映画『やぎの冒険』仲村颯悟監督インタビュー【前編】

現役中学3年生の映画監督・仲村颯悟君(14歳)がメガホンをとり、キャストからスタッフまで“オール沖縄”で作った話題の長編映画『やぎの冒険』が、今月の18日(土)からいよいよ上映開始となります。記者の私も映画の撮影現場に立ち会わせて頂いたことがあるんですが、役者の方々への指示などが的確で「え?本当に中学生なのか?!凄い!」と思ったほど。そんな仲村颯悟監督へのスペシャルインタビューを【前編】と【後編】の2回に渡ってお送りします!(※仲村颯悟監督からryuQ読者の皆さんへのビデオメッセージ付き)

仲村颯悟(なかむらりゅうご)監督:8歳(小学校3年生)の時に、うちにビデオカメラがあったので“何か撮ってみたいな”と思って、友だちと遊びで演技したものを撮り始めたのが最初のきっかけでしたね。楽しいです。
――ただビデオで撮るだけでなくて、友だちに出演してもらって演技したものを撮影していたんですか! そんな小さな頃から映像に惹かれた魅力って何だったんですか?
仲村颯悟監督:小さい頃から映画が大好きだったとかそういうワケではなくて、ただ友だちと演技して撮ったものを自分たちで観て楽しんで遊んでいたんですよね。
――映画づくりが楽しいとのこと。撮っていてどんなところが楽しかったりしますか?

――これまで30本ほどの短編映画を撮ってきたとのことですが、これまでどんなジャンルの作品を撮ってきたのですか?
仲村颯悟監督:ホラーとか友情ドラマとかコメディーとか、いろいろですね。
――そのなかでも、特にどんなジャンルに興味がありますか?
仲村颯悟監督:最近では特に、ホラーを撮りたくてしかたがないんですよね。
ビデオレンタル屋でホラー映画を全部観ようと思ったくらいでしたが、なかにはタイトルからして“これはありえんだろう?!”と思うような洋画も多いので(笑)、どちらかというと日本映画のホラーが面白いなと思って観ていますね。
たとえば、おばけが出てくるタイミング、カットとか、参考にさせてもらっています。
沖縄でも“沖縄の怖い話”シリーズがありますが、自分も“沖縄の怖い話”をいつか撮りたいんですよね!
――ホラーをはじめ、これまで短編映画を撮ってきたとのことですが、今回、初の長編映画に挑戦されましたね!

