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SKA LOVERS/DJ SASA+堀内加奈子インタビュー

SKA LOVERS/DJ SASA+堀内加奈子インタビュー
スカ+J-POP+沖縄民謡テイスト、
ありそうでなかった新しいアイデアのアルバム登場!


SKA LOVERS/DJ SASA+堀内加奈子インタビュー唄者・大城美佐子さんの愛弟子である堀内加奈子さんのデビューアルバムともいえる今作は、コンピCD・琉球レアグルーブでお馴染みのDJ SASAさんと一緒にSKA LOVERS名義で、スカ+J-POP+沖縄民謡テイストという想像を超えたCD『LOVERS SKA 〜Song For You〜』を発売。今反響を呼んでいます。

——DJ SASAさんの近作でレゲエで神谷千尋さんをフューチャーした『アイランド・ソウル・レゲエ』に続き、そして今回はなんと、スカ+J-POP+沖縄民謡テイストという三つ巴になりましたね!
どんなきっかけからこの音楽が生まれていくきっかけになったのですか?


DJ SASA(プロデュース):2年前に、堀内加奈子さんと共通の知人の結婚パーティーにそれぞれ出演した事があったんです。その時は、堀内さんは島唄を歌いに、僕はこのパーティー用にSKAバンドを組んで出ていたんですが、「せっかく出会ったので何か一緒に音楽やろうよ」ということになり、その翌日にはさっそく企画書を持っていったりしましたね。
それから月日が経ち、いよいよ期が熟したというカンジです。

SKA LOVERS/DJ SASA+堀内加奈子インタビュー——堀内加奈子さんの歌を初めて聴いた時に、どのような印象を受けたのですか?

DJ SASA:いい意味で、ウチナーンチュとはまた違うテイストを持っているなと思いました。
ジョイントすることで音楽的な可能性が広がりそうだなと。

——スカとJ-POPとか、スカと沖縄テイストとか、2つぐらいまでなら想像できたのですが、今回は3つ。正直、想像を超えました。

DJ SASA:SKAであったり沖縄民謡はどちらかというとマニアックですよね。もっとポップフィールドで気軽に聴いてほしかったので、J-POPの王道をやろうと思ったんです。

——3つのジャンルをひとつの音楽として表現するのは難しくなかったですか?

DJ SASA:SKAって、実はコードが少ないんですよ。J-POPはコードが多いんで、そこが結構苦労しましたね。
『ポリリズム』が一番コードが少なくてやりやすかったですね。

SKA LOVERS/DJ SASA+堀内加奈子インタビュー——削ぎ落としたら、こんな感じになっちゃうんだ!というような雰囲気に仕上がっていましたね。
そのぶん、歌がより浮き立つというか。


DJ SASA:そうなんですよ(笑)。

堀内加奈子(唄・三線):私にとっては全部が初めての事だったので新鮮でした。

——堀内加奈子さんにとっては、今回がデビューアルバムということになりますよね?

堀内加奈子:はい、デビューアルバムになりますね。ありがたいことです。

——伝統的な沖縄民謡を芯の部分で受け継ぎながらも、プライベートではこうやって新しいことでもチャレンジされたり。
J-POPであらためて歌を聴くと、歌唱力があることがよくわかりますね。


堀内加奈子:ありがとうございます。

——この作品の中でご自身でも意外な選曲だと思った曲はありましたか?

堀内加奈子:やっぱり『ポリリズム』ですよね。あとは『キセキ』『CHE.R.RY』ですね。

——では、DJ SASAさんに伺います。「これは狙って入れた曲」ってありますか?

DJ SASA:『浪漫飛行』と『ポリリズム』ですね。
1曲目は『浪漫飛行』にしようと最初から決めていましたね。アゲアゲでテンポも速めで、そしてちゃんと沖縄の音も交ぜて。

——サウンド的にはどんなところを聴いてほしいですか?

SKA LOVERS/DJ SASA+堀内加奈子インタビューDJ SASA:ドラム以外は、ぜんぶ生音なんですよ。テクノロジーと生身の人間の演奏とのチャンプルーだし、
沖縄とジャマイカのチャンプルー、ワールドミュージックとJ-POPのチャンプルーなので、そういうところを楽しんでもらえたらと思います。

——発売後、実際に聴いてもらった人からはどんな反応がありますか?

堀内加奈子:このCDをお店(大城美佐子さんのお店『島思い』)の50〜60代のお客さんとかに聴いてもらったんですけど、馴染みのある三線が入っていたり、こぶしが入っていることで、原曲のJ-POPを知らない方でも聴いてもらえたり。
若い世代の方からは、「え?この曲がこんなになるの?!」みたいな、普段はあまり沖縄民謡を聴かない世代にも聴いてもらうことができ、幅広い年齢に聴いてもらえて、友達とか家族とかとみんなで口ずさめるというのがいいみたいですね。

——J-POPと距離を近づけてくれた感じがしますものね。
ここまでいろんなことを挑戦されてきて、これから堀内加奈子さんはどこを目指していきたいですか?


堀内加奈子:やっぱり、沖縄民謡をずっと続けていきたいですね。
でも、今のうちに行けるところへ行きたくて。秋から世界へと旅に出て行きたいです。ヨーロッパ、アフリカ、南米のブラジルとか。ブラジルの沖縄出身の方々は昔ながらの方言が残っているそうなので、ぜひ行ってみたいです。

DJ SASA:僕はこれからも音楽の中で旅を続けます。

——みなさんに、どんなシチュエーションで聴いてほしいですか?

堀内加奈子:旅といえば、アルバムへの選曲の並びが“沖縄2泊3日の旅”のイメージにもなっているようですヨ(笑)。

DJ SASA:ビーチパーティーに良し、ドライブに良し。〜しながらでも気楽に聴いてもらえたらと思います。

堀内加奈子:肝ドンドンしましょう♪

DJ SASA:音は夏ですが、選曲はどの曲もオールシーズンOKです。いつでも気軽に楽しんでほしい1枚です♪

LIVEインフォメーション:
2009年7月23日・東京銀座わしたショップにて
2009年7月26日・東京渋谷O-NESTにて
※詳細は、レーベルの公式サイトへ

(取材: 桑村ヒロシ)


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Posted by ryuQ編集室 at 2009年07月14日   09:00
Comments( 0 ) 沖縄の人々
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