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いよいよ６月27日(土)から全国上映される長澤まさみさん主演の最新映画『群青　愛が沈んだ海の色』。沖縄が舞台となった映画への出演はこれで３本目となり、13歳でデビューしてから沖縄には毎年来ているという長澤まさみさん。沖縄とはとても縁があるのが嬉しいと、御自身も沖縄が大好きだそうです。
このほど沖縄県から「美ら島沖縄大使」にも任命され、今後益々沖縄のＰＲにも活躍が期待されています。

——「美ら島沖縄大使」任命おめでとうございます。記念品でかりゆしウエアや名刺、魔除けのシーサーなどが贈られましたが、「かりゆしウエア」はどんな時に着てみたいですか？

長澤まさみ：お休みの日に着て楽しみたいですね。

——沖縄が大好きと伺っていますが、これから沖縄でやりたいこと、また見学したいところなどあげるとしたら？

長澤まさみ：沖縄の観光地はいろいろ見学しているので、これからは文化に触れる機会を増やしたいです。

実は映画『群青　愛が沈んだ海の色』では沖縄の方言を使わないのですが、私自身は沖縄の方言に興味があり、好きなんです。特に優しい響きの「しましょうね〜」など好きですよ。

——それではぜひ「しましょうね〜」でひとこと。

長澤まさみ：みなさんへ、「沖縄に来ましょうね〜」。

——今回の撮影が行われた渡名喜島や離島への訪問は初めてでしたか？

長澤まさみ：映画『深呼吸の必要』の時に宮古島で撮影がありましたので、沖縄の離島にはこれまで宮古島と今回の渡名喜島に行っています。

——初めての渡名喜島の印象はいかがでしたか？

長澤まさみ：車で一周まわった時、わずか10分ぐらいで１周できてしまい、こんなに小さい島なのかと最初はびっくりしましたけど(笑)。
自然は素晴らしく、渡名喜島には那覇などではみかけないフクギ並木があり、とても印象的でした。昔から沖縄では台風などの防風林として風除けにフクギを植えてきたそうですが、渡名喜島のフクギ並木はとても綺麗で心に残りました。

——今回の群青の撮影で思い出深いシーンをあげるとしたら？

長澤まさみ：上原一也役の良知真次さんが“とぅばらーま”という曲を歌うシーンがあります。石垣島に昔から伝わる恋の歌だそうですが、私の出身地(静岡)ではこうした昔からの歌を聴いたことがないので、沖縄ならではの伝統的な歌が入り、とても印象に残るシーンになったと思います。

——役作りに苦労されたとお聞きしましたが？

長澤まさみ：役どころの凉子は精神に深い闇を受け心の病気になってしまうのですが、私自身はそうした病気にはなったことはないので、凉子としての役作りに際し、どうして凉子という人が、なんで、大事な人の死に対して、なぜそうなったのかと悩む想いを、私ならどうなのかと考えました。凉子の心は、実は病気になりながらも、なぜなのかを知ろうと前向きに生きているのです。そうした心の想いを表現することを大事にしました。

——映画では家族愛も大切な要素だと伺っています。映画を通して家族について感じることはありましたでしょうか？

長澤まさみ：島の人たちの家族的な優しさも描かれていますが、普段の生活・プライベートでも映画でも、人は「周囲の方々の支えあってこそ」ということは同じだと思います。大事なことを感じていただければと思います。

——『群青』をこれから見る方々にメッセージをお願いします。

長澤まさみ：島の風景の美しさ、人の優しさ、温かさなど沖縄の良さがつまった作品です。
映画を観て、この物語から何かをそれぞれの方に感じてもらえたら嬉しいです。

※監督インタビュー記事はコチラ→

映画『群青　愛が沈んだ海の色』は６月27日より全国一斉ロードショー公開です。
沖縄県内では、シネマQ(那覇市) MIHAMA7PLEX(北谷町)で上映されます。
※詳しい情報は『群青』公式ＨＰをご覧ください。

映画『群青　愛が沈んだ海の色』公式ＨＰ
http://movies.foxjapan.com/gunjou/

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（文: 吉澤直美、編集: KUWA）
（取材協力: 20世紀フォックス、(株)スキップ、(株)ブレーン沖縄）