大城志津子の「御年日ぬ唄」

私が今、琉球新報で連載している「島歌を歩く」、色んな方面から意見や問い合わせがあったりするが、本人が喜んでいるということを聞くことほど嬉しいものはない。先月(8月)は上下2回に渡り、大城志津子について書いたが、本人が読んで喜んでいるということを聞いて嬉しくなった。というわけで今回は新聞のコラム「くんちり道」でも触れたが、CD「御年日ぬ唄」について書いてみたい

(ンナルフォン BCY-5 2010)
まず、大城志津子という人がどういう歌手か、ピンとこない人も多いと思う。そう、体格が大きくて三線ならぬ六線弾いて速弾きをテンクテンクと響かす女性歌手。といっても説明しづらい。彼女の代表作品の「朝ぱな」「八重山観光小唄」とかいっても、沖縄民謡に詳しくない人にはやはりピンとこないかも知れない。民謡クラブ「ハンタ原」を経営していた。三線の速弾きをさせたら凄腕で、女性では右に出るものはいない。弟子の数もハンパじゃないほど数多い。言うならば、三線の“女伝道師”というやつか。しかし5年前、体調を崩して30年も続いた店も閉めて、一線から退いて今は後進の指導、といっても師匠クラスを指導しているのですが、に力を注いでいる。

そんな大城志津子の乗りに乗った頃の歌の一つが大城志津子民謡グループ歌う「御年日ぬ唄」だ。人間は120歳まで生きることが可能だそうで、還暦×2を理想としていると聞いたことがある。そんな還暦から120歳までの生まれ年を祝う歌が「御年部ぬ唄」だ。だから数え73や85歳の祝いなどには欠かせない歌だが、デジタル音源がなかった。そして今年の5月にCDが復刻された。何とも雰囲気が御年日のお祝い風ですぞ。原音となったレコードは私が提供しました――蛇足。
●小浜 司の『ryuQ100歌』バックナンバー:
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筆者プロフィール:小浜 司(こはま つかさ)

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