南島詩人・平田大一:シマとの対話・最終回『結びの詩』

〜沖縄の過去と未来について考えるとき、僕はシマと対話する。シマとは、僕にとって老賢者のような存在〜『シマとの対話』最終回・結びの詩。
南島詩人・演出家として活躍する平田大一。県内外を縦横無尽に走り抜け、骨太な活動を続ける日々の中で、思索の森を歩き、刻む、真実の言葉たち。
(毎週水曜日更新/最終回)

長い対話の遥かな果ての
ゆるやかなシマの道に立つ。
駆け抜けた「39歳」という一年は、
「有言実行」ならぬ
「有言即行」の道だった。
自分と交わした約束を
履行できたことへの心地よい感覚。
今夜くらいは、恥ずかしさもさらけ出し
自分で自分を褒めよう。
2007年11月17日 東儀秀樹氏との初競演。
2008年1月6日 琉球大学土木工学科50周年記念の舞台。
そして、その舞台で生まれた「ダイナミック琉球!」
2008年2月21・22日 韓日大交流祝祭/日本側芸能団の総合演出を担当。
2008年3月3日 リッツカールトン日本社長「高野登」さんコーディネイト
のもと、東京にてシンポジウム開催、出席。
2008年4月1日 小浜島ベロタクシー「ちゅら」運行開始。
2008年4月23日 初の自叙伝「キムタカ!」アスペクト社より堂々発刊。
2008年4月24日 青春爆走ドラマ「キムタカ!」放映開始。
2008年6月14日 G8科学技術庁長官会合にて歓迎アトラクション演出。
2008年6月25日 東儀秀樹新作アルバムに「キムタカ」収録。
2008年6月27・28日 梅雨明け宣言、八重山舞台「南風のあしび」上演。
2008年7月29日 母校、和光大学にて非常勤講師として、始めての授業。
2008年8月3日 東京にて14年ぶりの「南島詩人一人舞台」を上演。
2008年8月8日 今年2冊目の本「南風、海風に吹かれて」かんき出版
にて見事に発刊。
2008年8月23・24日 資金造成公演第1弾「あまわり舞台」東儀秀樹氏と再演実現、
うるま市民劇場にて。
2008年8月30・31日 那覇舞台「燃ゆる首里城」上演。
2008年9月13・14日 資金造成公演第2弾「あまわり」伊禮俊一、
イクマあきら氏の競演が実現。
2008年9月18日 高校文化総体〜弁論大会にて、審査員に。
2008年10月4・5日 新作舞台「翔べ!尚巴志」を太陽風オーケストラとの
競演を軸に、那覇市民会館にて上演。
2008年10月6日 手懸ける舞台「肝高の阿麻和利」が
沖縄タイムス創刊60周年記念沖縄タイムス特別賞を受賞。
2008年10月9日 初のオリジナルブランド「肝高のもずく餃子」発売。
2008年10月10・11日 資金造成公演第3弾「肝高の阿麻和利」を、
アルベルト城間氏をゲストに招き上演。
2008年10月15日 「あまわり舞台」の実績が認められ、
朝日のびのび教育賞受賞。
2008年11月1日 NBCファンションコンテスト、特別審査員を担当。
2008年11月5日 泡盛女性の会「特別任命大使」に命じられる。
2008年11月7日 大分にて九州圏内の優良・有名企業のトップが集まる
「九州フォーラム」にて、第3分科会の最年少議長を務める。
ザックリと大きな出来事だけを中心に並べてみたんだ。
11月7日。
そして、この日、僕は、40歳の誕生日をむかえた。
シマとの対話で得たモノは
目に見えないモノのほうが遥かに多い。
大事なことは見えない「根っこ」の部分にあるのだと
亡くなった親父は酔うといつも、言っていた。
多分、僕はこの一年間で
多くの「見えない問い」と格闘しながら、
「見えない答え」を探し続けてきたのだと思う。
来年の僕は少し内省、自己を見つめよう。
深呼吸を繰り返しながら
大いなる志に生きよう。
いつも変わらないこのシマの
呼吸に合わせて
プロも敵わない「圧倒的アマチュアの底力」で
生きていこう。
尊敬するおじさん「富さん」曰く。
「芸能人になるな、芸人になれ!」
「芸能人には旅は似合わないが、芸人には旅がよく似合う。」
「一生アマチュアを生きよ!偉大なる未完成を生きよ!」
これまで出会った多くの友よ師よ
そしてこれから出会う多くの道しるべたちよ。
心から感謝する。
そして
これが僕の最後のシマとの会話だ。
「誰も皆、自己探求の旅の途上、それぞれの。
…僕もまた、その一人。」
南島詩人・平田大一

●Profile:
平田大一(ひらた・だいいち)
南島詩人・演出家・那覇市芸術監督
1968年11月7日沖縄県竹富町小浜(こはま)島生まれ。
進学先の東京で、アートユニット「I・N・U」に参加、自作の詩を朗読する舞台活動を開始。卒業後は生まれ島「小浜」に戻り、アーティストへの楽曲・詩の提供、実家の民宿を拠点に「キビ刈り援農塾」をスタートさせるなど、地域と文化に根ざした幅広い活動を行う。
2000年から与勝地域の子供達による現代版組踊『肝高の阿麻和利』の演出を手がける。
2005年3月に勝連町・きむたかホール館長を卒業、4月11日に有限責任中間法人TAO Factoryを立ち上げ、代表理事に就任。同年、那覇市芸術監督に就任。
うるま市、浦添市、八重山、金武町、那覇市、5つの地域の子供たちのための舞台を手がけるほか、毎年、新作舞台を精力的に制作。沖縄県内はもとより、県外、国外にも支持者を増やしている。
代表作に現代版組踊『肝高の阿麻和利』、現代版組踊『大航海レキオス』など多数。著書は詩集『南島詩人』、『歩く詩人』(冨多喜創)、ほか。
・平田大一ブログ『シマとの対話』:
http://hiratadaiichi.ti-da.net/
→そして、沖縄の人気blogランキングはこちら
平田大一(ひらた・だいいち)
南島詩人・演出家・那覇市芸術監督
1968年11月7日沖縄県竹富町小浜(こはま)島生まれ。
進学先の東京で、アートユニット「I・N・U」に参加、自作の詩を朗読する舞台活動を開始。卒業後は生まれ島「小浜」に戻り、アーティストへの楽曲・詩の提供、実家の民宿を拠点に「キビ刈り援農塾」をスタートさせるなど、地域と文化に根ざした幅広い活動を行う。
2000年から与勝地域の子供達による現代版組踊『肝高の阿麻和利』の演出を手がける。
2005年3月に勝連町・きむたかホール館長を卒業、4月11日に有限責任中間法人TAO Factoryを立ち上げ、代表理事に就任。同年、那覇市芸術監督に就任。
うるま市、浦添市、八重山、金武町、那覇市、5つの地域の子供たちのための舞台を手がけるほか、毎年、新作舞台を精力的に制作。沖縄県内はもとより、県外、国外にも支持者を増やしている。
代表作に現代版組踊『肝高の阿麻和利』、現代版組踊『大航海レキオス』など多数。著書は詩集『南島詩人』、『歩く詩人』(冨多喜創)、ほか。
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