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GWにryuQのスペシャルイベント『写真＋朗読セッションin洞窟カフェ』が、ガンガラーの谷・ケイブカフェにて5/1(土)に開催され、多くのお客様に足をお運び頂きました。あらためて満員御礼申し上げます。ご来場のみなさまの声も含めてレポート記事にてご紹介したいと思います。

同会場では、ryuQの３周年を記念して４月３日より９月末までの約半年間、ryuQのKUWA(桑村ヒロシ)による写真展『シマとの対話2010』が只今開催中です(入場無料)。

そのスペシャルイベントとして、ryuQに連載中の著者である平田大一氏と一緒に、生ライブで『シマとの対話』の世界を体現してみました。

元々WEB上で'07年から連載していたデジタル作品が、昨年にはアナログの本となって表現され、今度はアナログからさらに舞台で生ライブとなりました。写真に切り取った１枚１枚の風景写真も、本来は自然のなかにあったものですし、平田さんの文章も心のなかにあったもの。それを自然に返していく解体作業だと、著者のふたりはそんな気持ちで、自然洞窟をステージにライブ表現し、それをみなさんにお披露目することとなりました。

【第１部】は写真スライドを使った『フォトムービー・ショー』。写真詩集＋現在連載中の新作を含めて、約20分間の映像で写真を解説したキャプション文字も入れて展開してみました。

「スクリーンに映っている映像は静止画の写真のはずなのに、生きているようで鳥肌ものでした」(新里さん／那覇市)
「一瞬の映像が意思を持って私の魂に響いてきましたね。映像を観て涙が流れてきました」(仲村さん／宜野湾市)

【第２部】は『平田大一さんとのクロストーク』。司会はFM沖縄モーニングビューのパーソナリティーなどでお馴染みの吉田鉄太郎さんでした。これまでの連載や本では紹介しきれなかったエピソード秘話をオープンに公開してみたのです。

「本がどういう経緯で出来上がったのか面白かった。偶然の一致が連続していったというエピソードとかを、ふたりから生の話で聞くことができて良かった」(Y.Nさん／南城市)
「いま必要なヒントをもらった気がする。ありがとう」(高江洲さん／南城市)
「平田さんや桑村さんの話にとても共感が持てたし、空間のすべてのものが一つになったような不思議な気分になりました」(Hiraraさん／那覇市)
「自分の中にある大切なものを見つめ直すことができた。心にあったかいものがじわじわと沸き上がり、本来の自分に戻れたひとときだった」(金城さん／浦添市)

【第３部】は平田大一さんの『朗読ライブ』。ふつうに読み上げるだけでなく、笛もあれば、太鼓もあり、詩に節がついて歌いあげたりと、全身全霊を込めて平田さんが表現しました。
熱いステージを観て思ったのはとにかく魂を込めて伝えることがいかに大事なのかを再認識することができました。

「島言葉の朗読は、情景が見えてくるようで良かった。島の言葉の意味は全部わからなくても生の声で“音”で聞くことができたのがいい。それから映像もあったので、よりイメージを思い浮かべやすかった」(ユキさん／南城市)

そしてこの日、平田さんの出来たての新曲も初お披露目となったりと、以上の全３部構成でお届けした『写真＋朗読セッションin洞窟カフェ』。
最後に、来場者の皆さんからコメントを頂くと、

「こんなに“自然の思い”を感じようとしたのは、未だかつてないような体験でした」「自分がその時だけを見ているような感覚になった。時間と空間の共有、タイミングが素晴らしい」「引き込まれるように集中したので２時間があっという間だった」というご感想のほか、
「次回はいつやるのですか？」「続きを観てみたいです」などの声も頂き、皆さまのリクエストにお応えして、さらに続編を９月末にガンガラーの谷・ケイブカフェにて、再び開催予定となりました！

次回は現在連載中の【第II章】を中心に、最新作なども投入して、さらにヴァージョンUPしてお届けしていく予定ですので、ぜひ次回もどうぞお越しください。ライブ会場で皆さまとお会いできるのを楽しみにしています。またよろしくお願いします！

※関連インタビュー：
→【対談１】平田大一(南島詩人)×新城和博(ボーダーインク)
→【対談２】新城和博(ボーダーインク)×平田大一(南島詩人)
→【対談３】平田大一(南島詩人)×新城和博(ボーダーインク)
→【対談４】KUWA(桑村ヒロシ)×新城和博(ボーダーインク)
→【対談５】新城和博(ボーダーインク)×桑村ヒロシ(KUWA)

（協力: ガンガラーの谷、写真提供: ひとみ）