――これまでと違って、今回作った長編映画『やぎの冒険』では、プロの役者さんたちが出演しての映画づくりとなりましたね。プロの皆さんとのお仕事はいかがでしたか?
仲村颯悟監督:プロのお仕事は、一番最初の打ち合わせから違うんですよね。新たな発見もいろいろあって楽しかったですね。
たとえば、今回の脚本はプロのかたが最後まで書いたものですが、出来上がっている台本を本当にこれでいいのかと、一字一句を何度も検討したりとか。脚本でわからないところは相談しながら、監督の僕が納得してわかるように修正してもらったり、ひとつひとつを完璧にやっていったところがこれまでとは違うところでしたね。
――『やぎの冒険』の撮影現場にも立ち会わせて頂いたことがありますが、子供たちがゲンコツで叱られるシーンを「本気でガツンとやるように」と監督が指示していたりとか、仕事ぶりが印象的でしたよ。
仲村颯悟監督:あれは、痛い演技をするのってなかなか難しいじゃないですか。だからリアルに痛い方が演技するのも自然だろうとなと思ってそう指示していたんです。
――映画のなかでこだわった部分とかありますか?
仲村颯悟監督:映画に“虫かご”が出てくるんですが、小道具の“虫かご”からこだわりましたね。
――“虫かご”といえば、オープニングとエンディングに出てきますよね。
仲村颯悟監督:虫かごって生き物を入れるものですよね。生き物(命と食)というテーマとも関連してくるのでクローズアップして、虫かごひとつにもこだわってみました。
それから、子役の演技にも全部こだわりましたね。大人の役者はみんなプロなので何も言わなくても伝わるのですが、子供たちはオーディションで選んだ子ばかりで演技は初めてという子もいたので。台本の言葉を自分たちの言葉に言い替えたりして、自然な感じにしていきました。
――人間は役を演じることができますが、映画で重要なやぎは人間の指示通りにはなかなか動いてくれない面もあってきっと大変だったかと思います。
仲村颯悟監督:前に作った短編映画の『やぎの散歩』で苦労した撮影経験から、やぎにも習性があるがわかったので、それに合わせてカメラを動かしたりしました。
――監督の言葉で、ぜひこの映画の見所を伝えて頂けたらと思います。
仲村颯悟監督:沖縄でやぎを食べるという文化があまり知られていないというほか、昔に比べて現代はあまり食べなくなってきたことは、文化が消えつつあるのかなと思って。それでこの映画を通して、やぎを食べるという文化を知ってもらいたいなと思っています。
――ふだんは、仲村監督もやぎを食べたりするのですか?
仲村颯悟監督:あまり食べないですが、やぎをテーマにどういうストーリーにしようかなと思っていたんですが、やぎは食べるものでもあるし、食について考えるテーマにもなっていったんですね…(つづく/エピソード話満載の【後編】はコチラ→)
※9/18(土)からの上映予定詳細は公式HPにて!
→ http://yaginobouken.jp/
※仲村颯悟監督の制作日記ブログ
→ http://yaginobouken.ti-da.net/
(取材: KUWA、取材協力: シュガートレイン)
仲村颯悟監督:プロのお仕事は、一番最初の打ち合わせから違うんですよね。新たな発見もいろいろあって楽しかったですね。
たとえば、今回の脚本はプロのかたが最後まで書いたものですが、出来上がっている台本を本当にこれでいいのかと、一字一句を何度も検討したりとか。脚本でわからないところは相談しながら、監督の僕が納得してわかるように修正してもらったり、ひとつひとつを完璧にやっていったところがこれまでとは違うところでしたね。
――『やぎの冒険』の撮影現場にも立ち会わせて頂いたことがありますが、子供たちがゲンコツで叱られるシーンを「本気でガツンとやるように」と監督が指示していたりとか、仕事ぶりが印象的でしたよ。

――映画のなかでこだわった部分とかありますか?
仲村颯悟監督:映画に“虫かご”が出てくるんですが、小道具の“虫かご”からこだわりましたね。
――“虫かご”といえば、オープニングとエンディングに出てきますよね。
仲村颯悟監督:虫かごって生き物を入れるものですよね。生き物(命と食)というテーマとも関連してくるのでクローズアップして、虫かごひとつにもこだわってみました。
それから、子役の演技にも全部こだわりましたね。大人の役者はみんなプロなので何も言わなくても伝わるのですが、子供たちはオーディションで選んだ子ばかりで演技は初めてという子もいたので。台本の言葉を自分たちの言葉に言い替えたりして、自然な感じにしていきました。
――人間は役を演じることができますが、映画で重要なやぎは人間の指示通りにはなかなか動いてくれない面もあってきっと大変だったかと思います。

――監督の言葉で、ぜひこの映画の見所を伝えて頂けたらと思います。
仲村颯悟監督:沖縄でやぎを食べるという文化があまり知られていないというほか、昔に比べて現代はあまり食べなくなってきたことは、文化が消えつつあるのかなと思って。それでこの映画を通して、やぎを食べるという文化を知ってもらいたいなと思っています。
――ふだんは、仲村監督もやぎを食べたりするのですか?
仲村颯悟監督:あまり食べないですが、やぎをテーマにどういうストーリーにしようかなと思っていたんですが、やぎは食べるものでもあるし、食について考えるテーマにもなっていったんですね…(つづく/エピソード話満載の【後編】はコチラ→)
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