遊書家・西口賢治 神歴記念 夢博遊書展開催(壺屋焼物博物館)
沖縄訪問は100回以上、2002年より沖縄各地で毎年オリジナル書・文字で言葉を表現する遊書家・西口賢治氏が還暦を迎えたのを記念して、還暦記念の新作、そしてこれまでの代表作品を展示する特別企画「神歴・夢博展」を、那覇市の壺屋焼物博物館で本日より開催します(9月29日〜10月4日まで)。
西口氏は今年7月に、還暦を記念して、各界で活躍する365人による「夢」の自筆文字によるドリームメッセージ本『365日年中夢求』を編集出版したばかり。
まるで毎日を潤す花言葉のように、毎日を日めくりカレンダーのように読める夢メッセージの言葉集。沖縄とも縁の深い西口氏の交友関係から、具志堅用高さんや伊是名村長さんも参加している本です。
9月29日(火)から10月4日(日)の開催期間の最終日には西口さんも来沖し、みなさんを前に文字を書く「遊書ライブ」が行われます。
ドリームメッセージの文字は、先着100名様に来年のカレンダーにしてプレゼントもあります
特別企画展を開催する西口賢治さんとはどんな方なのか。遊書とはどういうものか。文字で表現する心について、インタビューしてきました。
——「遊書」をはじめられたきっかけは何かあったのでしょうか。文字の魅力とは?
西口賢治:50歳の折にインドへ旅をして、マザーテレサの教会(カルカッタ)で、ボランテイア活動をさせて頂きました。「死を待つ人の家」で、点滴をしてマットの上に寝ておられる方に食事の介護をさせて頂きました。この時、ある老人に接しました時に、私が不慣れなこともあり、不自然な体で介護しているのを察して、逆にこのお方から思いやりとお気遣いをいただき、眼で座るように伝えられました。私は自分が何と傲慢で高慢であったかを知らされました。
この時、「できることから始めよう」と思い立ったのがキッカケで、すぐに取り組めたのが字を書くこと。「遊書」でした。50の手習い、素人だから素直な心を大切にして書かせて頂こうと始めました。
——これまでの遊書活動はどのくらいされているのですか?
西口賢治:日本国内、世界各地でこれまで83回行いました。主に活動拠点は沖縄です。沖縄だけでも32回開催しています。そして今回、壺屋焼物博物館でトータルで84回目になります。
——沖縄での遊書展を始められたのは? 最初はいつ頃、どこでされましたか?
西口賢治:2002年6月29、30日に国際通りのキラクおおしろ(あむりえ蔵部)で、国内初デビューでした。
この時、来場して下さったお客様に礼状を書かせて頂きました。その時来て下さっていたお客様のご縁で、2003年北中城で2回目をさせて頂き、口コミでご縁が拡がっていき皆様のおかげさまのご縁で続いています。
個人の家からコンベンションセンター、ホテル、カフェ、飲食店などさまざまに開催させていただいています。
目下のところの夢は、今帰仁か座喜味城址、平和公園でムーンライトライブ(月光来舞)をさせて頂くのが夢です。
——沖縄への訪問はもう100回以上いらしているそうですね。「沖縄」への御気持というのは?
