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沖縄の抱瓶(だちびん)が大英博物館収蔵へ!

沖縄の抱瓶が大英博物館収蔵へ(陶芸家・仲村勇氏)
世界最大級の博物館、イギリス大英博物館に日本代表の陶芸家として、沖縄から名護市出身の仲村勇さんの作品(抱瓶)が収蔵されることが決まりました!

世界3大博物館へ沖縄の作品が収蔵されるとは
BIG NEWSです!


沖縄の抱瓶(だちびん)が大英博物館収蔵へ!大英博物館へ収蔵するために創作したという大作がよやく完成したということで仲村勇さんの陶房へ行ってきました。
名護市許田インターからすぐ近くのところにある仲村さんの「丸勇陶房」。入口には高さ2メートルはある大きな真っ赤なシーサーが両側に鎮座しています。その大きさと色合いにも圧倒されますが、お顔みるとその表情は愛らしいシーサーで、入口のお出迎えから仲村先生が作品創りを楽しんでいるのが感じられます。

沖縄の抱瓶(だちびん)が大英博物館収蔵へ!29歳の時に陶工の道に入り、陶芸の道40年。琉球焼窯元・仲村勇先生は、沖縄サミット開催時に沖縄代表として、要人へシーサー作りを実演披露。またこれまでに沖縄県優秀技能者賞受賞、科学技術長々官賞受賞、 現代日本美術協会会長賞受賞など数々の賞を受賞しています。

こちらが出来立ての渡英する作品。なんとも大きな抱瓶(だちびん)です。不思議な美しい色合いで、龍のように見える顔も迫力があります。
抱瓶
——仲村先生おめでとうございます。まずは完成の感想を伺えますか。

仲村勇:満足の作品が誕生しました。沖縄でしか出来ない“沖縄にこだわったもの”が出来上がりました。

——大きな作品ですね。

仲村勇:そうだ、計測してみましょう。長さ69cm高さ38cmです。

沖縄の抱瓶(だちびん)が大英博物館収蔵へ!——巨大な抱瓶(だちびん)ですねー! それに大きさだけでなく、何色と表現していいのか迷う不思議なミステリアスな発色が魅力的ですね。どんなイメージで作られたのですか?

仲村勇:海外へ渡りますから、沖縄にしかないものとして考えました。沖縄では古くから泡盛を入れて持ち歩く器として親しまれている抱瓶の形に創りました。
海外の方は見たこともない形でしょうから、こうした姿形からも沖縄にしかない歴史や文化を感じてもらいたいと表現しました。
また沖縄は美しい海に囲まれていますでしょう。飛行機に乗り、窓から沖縄の海を見下ろした時に見えてくる何色もの青い色が織りなすグラデーションがなんとも魅力的な海の景色がありますね。この抱瓶の色にそんな景色を表現しました。上から見ても横から見ても沖縄を感じて楽しめるように色合いも工夫して表現しました。

——龍のように見える顔もとても迫力があり引きつけられますが、これは龍でよろしいですか?

仲村勇:これは沖縄の龍とインドネシアに伝わる聖獣で知られるバロンをミックスしました。丸い輪も動くように作りました。チャンプルー文化の歴史を持つ沖縄ですから、沖縄を自由に感じてもらいたいと遊び心が出ている部分です。
沖縄の抱瓶(だちびん)が大英博物館収蔵へ!
——それにしても不思議な色合いは写真では伝えきれないですね。こうして目の前で見ていても角度や光の具合でも違うように見えますから。まるで生きているような変化する輝きがすごいですね。どっしりとした重厚感も大作ならではの醍醐味を感じます。沖縄の作品が堂々と大英博物館に収蔵される嬉しさは県民としても嬉しくなります。

仲村勇:この色は焼き上げて、出来上がってきたその時からもどんどん変化しています。わずかの数時間でも変化していくようです。ですからイギリスへ渡り、大英博物館でお披露目される時には、今とはまた違う色や表情に変化する可能性があります。

