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琉球奇譚・映画『アコークロー』の上映公開を前に、試写会と出演者の舞台挨拶が那覇の桜坂劇場にて５月30日に行われました。
人気モデルで今回初主役に挑戦する田丸麻紀さん、沖縄出身でモデルから俳優へ活動を広げ注目の尚玄さん、映画初出演の女優・手島優さんにもお会いしてインタビューと、メッセージをいただきましたのでご紹介します。

——モデルとして大活躍中の田丸麻紀さんですが、映画初主演はいかがでしたか？

田丸麻紀：沖縄で約１か月ぐらいの撮影でした。途中東京の仕事もあり行き来がありましたが、沖縄は前から何度かきたこともあるぐらい好きな場所でした。

今回撮影とはいえ、これまでの沖縄とは違って独特な文化や背景、たとえばキジムナーのことなどいろんな沖縄を知ることが出来ていい経験になりました。

——映画の中でサーターアンダギーを食べるシーンがありましたが、沖縄料理などは食べましたか？お好きですか？

田丸麻紀：海ぶどうのぷちぷち感やゴーヤーチャンプルー、ソーメンちゃんぷるーなんか監督さんたちとも食べに行きましたよ。

——それは嬉しいですね。尚玄さんは沖縄出身ですが、沖縄は久しぶりに帰ってこられましたか？

尚玄：いいえ、結構よく帰ってきてますヨ。

——そうですか。今回は地元の沖縄での映画撮影でしたが、いかがでしたか？
また子を持つ父親役という役柄は苦労されましたか？

尚玄：ロケ地が沖縄というだけでなく、沖縄出身、うちなーんちゅうの監督やスタッフと仕事ができたのが嬉しかったです。

子役とも他の役者のみなさんともそうですが、コミュニケーションはうまくとれたと思います。子役ともとても仲良くなりましたね。

子を思う親としての愛情表現や親としての葛藤などもありますので、そのあたりもみてほしいです。

——手島優さんはとても色白なんですね。沖縄での撮影で日焼けで苦労されませんでしたか？

手島優：冒頭シーンでけっこう肌も露出していますが気にしませんでしたけど大丈夫でしたよ。私は映画は初出演なので嬉しさと緊張でドキドキしながら撮影していました。沖縄時間というのでしょうか、自然なゆっくりした時間の流れみたいなのが沖縄はいいですね。

——以前に沖縄にはこられたことは？

手島優：高校の修学旅行できたことがあるぐらいで、その時はいわゆる沖縄をリゾートとして楽しみましたので、沖縄の明るさが印象的でしたが、この映画では全然違う沖縄の部分もあるのだと知りました。
「闇の部分」とでもいうのかな。沖縄の不思議な話やちょっと怖い感じもあるんだなと今回初めて知りました。
表に見える部分と、そうでない地元にはもともとある世界と、沖縄にもいろんな顔があるんですね。

——最後に、３人それぞれからのメッセージをいただけますか？

田丸麻紀：沖縄というとリゾートや穏やかな人達がイメージされますが、その背景にある沖縄の歴史や土地のパワーを感じる映画になりました。沖縄のスタッフで新しい描き方での独特な沖縄映画になったのではと思います。今までにない沖縄をこの映画でみていただきたいです。

尚玄：沖縄の不思議な感じが伝わる面白い作品になったと思います。怖がらずにたくさんの人にみてほしいです。

手島優：私自身が恐いシーンに出演しているのですが、ホラーではあるけれど、みなさんの想像するホラーとはちょっと違う恐さなので、ホラーが苦手な人でも大丈夫ですからたくさんの人にみてほしいです。

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