ryuQ 特集ページ

県外にある全国各地の沖縄料理店約700店舗あまりを紹介する『全日本うるまガイド』(税込1,000円)が、このほど発売になりました。
この本には北海道から東北、関東、中部、関西、九州まで、各地の沖縄料理店が紹介されています。

取材、執筆、編集したのは東京都に住む大城朝夫さん。ほぼ自費で食べ歩き、時には仕事の合間をやりくりして、夜行電車で取材に往き、その夜のうちに東京へとんぼ返りすることもあるなど、強行取材も少なくなかったといいます。

大城さんは、沖縄料理ブームに先駆け、東京都内近郊の沖縄料理店を紹介した『東京うるまガイド』を1998年９月に出版して以来、精力的に取材を続け、『関東うるまガイド』『東日本うるまガイド』と沖縄ファンの声に応え、これまでに沖縄料理店ガイド本を３冊発刊。
今回は５年ぶりに、渾身の取材により念願だった全国版の『全日本うるまガイド』を完成させ、発売になりました。

大城さんに感想を伺うと、
「沖縄料理店もこの10年余りの取材を通して、さまざまに時代の変化をみてきました。始めた頃はまだまだ昔からの沖縄ならではのアンマーの店が多く、家庭的な沖縄料理キャリアを活かした経営店が多かったですが、今では、経営者が若い人や、沖縄出身者に限らなくなってきています。また泡盛全種類が県外店でも飲めるなど泡盛を揃えることを競う時代もあったのですが、現在は厳選された泡盛やこだわりがみられます。
またチェーン店の沖縄料理店が増えているのが最近の特徴に感じています。全国の沖縄料理店から見えてくるのは、沖縄の流通がだいぶ広がったことや沖縄食材の人気度など、面白い経済指数まで感じてきました。でも、こんなにも沖縄料理店が各地に登場するとは予想もしていませんでしたから、半ば意地で全国網羅しました」と、苦労しながらも達成感に笑顔を見せていました。

たった一人で自費で全国を飛び回り、取材して完成させた『全日本うるまガイド』には、あそこにも、ここにも沖縄料理店があり、出身地や名前をみて尋ねてみたくなる店も発見できそうです。

大城朝夫さんは東京に暮らしながらも、沖縄空手道剛柔流指導員の資格や沖縄古典三線、太鼓をたしなむ他、一級建築士の腕を活かして、銀座わしたショップや東京近郊の沖縄料理店の施工も多数手掛けることで知られています。

また５年前からは、“大城”という名前の縁を深めようと名前にちなんだ仲間の会『大城会』まで立ち上げてユニークな模会活動をするなど、公私共に幅広く沖縄と関わり、東京沖縄県人会副会長、板橋区県人会会長も務めています。

ついに沖縄料理店巡りもこれで完成ですね、今後の豊富は？と伺うと、
「全国各地に次々登場する沖縄料理店をできるだけ追いかけ続けて取材してきました。でも、どうしても行けなかった店もあるので、この出版で終わりのつもりでしたが、完成したとたん、もっと極めたくなっています。みなさんにもこの本を手に全国にある沖縄料理店を食べ歩きを楽しんでもらいたいです」と、さらなる夢を広げているようでした。

この『全日本うるまガイド』は、全国のわしたショップ、コンビニ、書店などで販売されています。


※『全日本うるまガイド』(税込1,000円)
（発行人・大城朝夫、発行・(有)ジュネット）

※ ５名様に読者プレゼント中！
（応募は↑コチラからどうぞ）