人気No.1ブロガー・阿部敏郎『一瞬で幸せになる方法』対談2
てぃーだブログの人気No.1ブロガー・阿部敏郎さんの究極のキーワード“いまここ”とは? そのヒントとなる本『一瞬で幸せになる方法』を出版された阿部敏郎さんご本人にスペシャル・インタビュー! “いまここ”とは“幸せを自分でつかめるヒント”でした。ぜひみなさんにも情報をシェアしたいと思い、連載にて公開します!(第2話「人生に失敗はありえない。思いこみに囚われない」)
——“いまここ”を、この本やいまここ塾の講演で毎回角度を変えて語っていらっしゃいますね。意外なところでは、たとえばこの本にもあるように、性について語ることもありますよね?
阿部敏郎:なぜ、性の話が出てくるのかというと、私たちは思いこみに囚われているんですね。
つまり、頭の世界で生きているんです。頭の中で判断基準やら価値観があるんですね。その判断基準やら価値観をみる上で一番わかりやすいのが“性”に対してどういう価値観や判断基準を持っているか。すると、いかに自分が片寄っていたかっていうのが見えてくるんですね。
“性”に対して多くの人たちは、罪悪感を抱えていたり、タブー視している人がいたり、当たり前の事実であるにもかかわらず、そこを健康的に見られなくなってきているわけですよ。
だからといって、オープンにすることがいいことではない。“よし、オープンでいくぞ”っていうのもこだわりから来るものなので、ではそのこだわりはどこから来ているのか?
そうすると、いつの間にか僕たちはジャッジして、良いとか悪いとか決めて、それに基づいて人生観を組み立てて忠実に生きているわけです。
それは今を生きているんじゃないんです。過去の条件付けを生きているんです。そういう角度から、“今”というものと相対するものとして分かりやすいので、性の話を出しているんです。
——そうやっていろんな角度から“いまここ”を語られていますね。僕はこの本の中で「いまを生きる。いまに心を込める」という言葉が気に入っています。
阿部敏郎:心を込めれば、その分だけ今の現実に深みが感じられてきますからね。たとえば、一杯のお茶を飲むのも、ただ漠然と飲むのと心を込めて感じながら飲むのとでは、味わいが変ってきますよね。
ということは、人生というのは“何をやるか”じゃなくて、“どういう自分がそれをしているのか”なんですよね。
——そもそもの“いまここ”という言葉は、禅の言葉なんですか?
阿部敏郎:禅の言葉では、もっと難しく“いまここ”のことを言いますよね。
“いまここ”っていう言葉は普段私たちが一般的に使っている分かりやすい言葉なんじゃないでしょうか。決して僕が造った造語でもなく、みんなが日常で使っている言葉ですよね。
ただ、“いまここ”の一般的な意味と、僕が伝えたい意味とは違うものかもしれません。
“今”というのは、さきほど言ったように“瞬間”といっても“時間の一部のことじゃなく”て、それから、“ここ”というのも“空間を表すものではない”んですね。場所じゃないんです。“いま”についての解釈と同じで、どこにいても“ここ”にしかいないんです。
いちど立ち止まってみれば分かると思うんですが、いつでも“いま”“ここ”にしかいないんです。
人生は“どこかに向かう旅じゃない”んです。
これは大事なポイントですのでぜひ押さえておいて頂きたいのですが、みんなは「人生はどこかに向かっている」と思っているんですね。「どこかにゴールがあるんだ」と思っていると思うんです。だからその道を外さないように生きなくちゃ、と思うんです。でも、そんなゴールなんて無いですよ。だってどこにも行ってはいないんですから。いつも“今、何が起きているか”しかないんです。
ということは何かというと、“人生に失敗はありえない”ということなんです。
だって、ゴールがあると思うから、ゴールにたどり着かなきゃ失敗だし、ゴールに着けば成功でしょ?
