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南島詩人・平田大一:シマとの対話・第38話『グスク』

第38話『グスク』(南島詩人・平田大一)
〜沖縄の過去と未来について考えるとき、僕はシマと対話する。シマとは、僕にとって老賢者のような存在〜『シマとの対話』第38話。

南島詩人・演出家として活躍する平田大一。県内外を縦横無尽に走り抜け、骨太な活動を続ける日々の中で、思索の森を歩き、刻む、真実の言葉たち。
(毎週水曜日更新)
南島詩人・平田大一:シマとの対話・第38話『グスク』
天に向かって広げた手は
風の行方をさがしていたのか、
そこにただ屹っているだけ、
それだけで天とつながる。

古の者よ
この地にどのような
志を興したのか!

シン!と一人
「静寂」の中、佇んで
グスクの真ん中に立っている。

誰が手向けたのか
線香の煙
空気の流れを
教えるかのように
木々の間から見える碧い空へ
昇って消えていった。

古の志
古の情熱
古の夢

感じて
僕は、今を生きる。

聖地は何ゆえ
聖地であるのか

地の持つ力ゆえ
祈り満ち溢れるがゆえ
人の念い天に届くゆえ
あるいは!
古の夢「今」も生きるがゆえ。

風が吹く。
蝉が鳴きやみ
気がついた。

「静寂」などではなく
実は蝉の大音声の
中にいたこと。

気がついて
ぐるり
城の址を見渡した。

我が胸の中の聖地と
共鳴する
この地から
新たなる志を発信する。

その真ん中には
そう、いつも、
「人」がいた。

天のカタチをした
「人」がいた。

人ありて
廃墟はグスクに
なるだろう。

束の間の「静寂」を破るかのように
蝉!
また吼え始める。

南島詩人・平田大一

第38話『グスク』(南島詩人・平田大一)
Profile
平田大一(ひらた・だいいち)
南島詩人・演出家・那覇市芸術監督
1968年11月7日沖縄県竹富町小浜(こはま)島生まれ。

進学先の東京で、アートユニット「I・N・U」に参加、自作の詩を朗読する舞台活動を開始。卒業後は生まれ島「小浜」に戻り、アーティストへの楽曲・詩の提供、実家の民宿を拠点に「キビ刈り援農塾」をスタートさせるなど、地域と文化に根ざした幅広い活動を行う。
2000年から与勝地域の子供達による現代版組踊『肝高の阿麻和利』の演出を手がける。
2005年3月に勝連町・きむたかホール館長を卒業、4月11日に有限責任中間法人TAO Factoryを立ち上げ、代表理事に就任。同年、那覇市芸術監督に就任。
うるま市、浦添市、八重山、金武町、那覇市、5つの地域の子供たちのための舞台を手がけるほか、毎年、新作舞台を精力的に制作。沖縄県内はもとより、県外、国外にも支持者を増やしている。
代表作に現代版組踊『肝高の阿麻和利』、現代版組踊『大航海レキオス』など多数。著書は詩集『南島詩人』、『歩く詩人』(冨多喜創)。

・平田大一ブログ『シマとの対話』:
http://hiratadaiichi.ti-da.net/


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Posted by ryuQ編集室 at 2008年07月23日   09:00
Comments( 0 ) 南島詩人・平田大一『シマとの対話』
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