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U-DOU & PLATYインタビュー

U-DOU & PLATYインタビュー
——沖縄でレゲエやるのってリアルだなあと思えるのは、ジャマイカとか共通する所があるのではないかなと思うんですよね

U-DOU & PLATYインタビューU-DOU:そうですね。気候とか、政治や歴史的バックグラウンドみたいものもそうだし、あと人間性も近いものを感じますね。
例えば、最初のうちは閉鎖的なんだけど、付き合っているうちに人懐っこくなってくるのも似てるかなと思いますし。
ジャマイカも沖縄も島国であって、“ニューヨークが東京”なら“ジャマイカが沖縄”ってカンジですね。

——そんな風に“沖縄でレゲエってリアル”だなぁと思えたりするんです。でもそれだけでは無いのがU-DOU & PLATYの表現力とバランス感覚

PLATY:それはありますよね。
レゲエミュージックは元々から反逆の音楽でもあるので、社会風刺などから始まって、やっぱり問題提起はなくてはならないかなと。沖縄はいろいろ問題がいっぱいありますから。
でも、そればっかりでもね。
だから色んなシチュエーションに合うようにバランスを考えています。

U-DOU:僕たちの歌のメッセージはストレートですよね。
難しくいかずに、わかりやすくストレートに響かせようと。

PLATY:そして、最後に“愛”なんですよ(笑)。

U-DOU:愛と勇気ですね(笑)。それが大事です。

——リリックがウチナーグチ(沖縄方言)ですよね。全国のレゲエーシンガーの中でも地元の方言で歌いきるのって、稀少ですよね?

U-DOU:ゴリゴリに最後まで方言で歌うのは、他には無いでしょうね。
関西弁とかで歌ったとしても割と理解しやすい言語ですよね。それに比べたら、沖縄の言葉はわかりにくいかもしれません。
でもそれが、自分たちの地元の“コトバ”で、それが“オリジナル”だし。

PLATY:自分たちにしか表現ができないものなので、やっぱり地域密着型でいかないと。
レゲエって外国の音楽だけど、地元沖縄のみんなにも親しんでもらいたいし。
何より、“沖縄に誇りを持って”もらいたいから“沖縄の言葉で歌う”というのもありますね。

でもそればっかりだったら、本土に行った時に理解してもらいにくいかもしれないから、標準語の歌詞も用意したりとかMCで伝えるようにしたりとか。

U-DOU:割合的には、ウチナーグチと標準語の比率が50:50という感じですかね。

PLATY:そのほうが、よりメッセージが伝わりやすいんじゃないかなぁと。
興味を持った人は、歌詞カードとかもみてくれたり。そこで何を言っているのかが分かってくると、また面白さが違ってくると思うし。

U-DOU:ユープラの沖縄テイストが好きな人がレゲエを好きになってくれるキッカケにもなってくれるかもしれないし、
レゲエファンがこのCDを買って沖縄の事を好きになってくれるかもしれないですよね。
U-DOU & PLATYインタビュー
——最新アルバムのタイトル名『BUSS UP』についてですが

U-DOU:1stアルバムが『Vibes Up』(M&Iでポニーキャニオン)、2ndが『Big Up』(Victor)、3rdが『BUSS UP』(AvexのRiddim zone)なんですが、三作とも“Up”ってつけているのは、“U-DOU & PLATY”の頭文字からもとっているんです。
ちなみに、“BUSS UP”については、レゲエの現場で“爆発するように盛り上がる”という意味なんです。

PLATY:先行して発売されたミニアルバムのほうはイケイケっぽいのが多かったですけど、好きな人はアルバムまで買ってくれるので、それに応えるように、マジ話から感動できるストーリなども今回収録したんです。

例えば、4曲目で歌った『♪童神』(歌・神谷千尋をフューチャー)って、ふつうは子どものことを歌った名曲だけど、僕らは、かぁちゃんに感謝を届ける歌にしたいと思ったのと、15曲目の『♪Dear My Son』は、子どもを歌った歌だったり、18曲目の『♪何のために』は愛しい人へ贈る歌だったり、“愛”ですね。

U-DOU:12曲目の『♪Catch The Dream』や14曲目の『♪Ole !!!』とか、これが“勇気”。
それから、新録が10曲くらいあるので、そのあたりも聴き所ですね。

PLATY:5曲目『♪ウチナーンチュ in TOKYO』などは、大きな夢をひっさげて都会へと上京してゆく沖縄の人を歌ったものなので、共感を持ちやすいと歌だと思いますね。

U-DOU:“大きな夢を持って都会にゆくけど、でも故郷のことは忘れていないよ。ホームシックになることもあれば、それを乗り越える時も来るし、でも、ホームシックを乗り越えてもやっぱり会いたい島の人”というような歌ですね。

——その5曲目は、西表島出身の池田卓さんが歌と三線をされているんですね?

PLATY:僕と彼は同い年なんですよ。
僕らが書いたリリック(詩)を卓君に渡して、そこから膨らんで返ってきたものにライム・韻を踏んで、そこからトラック・メイキングしていってという感じで、みんなで作り上げてゆきましたね。前作にないテイストで音も聴きやすいですよ。

——今回またゲストミュージシャンも多彩ですね

U-DOU:歌がスゲエうまい沖縄民謡界の若手唄者・神谷千尋とか、KEN-JAYさんやTAKUJI a.k.a. GEETEKが参加していますし、
そして、19曲中12曲をジャマイカの凄腕・スティーブン・スタンレイがミックスダウンを手掛け、ドラマティックな仕上がりになりました。

U-DOU & PLATYインタビュー——そのほか、今作の注目点としては?

PLATY:8曲目『♪バチクァイ』はU-DOUの初のソロが収録されていますし、次の9曲目『♪操り人形』は僕のソロが入っているというのも今までには無い聴き所ですね。
16曲目の『♪U's Bar』は、U-DOUがBarの店長という設定の歌だとか、アルバムならではの楽しみ方がふんだんにありますので、お楽しみに。

——最後に一言ずつ読者の皆さんにメッセージを

U-DOU:このCDで“BUSS UP!!”して、現場(ライブ会場)に足を運んでくださいね。

PLATY:沖縄出身ということで、これからも“血の通った音楽”を提供できたらと思っていますので、よろしくお願いします!

(文+写真:KUWAこと、桑村ヒロシ

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Posted by ryuQ編集室 at 2007年08月31日   00:00
Comments( 0 ) 沖縄の人々
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