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壺屋の魅力、再発見。『壺屋やちむん通り祭り2007』

壺屋の魅力、再発見。『壺屋やちむん通り祭り2007』
高層マンションなどの建設が進み都会化が進む那覇市。その中にある壺屋は昔のたたずまいを残す緑のオアシスでもあり、300年以上に渡り焼き物の町としての伝統を守り続けている町です。そんな壺屋の魅力をもっと多くの人に知ってほしいと壺屋やちむん通り会のメンバーが中心となり『壺屋やちむん通り祭り2007』が11月2日〜4日まで開催されました。今年3回目となる祭りのリポートをお届けします。

今年で3年目を迎えるお祭りは、壺屋の石畳に店を構える35軒のお店が集まった『壺屋やちむん通り会』のメンバーと地元の方々や壺屋焼物博物館、そして壺屋を愛する方々により企画から開催まで行なわれる手作り感あふれるお祭りです。
祭り開催中は無料ロクロ体験も行われ、行列が出来ていました。
ロクロ体験/テレビも取材中
体験100人目になった渡真利さん(小学4年生)は「土を触るのはなんだか変な感じだったけど、楽しいかった〜!」と嬉しそうでした。
ロクロ体験100人目の渡真利さん親子と石畳やちむん通りの風景
地元や窯元の知り合いが集まり手作りのアクセサリーやパンを販売するテントも賑やかです。
手作りパンとアクセサリーに琉球まんじゅう
今年は那覇工業高校の生徒さんが考案した焼き芋製造機を使ったお芋も販売され大人気!
ホクホクした甘〜いお芋はなんと100円!
祭り名物となっている「焼物博物館館長と茶屋すーじ小の翔子ちゃんによる民謡ショー」も2人の掛け合いが楽しく大人気です。

通り会の皆さんの「壺屋さんしんクラブ」も負けじと毎月館長から手ほどきを受けている三線の腕を披露します。館長によると「この教室で皆が集まった事が祭りを始めるきっかけにもなったんです」とのこと。
祭り名物の焼物博物館館長&翔子ライブ&壺屋さんしんクラブ
2日目は、100食限定「壺屋焼の器で食べるおでん」を目当てに長蛇の列が!具のてぃびちは県産にこだわり、祭りの準備と平行してのおでん作りは大変だったそう。通り会の方々の暖かい気持ちのこもったおでんと器のぬくもりの効果で、ご近所の方や観光でいらした方は一緒に食べながらみんな笑顔になっていました。30分も経たないうちに完売です!
このボリュームで350円。おでんを待つ長蛇の列
残念ながらおでんを食べられかった人たちは路地(すーじ小)に流れていきます。後をついていくと「釜焼きピザ」の看板が!普段は器などを焼く釜がこの日は「ピザ釜」に変身していました。クリスピーな食感と熱々のチーズがとろけておいしそう〜!1ピースがとても大きいので満足の一品です。お店の庭で地域の方が大切に守っている古い町並みや緑の町並みを眺めながら、皆さんゆっくりとくつろいでいました。
ピザ
石畳のやちむん通りでは、地元真境名迪子琉舞道場の琉舞、壺屋シーサー太鼓や華鳳会の旗頭を始め、大道芸や沖国大「浦風」によるエイサー演舞、この祭りの為に福島から駆けつけてきた鈴木さん、中村さんと育陶園窯元によるひょっとこ踊りなどさまざまな演舞が行われました。
地元壺屋・華鳳会の子供旗頭など
今回はうるま市の窯元つながりで兼箇段自治会の子供たちによる獅子舞も披露されました。地区の神獅子と同様に作られた獅子に見ている子供たちはおっかなびっくり。獅子を操るのは昔から獅子舞にあこがれていたという仲嶺さんと名嘉真さんの女子中学生2名です。棒術との迫真の演技に拍手が沸いていました。
小学生が操る子供獅子も、ジュースを飲むマネをしたりと愛嬌を振りまいていました。
兼箇段自治会の皆さんと獅子舞
今回演舞の時間に交通規制を行いましたが、その時誘導係などで活躍していたのが「NPO法人まちなか研究所わくわく」のボランティアメンバー達。
日ごろお世話になっている壺屋の為にと、期間中ずっと縁の下の力持ちで頑張っていました。

その合間に壺屋焼物博物館のボランティアガイドによるう壺屋の窯元めぐりや壺屋まちめぐりも行われました。
ここで与那城町の体験セリ取材で出会った益さん親子に再開!ネットでチェックしてお祭りにこられたそうです。
壺屋ツアー
壺屋まちめぐりに参加された皆さんはガイドの宮崎さんから、1682年(天和2年)に琉球王府が美里村の知花、首里の宝口、那覇の湧田にあった3つの窯場を壺屋に統合し、焼き物の拠点とした事や戦後那覇で最初に復興した町であった事など、壺屋の歴史の話を興味深げに聞いていました。

今回のお祭りには那覇市長も飛び入り参加し、お年寄りと一緒に歌や踊りを鑑賞したり、カチャーシーを踊っていらっしゃいました。
祭り実行委員長の高江洲啓子さんは「通り会や地元の人が集まり、いろいろ試行錯誤しながら行う手作りの祭りです。緑に囲まれた路地(すーじ小)をそぞろ歩きながら初めての方、リピーターの方が壺屋の素敵な所をたくさん見つけてくれたらうれしいです」
と話され、通り会会長の新垣紀美江さんは「壺屋は伝統ある町でもあり、祭りに参加してくれた方々のような素晴しい人も沢山いる町。もっと広く壺屋の町の魅力をアピールして次の世代に引き継いでいきたいですね」と話されていました。
祭り実行委員会会長と、市長も駆けつけカチャーシー
「ひょっとこ踊り」では福島のみかんを皆さんに配り「福」のおすそ分けがあったり、兼箇段自治会の獅子舞では獅子が沿道の人々に近寄り「福」を授けていました。
実行委員長の高江洲さんの「この祭り、そして壺屋に訪れた方々すべてに福(幸せ)が訪れますように」というアナウンスが流れ、とても暖かい気持ちになりました。伝統を守り続け、皆に愛される壺屋の魅力はまだまだ沢山ありそうです。
大黒様や獅子舞から福をもらう

昨年のカーミスーブ※お知らせ:
11月22日(木)〜25日(日)まで壺屋小で『第28回壺屋陶器祭り』が開催されます。
陶工さんが紅白に分かれ技術と速さの腕を競うカーミスーブなども行われます。こちらも足を運ばれてみては如何でしょう。
問い合わせ:壺屋陶器事業協同組合・TEL098-866-3284
(駐車場はありませんので、バス、タクシー、モノレール等でご来場ください)

(レポート: Yoko Kosuga、編集: KUWA)

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Posted by ryuQ編集室 at 2007年11月22日   00:00
Comments( 0 ) 暮し生活
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