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NUUインタビュー[前編]

NUUインタビュー[前編]
NUUの新譜『縫う』は手縫いのような温かみを持ちながら、自主制作アルバムとしては驚くほどの参加メンバーの豪華顔ぶれ。共同プロデュースにはショーロクラブの笹子重治さん、ゲストミュージシャンにはハナレグミ、クラムボンの原田郁子など多数参加。「こんなアルバムを作りたいと思ったのは自分自身だから」と本人の思い通りに作れているところなど、自主制作のいい面を最大限に活かしたNUUの音楽とそして彼女の唄の魅力。日常の中から幸福感をもたらすNUUの世界を、計2回にわたってお伝えしてゆきます(本日前編を公開)。

——活動10年目にして、NUUさんは『縫う』というタイトルの新譜をリリースされるということで、NUUさんの集大成の時なのかなとも思ったのですが?

NUUインタビュー[前編]NUU:ほかの人からもそう言われて「あぁ、そうか」とも思ったりもしますけど、私としては「自分の集大成で私の名前で出しました」というのはなくて。
この『縫う』というタイトルは3枚目のアルバム『唄波』に収録された曲名にもあって、
“唄は糸となり 心と心を縫う ありがとう”という歌詞で、その“心と心を縫う”がこのタイトルになっているんですよ。

そもそも私の芸名の“NUU”ですが、アフリカの水牛(GNU)ですかとか、フランスのNOUSですかとか、ウチナーグチのぬぅーですかとか、日本語では、縫う。などと、色々聞かれることもあるんですが、名前のNUUは本名のイニシャル“N”と自分以外の人や物すべてのあなた“YOU”を“U”に置き換えて、私とあなたがいて初めて唄を歌えるNUU(ぬう)になれるという意味なんです。

ではなぜ、このタイトルをアルバム名にしたかというと、私が唄っていくことで、リアルに“人と人がつながって”ゆくんです。また繋がった人同士が、私にまた新しい出会いを下さったり、唄がきっかけで縁が“糸と糸のようにつながって”いくんですよね。それでこのタイトルにしようと思いました。

——その偶然を越えたような繋がりをはっきりと感じるようになったのはいつ頃ですか?

NUU:とくにここ最近、そう思えるようになってきましたね。
3rdの『唄波』の頃からでしょうか、「この人と、一緒に音楽をやってみたい」と思った人たちと、それが現実になっていったり。

というのも、実際に「この人たちとやってみたいんです」とコトバにして出した時のエネルギーというのは、相手にすごく伝わって回ってゆくんですよね。

例えば、心からファンでもあったSAKURAさんやハシケンさんとかの出会いもそうですし、ショーロクラブの笹子重治さんともそうですね。ハシケンさんとは前作『あかり』でご一緒させて頂くことが実現しましたし、笹子さんには今回プロデュースをして頂くことになりました。

——その喜びも、6曲目の『スープ〜』のようにコトコトと…

NUU:煮えたぎっていますね(笑)。

——煮えたぎっちゃっているんですか(笑)。でも、食べ頃なんですよね?

NUU:いつだって食べ頃ですヨ(笑)。
そうやって夢だったのが、気持ちを声に出すことで本当に出会いが生まれ、カタチとなって実現してゆくようになりました。

——そして“縫う”というコトバのように、手縫いの温かみが感じられますね

NUU:この作品を誰かに作りなさいと言われた訳ではなくて「この作品を作りたい」と言っているのが自分自身なので、やりたいことを一緒に作りたい人たちとやれているので、たぶんそんな雰囲気になるんだと思います。

——6月にアルバムを出すのは初めてのことですよね?

NUU:6月17日が誕生日なんですよ。そういう大切な月でもあるので。
そういえば、気がつくと冬にアルバムを出していることが多いんですよネ。

——そういう季節に“ほっ”とする唄と歌声なんだと思います

NUUインタビュー[前編]NUU:もし冬だったら、ジャケット写真の雰囲気もまた変わっていたんじゃないかなと思っています。

——このジャケット1枚の表現で、その中に収録された世界観をイメージさせてくれるというか。唄が聴こえてきそうですね

NUU:この虹色の傘は、普段から使っている傘なんですヨ。

——梅雨時期の6月を楽しんでいる感じがしますね

NUU:そうなんですよ、正解です(笑)。
雨の時っていうと、皆さん憂鬱になるっていうか下向きがちで歩いていますけど、この傘が好きなんで、雨の日になったらいつでもどこでもさして歩きたいんですよね。

以前、台湾にキャンペーンで行った時に気づいたのは、雨の日に台湾の人たちがこっちのビニール傘的にみんな“虹の傘”を使っているんですよ!
台湾って曇っている日も多くてグレーなんですけど、みんながいっせいに虹の傘をさしているのを見て、
「あぁ、なんて、ハッピーなんだろう〜!」って思って。
NUUインタビュー[前編]
NUU:雨の日にこそカラフルな色っていいですよね。
浮世絵とかみていると昔の人はたくさんの色彩を使っていたみたいですけど、現代は色味が少ないですよね?

——日本の車をみてもそう思いますよ。圧倒的に白(無色)が多いというか

NUU:服も黒とか多いし、傘も無色のビニール傘だったりして。

そんな雨の日だからこそ、いろんな色をもっていてもいいなぁと思って。虹色の傘をさすと、本当に楽しくなるんですヨ(笑)。

——虹色の傘、男性はどうでしょうネ

NUU:男性でこの傘をさしている人がいたら、その時点で大好きになっちゃいますね(笑)。
NUUインタビュー[前編]
雨の日だって傘ひとつで気分をハッピーにできる。そんな身近なハッピーがいっぱいのNEWアルバムについて、そのNUUさんの唄で感じる“幸福感”のお話をもっと聞いてみたいと思いました。
インタビュー後編は明日も続きますので、どうぞお楽しみに。
(つづく/インタビュー後編へ!)

(取材:KUWAこと、桑村ヒロシ)


タグ :NUU縫う唄波

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Posted by ryuQ編集室 at 2007年06月12日   00:00
Comments( 0 ) 沖縄の人々
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