風人の祭2009沖縄【第2話『まーちゃん』編】

“人と人、人と自然がつながる”祭り『風人の祭2009沖縄』のレポート【後編】は、この祭りを10年前に興した“南ぬ風人まーちゃん”のステージから、ダイレクトにメッセージをお届けするため、ご本人の許可を得て、まーちゃんのMCと唄をビデオ動画でお伝えしたいと思います。
(【前編】は『池田卓』編です。そちらもどうぞご覧ください。)
なぜ、南ぬ風人まーちゃんは、全国各地で祭りを興しているのでしょうか。

“お祭りの心に感動したから来る”というおじいちゃんおばあちゃんがいて、子供たちがいて、それが素晴らしいなと僕は思います。
もちろん、アーティストの力も凄いと思います。でも、僕たちはいろんな唄や踊りが好きなはず。作られた音楽じゃない、心がウキウキワクワクするような、時には自然に涙が流れてくるような、そんな音楽が地球に溢れたらいいなって思います。
僕の合い言葉に、“歌って踊って平和をつかめ。戦争をお祭りに”という言葉があります。
それはある人からすれば、甘いと笑われることもあります。でもね、僕は戦争を止めることはできないかもしれないけど、歌うことができる。だから、戦争を止めるんじゃなくて、唄を歌ってもっともっとお祭りを増やしたい。
戦争ではなくて、HAPPYをどんどん増やしていく。気がつけば、みんな銃や武器を置いて歌っている。そんな祭りを日本中、世界中でやっていけたらと思います」。
そんなあったかい大きな気持ちを持って、この『風人の祭』を続けているとのこと。

“まさお、おじいはこの(西表島の)山の中で神様を見た。この山の中には神様が見えるぞ”。
山の中をまるで虎のように走っていくもの。それをおじいは『山ぴかりゃあ』と呼んだ。
そしておじいが、
“でもな、もうこの山に、神様はいない。何十年も誰も見ていない。もう神様はいなくなったよ”。
長老たちと話していて悔しかった言葉がひとつ。“昔は良かった”。
この海に魚が沢山とれた。“昔は良かった”。
なぜ悔しかったかというと、僕も子供たちに同じことを言っているから。“昔は良かった”。
…だから僕は、こう言うことに決めた。
“昔よりも星が見えるぞ。昔よりこの川に蛍がいっぱい飛んでいるぞ。昔より、珊瑚礁が生き返ったよ”って、子供たちに言えるようになろう。きっと僕たちにはできるから。そう自分に言い聞かせています」。
これからも、沖縄本島のほうでも毎年『風人の祭』を開催していくとのこと。「宜野湾市海浜公園野外劇場が人で溢れるほどいっぱいにするまで続けていきますよ」と笑顔で語っていたのが印象的でした。
そしてまた来年に、未来につながっていきます。

■関連バックナンバー:
→ 南ぬ風人まーちゃんインタビュー
→ 池田卓『船浮音祭り』インタビュー
→ 風人の祭2009沖縄【前編】
(撮影: KUWA、取材協力: 風人の祭・沖縄事務局)
【ryuQ最新記事】
今月のryuQプレゼント!!
プレゼント情報をもっと見る>>
今月のryuQプレゼント!!
プレゼントの応募は下記の応募フォームからご応募ください。
※酒類のプレゼントへの応募は20歳未満の方はご応募できません。
応募フォームはこちらから
ryuQは携帯からでも閲覧できます!!

ブログランキング【くつろぐ】
ランキングはこちらをクリック!
人気ブログランキング【ブログの殿堂】
にほんブログ村 沖縄情報
てぃーだな特集新着記事
お気に入り
QRコード

読者登録(更新のお知らせ通知)
アクセスカウンタ
ryuQ特集記事>検索
バックナンバー
ryuQプロフィール
ryuQ編集室
カテゴリー
観光・レジャー (70)
グルメ (29)
ビューティー (6)
アウトドア・スポーツ (3)
エンターテイメント (6)
沖縄の芸能・文化 (36)
ビジネススタイル (1)
暮し生活 (41)
趣味・遊び・お得 (100)
健康・医療 (3)
沖縄の人々 (196)
ペット・アニマル (12)
沖縄の匠 (10)
THE泡盛 (14)
壁紙 (57)
ショップ紹介 (29)
三線 (15)
ECOライフ (8)
戦争と平和 (16)
スピリチュアル (11)
沖縄のスポーツ (11)
CD新譜情報 (35)
映画情報 (23)
南島詩人・平田大一『シマとの対話』 (75)
ryuQ編集部から (4)
琉球百科シリーズ (163)
エイサー (10)
写真でみる沖縄 (7)
新製品情報 (8)
過去記事・月別に表示