西口賢治:100回以上来ていますので、もう何回かカウントするのは不可能です。1967年大学1年生の時が最初です。
魂の故郷ですね。マインドはウチナンチューだと自覚しています。前世でご縁があった人がたくさんおられる(?)ので、僕にとって沖縄は帰って来ているところです。I Love OKINAWA(大きな和)です。
——『365日年中夢求』という夢本も、今年7月に発売されたばかりですね。元ボクシングの世界チャンピオンの、あの具志堅用高さんも絶賛されたと伺いました。
西口賢治:全国から365人の方に参加いただき、お一人ずつ、それぞれが「夢」という文字を自筆で書かれて参加されて1年365日毎日、「夢」文字と「夢」メッセージを楽しみながら、心豊かに元気に過ごして欲しいという願いで作った本です。
特に御世話になっている、本部町のペンション美瀬崎ファミリーの方、伊是名島は、村長さんにも参加いただいています。
みなさんとは遊書がご縁で出会い交流しております。
——伊是名島といえば昨年(2008年)は、伊是名トライアスロン大会でギネス級の遊書ライブをされ、大きな勇気をアスリートに贈られましたね。
西口賢治:鉄人レースの伊是名トライアスロンの選手たちと同じ時間にゴールとなる運動場にて遊書ライブをスタートしました。
3種目88kmのコースを制してゴールする選手たちへ「夢」という文字を書いてお贈りしました。
書という形ですが、選手と同じ気持ちで、スタートし、レース中は私も休むことなく、何時間もひたすらに、ただただゴールをめざす選手へのエールの想いを書で書き続け、1000枚の「夢」という文字をゴールのすぐそばで書きあげました。
競技場いっぱいに「夢」の文字が広がり選手のみなさんの笑顔や達成感など、感激も同じ思いでした。素晴らしい感動こそギネス級の時間をいただきました。
——西口さんは国内のほか、海外では、中国、アメリカ、スエーデン、ケニア、インドなどでも活動され、親しみのある書、「遊書」として独自の書の世界・言葉を創造し好評です。
2005年11月には遊書の売り上げを資金にカンボジアに『愛と平和のチェムニ小学校』を募金にて寄贈されています。現在、ケニアに孤児院建設資金を募金中とのこと。こうした活動の原点は?
西口賢治:出愛とご縁です。
遊書展でお客様に喜んで頂いたり神謝して頂き、その上に募金して頂く。カンボジア、ケニアに支援させて頂いて、現地の子ども達にまた、喜んでいただける。何より僕が一番喜んで感謝しています。僕は2歳で小児マヒになって奇跡的に完治した。これは天地神が僕にこのような使命・天命をさせて下さるために治して下さったのかも知れないと思うところがあります。
最近では「どうぞこの命、天に使わせて下さい」とお祈りして寝ています。
でも、誰よりも僕自身が一番、皆様にボランテイアして頂いて、支援して頂いています。1回たりとも自分だけで出来た遊書展はありません。
——神歴展への抱負をお聞かせください。
西口賢治:「60歳還暦」に因んで60点出品させて頂く予定です。僕にとって一区切り、今までの集大成として、「おもしろい」作品。子供さんからご老人まで、楽しく面白いと感じて頂く作品に感性で触れて頂こうと思っています。お好みの作品を開催後、後日でもご購入して頂けたら、それも全額、寄付させて頂こうと思っています。
「神歴」は僕のオリジナルの言葉です。おこがましいことですが、
みんな童神として生まれてくるのですから、お互いが、成神、老神として神の歴史を築いて、神様だと敬い合って尊重し合えば、きっと愛と平和の世界が来る。来てほしいと思っています。
——実は、西口さんはてぃーだブロガーさん。情報もてぃーだブログからも発信されていますが、てぃーだブログという言葉も最新作としてオリジナルの遊書文字で表現されたばかりとか?
西口賢治:はい。ブログの出会いもとても素晴らしく、活用しております。
沖縄が大好きですからこうした文字に表現してみました。
「太陽舞路虹。太陽が舞う虹の路=てぃーだブログ」です。
——素敵な表現ですね!
「遊書」、その文字の魅力や、心の言葉の文字に多くの方に触れていただきたいですね。
「365日年中夢求 西口賢治 遊書展 神暦 夢博」
・開催日:9月29日(火)〜10月4日(日)
・会場:壺屋焼物博物館 3Fギャラリー
西口賢治氏 来場 遊書ライブ
・10月4日(日)
・午前10時〜午後5時
※先着100名様に来年のオリジナルカレンダーに文字を書いてプレゼントします。
・問い合わせ:
子供の教育を考える会: 090-5643-6723
・西口賢治blog: http://ken2492.ti-da.net/
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