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高良結香インタビュー(2)「ちゃんぷるーで、私は“虹色”。」

高良結香インタビュー(2)「ちゃんぷるーで、私は“虹色”。」
——インタビュー[前編]に続いて、[後編]での話題は舞台表現について伺いたいと思います。
5月の東京公演を前に、先日の沖縄先行発売記念ライブ(@桜坂劇場)が行われましたね。
歌やダンスについての前に、まず“言葉”から伺いたいと思いますが、うちなーぐちでMCしている時と英語でMCしている時、まったく別人のようにスイッチしているようにもみえたのですが、うちなーぐちと英語では感覚的に違うものがあるのですか?


高良結香:特別意識はしていないんですけど、真剣な話をする時や怒っている時は不思議と英語なんですよ(笑)。
強い気持ちをストレートに言いやすいのは英語なのかな、と思います。
そして優しく喋る時は自然とうちなーぐちになったりしているようです。でも自分の中でギヤチェンジしているつもりはないんですよ。
そうやって、ちゃんぷるーされたのがまた自分なんです。小さい頃からアメリカンスクールに通ったりして、いろんなものが入ってきているので自分は“虹色”です(笑)。

レコ発ライブの時は、最初のほうではあまりMCはしないんですよ。前半はストーリーを観て聴いてもらっています。
そういうところでも、CDとライブは全然違うもの(表現)。舞台ではダンサーズがいたり、顔の表情での表現(演技力)もあったりするし。
高良結香インタビュー(2)「ちゃんぷるーで、私は“虹色”。」
——舞台では、またCDだけでは表現できないものが観ることができますものね。
そして、様々なシーンで活躍されているプレイヤーの皆さんの演奏も楽しみなんです。


高良結香:先日の舞台ようにチェロやヴィオラやバイオリンなどのクラシック楽器もありますけど、全体的にはJAZZかな。メンバーは、夜のジャズクラブに行くとみんな居る人たちばかりです(笑)。

——ミュージシャンだけでなく、踊り手には後輩の皆さんも舞台に立ちましたね。

高良結香:一人は引き抜いて来たんですけど(笑)、その他はみんなバレエの後輩達で、私が帰国して沖縄に帰るたびにダンスのレッスンをしています。そう、バレエでしっかりした基礎を身につけているからこそ、そこからモダンやタップやJAZZやHIP HOPなどのダンスにも応用でき、何でも踊れるんですよ。それは自分が実践して経験しているからわかるんです。
その逆のパターン(例えばHIP HOPダンサーがバレエを踊ること)は難しいんですよ。
高良結香インタビュー(2)「ちゃんぷるーで、私は“虹色”。」
——小さな可愛らしいダンサー達もいましたね。オーディションの時のエピソードはありますか?

高良結香:発表会やコンテストは、ちゃんと地道に練習を積み重ねていたら、審査無く受けることができるんですね。
でも、私の舞台に出てもらうときは、“出演できて当たり前”と思ってほしくなくて、まず“本当にやりたいのかな”というのをそれぞれ自分自身で確認させたくて。たとえば“ハングリー精神はあるのか、無いのか”。あの子たちが“どんな表現をするのかな?”と、その点をみたかったんです。

みんなをオーディションを受けさせた時、名前と住所を言うだけでも唇をぶるぶる震わせてね、将来の夢を語らせたらもう声が小さくて、歌も聞こえないくらいになって。
でもみんなそうやって勇気を振り絞ってきている訳だから、オーディションを受けたこと自体に意義があるので、「これはみんな合格でしょ!」と心の中で思っていました。

——最初から全員合格にするつもりだったんですね。

高良結香:実はそうでした。発表会やコンテストは技術力をみる為のものであって、オーディションの場合は技術力はあるのは当然で、その以上の“表現力”をみる為のもの。“どれだけ、自分はみんなとは違うんだよ”というのを出すのかが重要なので、そういう点からもぜひみんなにオーディションを受けてもらおうと思いました。

——子ども達がオーディションを受けた際、印象に残った“将来の夢”についてなどありましたか?

高良結香:バレエ教室なので“夢はバレリーナになりたい”というのはもちろんあったんですけど、“ミュージカルダンサーになりたい”“宝塚にいきたい”“女優さんになりたい”という子ども達の将来の希望を聞くことができて、
「ミュージカルダンサーさんになりたい」だなんて、私が小3の頃なんてミュージカルという言葉もそういう世界も知らなかったのに、今では小さい子ども達にも“あぁ、伝わっているんだなぁ”って。
今まで何年間も子たち達に教え続けてきたのは意味があったんだなって、それは嬉しい事ですよね。今年も2名ほど宝塚の受験を受けたいのだそうです。高3になってからではなくて“今、受験したいから高1でも受けたい”っていう、そういう気持ちが嬉しいですよね。
高良結香インタビュー(2)「ちゃんぷるーで、私は“虹色”。」
——そして次回、4/21(月)のモッズ(北谷町)でのライブでは、一転してアコースティックライブとのこと。それもまたどんな表現で魅せてくれるのか楽しみですね。

高良結香:先日はコザでもアコースティックライブをしたんですけど楽しかったですよ。それに音数がシンプルになった分、歌が通ると思うんです。歌詞や内容もよく伝わりやすくなると思いますし、“もっと近く”に聞こえてくるんではないかなと。
(この日は、比屋定篤子さんと共演)

——またゴージャスなバンドスタイルのほうでは、5/4(日)のシュガーホール(南城市佐敷)と、そして5/12(月)渋谷のクラブ・クワトロ(東京)でのライブが控えていますね。
ぜひ最後に読者の皆さんに、メッセージをお願いします。


高良結香インタビュー(2)「ちゃんぷるーで、私は“虹色”。」高良結香:CDはCDの良さ(物語性や音楽の作り込み)があり、ライブはまたそれとは違うものが音楽的にもビジュアル的にも表現されると思うのでその辺もチェックしつつ、例えばストーリーのある“映画”とか“ショー”を観にきてもらうつもりで、ぜひ遊びに来てほしいなと思います。

※高良結香インタビュー前編「希望のエネルギーがここにある」はコチラ
http://ryuqspecial.ti-da.net/e2031592.html

※最新情報は公式サイトでチェック
http://www.harvest-f.com/takara/

(文+写真: KUWA、取材協力: ハーベストファーム)



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Posted by ryuQ編集室 at 2008年03月20日   21:00
Comments( 0 ) 沖縄の人々
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