。
仲村颯悟監督:あそこの部分は“ぜひ観た方が考えてください”的なゾーンなので。
自分のなかではこういう展開だというのは明確にあるのですが、あえてそこをわからせる必要も無くて、観ているそれぞれの人が「きっとこういうことになったんだろうな」と思えばそれでいいのかなと思っています。最後のシーンはぜひご自身で考えてもらえたらと思います。
――これからの目標はありますか?
仲村颯悟監督:ジュゴンに会ってみたいですね!
――もうすぐ上映がはじまりますが、ぜひこれからご覧になられる皆さんに向けて、メッセージをお願いします。
仲村颯悟監督:沖縄の本当の日常、沖縄のやぎを食べる文化とか、綺麗な風景とか、この映画にいっぱい詰まっているので、沖縄の人にも県外の人にも楽しめて考えさせる作品にできたと思いますので、ぜひ観てもらいたいですね。
(※インタビュー【前編】を読む)
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(取材: KUWA、取材協力: シュガートレイン)
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