2008年07月04日
巨匠ダリが海洋博で発表した沖縄の宝。再び上陸!

ダリの伝説の沖縄作品世界的芸術家の巨匠・ダリが、沖縄のために製作したという伝説の作品がありました。
「第二次世界大戦に戦場となってしまった沖縄に思いを馳せて、二度と世界に戦争が起こることが無いように」
そのような祈りを込めて作られた彫刻作品が『SUN GOD RISING IN OKINAWA』。“沖縄の海からあがる太陽の女神(神)”です。
1975年開催の沖縄海洋博覧会にて発表されました。
なんとか再び、沖縄の地に戻したい
そしてダリのその作品が、30年以上の歳月
を経てスペインで見つかりました。
所有者は、キロス伯爵。
紋章には「神の下にキロス家在り」
とも印されている名家のキロス伯爵でさえ、ダリの作品を所有し続けることが難しく、
このままではやむを得ず香港の財閥に
作品が売却されてしまう寸前のところにいます。
沖縄から有志が集い、
「なんとか再び、沖縄の地に戻したい!」。
『ダリを沖縄に持ってこよう!!』推進委員会が2006年に発足、
2007年オープン予定の県立美術館にも作品を紹介したのですが、
予算的に合いませんでした。
売却予定価格が1億6千万円と、かなり高額なため、
とても一つの団体や企業や自治体だけでは購入できそうには
なかったのです。そして一度は断念してしまう事に…。
「しかし、このチャンスを逃してしまうと、あと1000年経っても、
沖縄に『SUN GOD RISING IN OKINAWA』が戻って来ることは
きっともう無いだろう。」
『沖縄ダリプロジェクト』はスペインのキロス伯爵に再び交渉、そして、その熱意は通じました。「3カ月間のみの期間限定」ではありますが、沖縄へのリースを許諾してもらうことができたのです。
33年ぶりに、再び、海洋博公園に戻ってくることになったのです!
期間限定で里帰りするダリ作品。沖縄の宝に
そして、この3ヶ月の間に、県民の皆さんに募金を呼びかけて、
「“沖縄の宝”を元の沖縄の地に戻したい。」
その最後のチャンスとなりそうです。
沖縄ダリプロジェクト実行委員長の溝部氏は、「この作品が持っている本当の意味は、ダリが平和への願いを込め、沖縄の海から出る太陽の神に見立てて作ったものです。
そして作品名には“OKINAWA”と名の入った貴重なもの。
ぜひ、県民のみなさんに観て頂きたい。実物をご覧頂くことでその作品の良さがよくわかることでしょう。
また、キロス伯爵からのご好意で、
沖縄にこの作品を残してもよいと許可を頂いているので、
あとは沖縄の私たちが、沖縄の地に残すか(購入するのか)どうかを
9月末日までに表明しないといけないのです。

でなければ、キロス伯爵が現在所有しているダリの未公開作品などを
二十数点一括で香港の財閥が買い上げてしまうことになっているんです。
香港の財閥側には“この作品だけはどうか持っていかないでほしい”
と待ってもらっているので、
ぜひ、沖縄の皆さんにまずはこの“沖縄の宝”を観て頂き、
そしてこの想いをみんなで共有できたらと思っています。
・沖縄における文化水準の一層の向上
・県民が世界的芸術作品に触れる機会創出
・子供たちへの美術教育の一環
・観光資源として全国からの誘客と活性化
そして沖縄から平和を願う(沖縄戦のことが風化しないよう未来に向けた)
ひとつのシンボルにできたらと思っています。」とのこと。
そして、いよいよ作品公開
また、キロス伯爵自身も来沖し、オープニングセレモニーに参加。
「33年前、スペイン政府からの要請で、私を通してダリへ作品の
制作依頼をしました。ダリはこの作品にとても情熱を注いで
制作に取り組んだ事を、私は今でもその事を覚えています。
彼は、沖縄の歴史をよく学んでこの作品にとりかかったのだと思われます。
沖縄のシンボルとなる“珊瑚”や“太陽神”
をモチーフにしています。
また、“平和のメッセージを込めて作った”ということを、
沖縄の皆さんをはじめ、また多くの皆さんにも、
この作品を通して伝えていけたらと思っています。」