でも、どこかの先とかにゴールなんて無くて“今”しか無いんだから。失敗なんてありえないじゃないですか。
——“今”がずっと連続しているんですか?
阿部敏郎:“今”は1つしかないんですよ。その感覚をつかめるかどうかなんです。常に“今”なんだから、あとはリラックスするしかないんですよ。
——それ(その感覚)を知る(つかむ)こと(=気付き)で、過去への後悔とか将来への不安とかから開放されるということですね?
阿部敏郎:そうですね。大まか消えて無くなりますね。
大まかって言ったのは、悟っても、個人の持っている条件付けというのは残るんですね。人間的な面がね。
ですからそこが反応する時は、頭にきたり、落ち込んだり、そういう時って訪れたりします。肉体をもっている限り、どんな人でもそうだと思います。
——誰もがその感覚に満ちていたら世界は…。いや、すでに満ちているんだけど、そこに気が付けば。
阿部敏郎:そう、そこに気が付けば。そしたら本当の平和な世の中が訪れますね。
——つまり、争う必要なんてなくなるから!
阿部敏郎:そう、争う必要なんて無い。
それに“今”しか無いから、明日の分まで貯える必要がないから。
欲張って人の分まで欲しがる必要なんてないから。今を分かち合うだけ。
それをジョンレノンは名曲『イマジン』で「Imagine all the people Living for today〜♪」って歌っているけど、
“世界中の人がただ今を生きているっていうことを想像してごらんよ。そうしたら、争いなんか必要ないじゃないか”ってね。
彼はこういうことをすでに知っていたんですよ。いくら反戦運動をやってみたってね。実はその運動もひとつの闘争(争い)だしね。
——平和を願って運動することが何が悪いのか?という意見もあると思います。相対する相手がいるわけだから、それも争いだと。
阿部敏郎:そう、闘争しているわけだからね。
そうじゃなくて、個人一人一人の中に(自分自身という存在に)“理解”が生まれて、“いまここ”にくつろいで、そして、その“いまここ”に至ると何が起きるかというと、安心すると同時に、自分にOKだったんだということを深く分かるんですよ。それまではいろんなものや人と比較したりしてね、自分のままじゃいけないんじゃないだろうか? もっとああいう人にならなければならないんじゃないか? とか、そういうのが消えないんですよ。それは未来を持ち込んでいるんです。“いつか立派になったら自分を認めよう”みたいな。でも“今”しかないので、今の自分にくつろげばそれでOKなんです。
“こうじゃなきゃダメ”“こうなんなきゃダメ”
そういうのをやめてしまって、今あるがままにくつろげば、もうそれ以上のものはないはずです。(つづく)
・インタビュー第1話:「ただ現実があるだけで、問題は存在しないんです」(3/31掲載中)
・インタビュー第2話:「人生に失敗はありえない。思いこみに囚われない」(4/2掲載中)
・インタビュー第3話:「思考で解釈せず、いまを生きる。いまに心を込める」(4/6掲載中)
・インタビュー第4話:「誰のものでもないから。“みんなの宝”だから」(4/7掲載)
●阿部敏郎プロフィール:
「いまここ塾」塾長。1953年静岡県生まれ。国立沼津高専を中退し芸能界入り。コンサート活動を中心に、他のアーティストへの楽曲提供、プロデュース、俳優やラジオのパーソナリティとしても活躍するが、30歳のとき突然の霊的体験を契機に現役を引退。精神世界を学びはじめ、後に静岡県の禅寺にて心の学校「いまここ塾」を始める。2002年、家族とともに沖縄へ移住。現在は、講演、ライブ、執筆などを中心に活動。毎朝更新するブログに人気が集まり、てぃーだブログ総合ランキング1位を独走中。1日1万件以上のアクセスがある。最新刊『一瞬で幸せになる方法』発売中!
・阿部敏郎のブログ「いまここ塾」:http://abetoshiro.ti-da.net/
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