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新春・北部大闘牛大会

新春・北部大闘牛大会
2009年丑年のスタートにふさわしく、干支の縁起にあやかろうと、元日、毎年恒例に行われている『新春北部大闘牛大会』にryuQは行ってきました。

新春・北部大闘牛大会会場は沖縄県北部、今帰仁村(なきじんそん)闘牛場。沖縄としては冷え込みが厳しく、寒風に震える気温13度の中で開催となった大会でしたが、闘牛ファン、家族連れ、観光客など約600人もの大勢のお客様が入場! 噂に聞いていた闘牛の人気は、寒さなど関係無いとばかりに、観客席いっぱいに埋め尽くされました。

新春・北部大闘牛大会この元日大会は、毎年闘牛としての大会デビューを飾る牛も出場するのが見所のひとつ。熱心な闘牛ファンにとってはデビュー戦がどんな展開になるのかをチェックするのだといいます。また各々の闘牛たちが今年一年どんな取り組みをするのかを予想を立てるにも、元日戦は大事なスタート戦になると、目を光せて観戦するのだそうです。

新春・北部大闘牛大会ところで沖縄の闘牛はスペインの闘牛とは違い、牛と牛の闘いです。ですが牛同士が殺し合うのではなく、どちらか一方が戦意を失えば試合終了。
判定ポイントは、敵の牛におしりを見せて逃げたら負け。また闘うのをやめてしまうとこれも当然負です。また試合の途中で柵の方へ逃げ出してしまうとこれも負けで、勝負終わりとなります。

新春・北部大闘牛大会また、特徴的な沖縄の闘牛のルールは、スタートの仕方にもあります。
牛は勢子(せこ)と呼ばれる闘牛士と入場し、両牛の角と角を突き合わせて組ませてから闘牛の試合がスタートとになるのです。しかし相性やタイミングがうまくいかずスタート前の大事なこの角合わせに時間が掛かることもあり、牛の闘志を鼓舞させようと勢子(せこ)が大きな掛け声を何度もかけることもあるのでした。

新春・北部大闘牛大会大会ではおおかた10組〜13組の取り組みが組まれますが、今年の元日大会は10組でした。どの大会でもまずは番付の低い順から(軽量級)からレースになり、次第に重量級のレースとなり迫力や技など見どころ満載で展開し、その日最後に行われるのが横綱戦で、一番の大物対決。これを見逃してはならならないという注目のレースとなります。

今年の元日大会は地元・今帰仁村で育てられている体重が1トン級の横綱牛の対決が組まれ、大注目! 地元同士での対決とあって大応援団も駆けつけ、声援も飛びかい、大勝負で沸かせました。また闘牛で伝統ある徳之島からの名牛の出場や、北部大会開催ならではの名護市内同士の牛対決(屋部VS安和)なども注目戦となり、中には30分近い粘りをみせる長い取り組みになるものや、わずか数十秒で勝負が決まるものなど、さまざまな10組の熱戦に、客席からは指笛や歓声、声援が響き熱戦を楽しみました。
新春・北部大闘牛大会
新春・北部大闘牛大会沖縄県闘牛組連合会・大里一雄事務局長に伺うと「5、6年前だったか、やはりこの元日の今帰仁大会は寒い日がありましたよ。途中確か霰(アラレ)も降りましたが満席のお客様は席も立たずに観戦を楽しんでいました。この元日の今帰仁での闘牛は他の大会とは違う特徴がありまして、正月休みに帰省して故郷で過ごす地元出身者が家族で観戦したり、観光客や女性客がとても多いです。ここの会場は、昔ながらの闘牛場の親しみやすいムードがありますから、雰囲気も好まれて闘牛ファンも遠くても観戦に来ます。早めに会場に来てお弁当食べながら待つグループもいたりしますよ。
一年最初の日の開催ですから、欠かさず毎年見に来て、新年スタートの活力にしたり、縁起担ぎに大変喜ばれています。今年はすべての取り組みが牛の個性を活かしたいいレース展開でした。闘牛大会としてもいいスタートとなりました。正月恒例三日連続開催に続き、これから旧正月大会もすぐありますので、丑年でもありますから、ぜひ闘牛大会も多いに楽しんでいただきたいと思います」と笑顔で話してくださいました。

新春・北部大闘牛大会神奈川県横浜から、この闘牛観戦を目的に沖縄へ正月旅行に来たというご家族がいらっしゃいました。念願の闘牛観戦をされた感想を伺うと、「牛の迫力に興奮しました。すばらしい闘牛大会に感激で満足です。牛の新しい魅力に惹き込まれました。闘いで怪我して血が出たりする牛も涙を流しながらも勝負を続けるのもみて、粘り、闘志に感動しました。また見に来たいです」と、とっても満足されたとのことでした。

新春・北部大闘牛大会また正月三が日は毎年3日連続で欠かさず観戦しいるという城間玲央くん(読谷村・小5)に会いました。なんと2歳のときから闘牛好きで、いつもおじいちゃんと一緒に観に来ているそうです。
感想を聞いてみると「今年はとっても寒い元日大会だけど、牛は寒いのが好きだからいい動きで面白かったよ。闘牛がとっても好き。これからもずっと闘牛を観に来ます」と笑顔で答えてくれました。「将来は闘牛士になっているかも」という玲央くんは目をきらきらと輝かせていました。

丑年にあやかり、2009年の闘牛大会は益々飛躍注目です。

新春・北部大闘牛大会闘牛大会には旧正月、旧盆大会、夏場はナイター開催など、年間に約50回ほど開催されています。地元のかたはもちろん、沖縄旅行でも、ぜひその魅力を一度体験してみませんか?

【次回開催予告】
『旧正月準全島闘牛大会』
☆2大タイトル優勝旗争奪戦☆

日時:2009年2月1日(日)午後1時開始
会場:石川多目的ドーム
主催:石川闘牛組合

※各闘牛大会の開催日時のご案内は下記HPを参照ください。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~office21/

(文+写真: 吉澤直美、編集: KUWA)
(取材協力: 沖縄県闘牛組合連合会、今帰仁村闘牛場)


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Posted by ryuQ編集室 at 2009年01月06日   09:00
Comments( 0 ) 観光・レジャー
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