さらにはセレモニーの挨拶のなかで、
「この作品が再び沖縄に来たことを記念して、
10万ユーロ(日本円で約1600万円)を寄付したいと思います。」
なんと、売却予定額の約1割ぶんにあたる金額を
キロス伯爵から寄付したいとのこと。
この突然の申し入れに関係者からは喜びの拍手喝采。
そしていよいよ、セレモニーのテープカット後、
「SUN GOD RISING IN OKINAWA」が公開されました。

会場内には、作品製作前に描いたというデッサン画や、
'75年の海洋博当時にこの作品が展示されていた時の写真などの
関連パネルが並べられています。
そして、その一番奥のブースに展示されているのが
「SUN GOD RISING IN OKINAWA」です。
ダリが想いを馳せた“OKINAWA”と“平和”
ピカソなどと並ぶ人気を誇るシュールレアリズム(超現実主義)を
代表する世界的な芸術家、あのサルバドール・ダリが、
“沖縄の女神”をブロンズ/シルバー/珊瑚で表現した彫刻作品。
33年ぶりに、再び沖縄に帰郷することになりました。
キロス伯爵は展示会場でこの作品を眺めながら、
「この作品は、本来あるべきところ(沖縄)に、あったほうがいいと思っている」
と語ったことが印象的です。

そのことを実行委員長にもたずねてみました。
「この2年間、キロス伯爵とコミュニケーションをとってきたのですが、
彼は本当に沖縄のことを想っています。
特別に3カ月間だけ貸し出してもらえることになって、
そしてまさか、伯爵からも10万ユーロ(約1600万円)の寄付
をして頂けることになるとは。
その気持ちだけでも、沖縄は応えてゆきたいと思っています。」
今、その貴重な“沖縄の宝”が故郷に戻ってきています。
ぜひこの機会を逃さずに、ダリの“OKINAWA”作品を観てみませんか。
・7/1〜7/31 「里帰り特別展」海洋博公園(本部町) 海洋文化館2F(無料)
・8/3〜8/31 「巡回展」沖縄こどもの国(沖縄市) ワンダーミュージアム(有料)
(一般1000円、学生500円 ※沖縄こどもの国の入場料込み)
・9/10〜9/28「巡回展」浦添市美術館(有料)
(一般1000円、学生500円 ※コンビニ等で前売り割引券発売中)
※「ダリ」を沖縄へ(沖縄ダリプロジェクト実行委員会のブログ)
http://dali.ti-da.net/
(執筆+撮影: 桑村ヒロシ)
(取材協力: 沖縄ダリプロジェクト実行委員会、(株)ホット沖縄、
(財)海洋博会記念公園管理財団)
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自分へのちょっとしたプレゼントで島内旅行があたり、そのツアー予定日が、きのうの7月1日でした。そしてその日は、ちょうど仕事も重なりました。ryuQの母体であるてぃーだブログか...
取材日記:ダリの沖縄作品とミラクルご対面【ryuQスタッフのブログ】at 2008年07月04日 23:15
この記事へのコメント
沖縄に平和の象徴として是非帰ってきて欲しいですね。キロス伯爵という方の懐の広さにも感銘しました。このブログを見た沢山の沖縄の方が広めて下さるといいですね。
Posted by マナ at 2008年07月04日 16:22
マナさん>
ぜひこの機会に、ダリの本物の作品を一度ご覧頂けましたらと思います。
私もこの取材を通して、ダリをはじめみなさんの想いに、
とても感銘を受けたひとりです。
どうもありがとうございました。
ぜひこの機会に、ダリの本物の作品を一度ご覧頂けましたらと思います。
私もこの取材を通して、ダリをはじめみなさんの想いに、
とても感銘を受けたひとりです。
どうもありがとうございました。
Posted by ryuQ編集室
at 2008年07月07日 11:01
at 2008年07月07日 11:01花火大会の時にみてきました☆
ところで売却に必要なお金を集めているそうで
ぜひ 私も募金したいのですが、どこに持っていけばいいのかわかりませんっ
おしえていただけませんか???
ところで売却に必要なお金を集めているそうで
ぜひ 私も募金したいのですが、どこに持っていけばいいのかわかりませんっ
おしえていただけませんか???
Posted by はいさい at 2008年07月25日 10:29
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