新春 飛び安里凧上げ大会 (前編)
<正月の風物詩・凧あげ>は全国各地でもみられますが、沖縄も昔から凧文化があります。
しかし、沖縄もだんだんと都市整備が進み、電線や高圧線などのために最近は、凧あげが規制されて出来ない地域(例:沖縄本島の那覇市内一部の地区など)も出てきているようです。
そうした中、毎年1月3日には誰でも参加できる凧上げ大会「新春飛び安里凧上げ大会」が南風原町(はえばるちょう)の黄金森公園陸上競技場で行われ、たくさんの人が参加する人気と聞き、取材にいってきました。
そもそも、南風原町には大会の名前にもなっている“飛び安里”と呼ばれた青年が、その昔、アメリカのライト兄弟よりも100年以上も前に空を飛んだという伝説があるのだそうです。
この「飛び安里」は、鳥の羽のような羽ばたき機を作り、空を飛んだといわれており、その偉業を讃える顕彰碑も町内に立っています。
その「飛び安里」が大空に舞いあがろうとした勇気、夢に向かってチャレンジしたゆかりの地として、歴史人物や地域に気軽に親しみながら、家族や仲間とふれあい、交流を楽しみ、新年の新しい夢や希望を凧に託して大空へ羽ばたかそうと“凧あげ大会”が行われているのです。
毎年県内各地から、凧愛好者はもちろん、家族そろっての正月遊びにもかかせないというお馴染みさんや、親戚一同の新年会を兼ねた団体参加や友達仲間などと誘いあって参加など、多くの人たちが各々に楽しんいます。
この大会のために、毎年工夫をこらした手作り凧を作り、参加する方も多く、次々と自慢の凧を空へあげていました。
高く、高く、長い時間いかに美しくあげていられるかなど、さまざまに風を読み、糸を操る姿はなかなか真剣です。
今年は地元南風原町はじめ、那覇市、浦添市、嘉手納町、遠くは名護市からなど、約300人も集りました。
大会参加は無料です、どなたでも気軽に参加できます。
市販の凧や、自分で作った手作り凧を持参して、それぞれが好きなようにあげることができるのが魅力で、普段家の近くでは規制されてあげることができない地域の方などは、凧を、思いっきり凧上げが出来るのが嬉しいと、空高くあげようと、お子さんと一緒に家族みんなで参加するかたもたくさんいました。
デザインや絵柄もいろいろあり、大きさも実にざまざま。観るだけでも面白いものです。
今年の干支「ねずみ」年の絵柄を描いたものや、伝統の沖縄凧を手作りして参加のかた、連凧をあげるかた、市販のアニメキャラクターの凧などがあがり、空はどんどんカラフルになっていきました。
(後編に続く)
(文+写真: 吉澤直美、写真+編集: KUWA)
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