「黄金島うた」神谷幸一インタビュー[後編]
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神谷幸一は今年芸歴45周年を迎える。舞台に立つだけでもニヒルなダンディさがあり、追っかけの女性ファンが多いことでも有名。また時にはユニークなトークで愉快さも発揮し、柔和さ、優しさも大きな魅力がある。
1947年生まれの神谷幸一は子どもの頃から三線が好きで好きでこの沖縄民謡の道を進んできたという。
インタビュー前編に引き続き、本場沖縄民謡の話題をお届けします。
——そもそも民謡歌手の道を進んだきっかけは?
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それでも近くの山に自分で作った三線を隠しておいて弾いていましたよ。家にも三線はあったので、親が仕事で出掛けている間に本物の三線もこっそり弾きました。
中学の頃は教室の戸袋にも三線を隠していて休み時間に取り出しては弾いたりしました。三線が大好きでね、だから高校や専門学校へと進学しても三線だけは離さなかった。
高校の時には三線でTV歌番組にも挑戦したり、お祝いの余興でも歌うようになりました。
その頃は今とは違い、学校では方言が禁止だった時代です。三線を弾いているのを見つけられたら怒られるような時代でした。でも、それでも止めようなんて思いませんでしたね。
——三線の虜になった魅力はどこが大きかったのでしょう?
神谷幸一:音色が一番。沖縄芝居の音にも欠かせないし、親子ラジオから流れてくる三線の歌などにとても魅了されました。
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——今では神谷ファミリーとして兄弟はじめ姪っ子さん(神谷千尋、石嶺聡子)も歌手として活躍されていますね。たくさんの門下生も指導されていますが今はどれぐらい門下生の方がいらっしゃいますか?
神谷幸一:50名ほどです。研究所以外でも沖縄市のカルチャースクールで三線の指導も12年余りしています。中には南部の糸満市や北部の辺土名など沖縄といっても遠いところから生徒さんがいらして頑張っていますよ。私は沖縄で生まれたからには、まず沖縄の古い歌を学んで欲しいと思って教えています。
新しい歌を歌うにも、まずは古い歌を学んでこそ、より広く三線が成長するようになると思っています。沖縄の歴史を大事にしてもらえると嬉しいです。
——さて神谷さんのベースとなる「花ぬ島」は、もう20年になるそうですね。コザは民謡どころで有名で、その中でも老舗として長く愛されるお店の秘訣はなんでしょう?
また、このところの沖縄人気や三線ブームでお客さんに変化はありますか?
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神谷幸一:やはり那覇のお客さんもコザは違うといいます。「沖縄民謡ならコザ」と言ってくださいます。中部の皆さんは民謡好きが多く、耳も肥えているんですよね。やりがいがありますよ。
——しかし、コザの民謡酒場は夜遅くがいいと言われて、例えば23時過ぎくらいから盛り上がりますよね?
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まぁ、一眠りしてからシャワーして、ご飯食べた後にでもゆっくりと本場の沖縄民謡を楽しみに来てください。生のステージは楽しいですよ。ぜひお店のほうにもいらして体験してください、御待ちしています。
——それではぜひ読者の皆さんにメッセージをお願いします。
神谷幸一:5年越しのCDが出ました。今年の11月30日(日)には沖縄市民会館で芸歴45周年公演もあります。今大事にしたい地元の島の事、家族の絆の事など、たっぷり“肝心”をどうぞ感じてもらえたら嬉しいです。
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“三線小やマク弾ち
カーギ姿・チリョージンブン・歌情んうちゃてぃ
神谷幸一の魅力をこの一枚に凝縮”
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(28NCD-70 税込2,800円 BCYンナルフォン)
※収録曲:01.黄金船 02.津堅恋女童 03.伊平屋節 04.いそさ島うた 05.姑ぬ家ぬ門口 06.親ぬ思い 07.親ぬ真心 08.赤糸節 09.恋流り 10.新里前とよー 11.ハワイ節 12.屋慶名クワディーサー 13.取納奉行 14.勝連ナークニー〜山原汀間節 / ボーナストラック(工工四付き):15.浮名ぶし 16.命身ぶし 17.あひゃんがれ
◎島唄スナック『花ぬ島』
住所: 沖縄市宮里1-15-11
電話: 098-938-2959
(文: 吉澤直美、編集+写真: 桑村ヒロシ
取材協力: 有限会社キャンパス、島唄スナック「花ぬ島」)
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