——それはとても興味深々、不思議ですね。次に見る機会がまた楽しみになります。イギリスまで見に行きたくなりますね。

仲村勇:この道40年、大英博物館に私の作品が収蔵いただけるということはとても名誉なことです。多くの皆様のおかげです。光栄な機会をいただき深く感謝しています。

沖縄の抱瓶(だちびん)が大英博物館収蔵へ!ところで、仲村先生は科学技術庁も認めた特殊な陶土を使ったミネラル磁気を発する特別な焼き物(触媒石鉱:商標登録)開発も成功。遠赤効果で、水やお酒がおいしくなると評判の徳利や酒壺など、たくさんの実用的な焼き物も生み出し大評判です。

最近ではHPを見て、県外からもこの特別な焼き物が欲しいと買いに来る方も増えているそうで、県内外、世界が注目する陶作家として益々の活躍期待されています。


いよいよ6月にイギリスへ収蔵される大作。
完成を記念して、大英博物館に収蔵される巨大抱瓶の
緊急お披露目記念展示会が決定しました!!


沖縄の抱瓶(だちびん)が大英博物館収蔵へ!イギリスへ収蔵される前に素晴らしいその作品を直接見れる貴重な展示会です。美しく迫力ある作品をぜひご覧ください。

今回の大英博物館への収蔵についての渡航費、梱包費用などはすべて自己負担だそうです。会場では渡航のための資金造成に、人気の触媒石鉱作品の販売なども行われます。世界へ向かう沖縄代表へ多くの方々からのご支援ご協力も呼びかけています。

白いお髭がトレードマークの仲村先生が会場で笑顔でお待ちしていますよ。
栄誉な大英博物館収蔵記念のお祝い限定3日間のお披露目です。どうぞお見逃しなく。


「大英博物館収蔵記念 仲村勇作陶展」
日 時:5月8日〜5月10日
会 場:名護市民会館ギャラリー
主 催:NPO法人国際芸術家協会
発起人:名護市文化協会会長・森田豊
呼掛人:名護市許田区長・知念良計
    名護市商工会理事・上地米子
    国場組土木部長・池原俊光
    (有)ありがたや
    代表取締役・佐古光


※祝賀会:5月8日(金) pm7〜9時
 (名護市民会館 中2階ホール)
・仲村先生の作品オークション参加権
・ビンゴゲーム
・大英博物館収蔵記念の4合酒甕プレゼント
・貴重な古酒も振る舞われます
・参加費:1万円(一般も参加できます)

問い合わせ:
丸勇陶房 電話:0980-54-1611
     携帯:090-4771-9699
仲村勇先生と取材協力者の皆さん
(文+写真: 吉澤直美、編集: KUWA)
(取材協力: 上原千賀子氏、佐古光氏、松本幸市氏)


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Posted by ryuQ編集室 at 2009年05月07日   09:00
Comments( 3 ) 沖縄の匠
この記事へのコメント
吉澤直美さん こんばんは 先日の取材お疲れさんでした。
詳しく分かりやすい記事に拍手です。動画CMの終わりにリンクいたしました。ありがたや 佐古さん CREARE 上原さんのトップ動画CMも同様の
設定になってます。本当にありがとうございました。明日会場で楽しみにしてます。
Posted by (有)ちゅらさん(有)ちゅらさん at 2009年05月07日 18:45
(有)ちゅらさん 様

リンクいただき、ご活用くださりありがとうございます!
この素晴らしい作品をたくさんのかたにご覧頂きたいですね!
今夜の祝賀の会も盛会を祈念しています!
Posted by 沖縄MC☆直美。沖縄MC☆直美。 at 2009年05月08日 08:22
吉澤様
取材、素晴らしい記事、その他もろもろ
本当にお世話になりました。

超ばたばたで、お礼が遅れ申し訳ありません。
パソコンをさわるのが久しぶりです。

今回に懲りず、今後ともよろしくお願いたします。
Posted by ありがたや at 2009年05月15日 09:02
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