ryuQ 特集ページ

10月1日に、『ryuQ』はリニューアルし、てぃーだのデイリー特集『てぃーだなトピックス』として新たにオープンしました!新しいアドレスは、http://tidana.ti-da.net/
てぃーだブログ › ryuQ 特集ページ › 琉球百科シリーズ › 海洋博は招くよ/カンポーぬ喰えぬくさー/那覇ブルース

海洋博は招くよ/カンポーぬ喰えぬくさー/那覇ブルース

海洋博は招くよ/カンポーぬ喰えぬくさー/那覇ブルース
海洋博は招くよ/カンポーぬ喰えぬくさー/那覇ブルース海洋博は招くよ
(マルフクレコードKF-215 1973)

♪海洋博は招くよー サーサ皆おいでよ沖縄へ

ラジオから流れる、饒辺愛子の透きとおるような声。日本復帰から海洋博、72年から75年、街は民謡であふれていた。祖国に復帰しても豊にならない生活。もしかしたら沖縄国際海洋博覧会は沖縄を国際的に認めさせることができて、さらに生活も向上するのではという庶民の儚い夢は、海洋博の蓋を開けたとたん崩れ去る。経済の反動は音楽に真っ先に跳ね返った。雨後の竹の子のように増えた民謡クラブは消えていき、ラジオの民謡番組も少なくなっていった。饒辺愛子歌う「海洋博は招くよ」はラジオで連日のようにリクエストされ、昼夜なく流れていた。それが1975年7月20日、海洋博が始まったと同時にピタッとリクエストがとまった。


海洋博は招くよ/カンポーぬ喰えぬくさー/那覇ブルースカンポーぬ喰えぬくさー
(マルフクレコード FF-70 1975)

 海洋博が始まって流行りだしたのが「カンポーぬ喰ぇぬくさー」(歌・でいご娘)だ。戦後30年、艦砲射撃の喰い残しのウチナーンチュ(戦後生き残った沖縄人)が、もう戦争はコリゴリだとうたう。考えてみるとこの間の民謡には、これほどあからさまに反戦を歌った歌はなかった。少なくともこれほどのヒット曲はなかった。何故この時期なのか今もって私の疑問のひとつである。ともあれ、復帰前から沖縄の中で沖縄音楽=民謡ブームが起こり、海洋博の開始と同時に衰退へと向かっていったように見えたとき、先ず気を吐いたのがこの「カンポーぬ喰ぇぬくさー」であった。沖縄ならではの現象といえそうだ。

♪我親喰ゎたる あぬ戦争
 我島喰ゎたる あぬ艦砲

でいご娘のコーラスがラジオから流れて、近所のおばあさんが涙を流しているのを目撃したことがある。何故この時期であったのか。

そして、もう1枚……
→続きを読む

【ryuQ最新記事】
今月のryuQプレゼント!!


プレゼント情報をもっと見る>>

プレゼントの応募は下記の応募フォームからご応募ください。
※酒類のプレゼントへの応募は20歳未満の方はご応募できません。
応募フォームはこちらから

ryuQは携帯からでも閲覧できます!!
ryuQは携帯からでも閲覧できます!!
ブログランキング【くつろぐ】 ランキングはこちらをクリック!
人気ブログランキング【ブログの殿堂】
にほんブログ村 沖縄情報
同じカテゴリー(琉球百科シリーズ)の記事
『木、気、奇、器』
『木、気、奇、器』(2010-09-27 09:00)


Posted by ryuQ編集室 at 2007年08月13日   00:00
Comments( 1 ) 琉球百科シリーズ
この記事へのコメント
はじめまして!でいご娘さんが唄っていました〜〜
今日、御茶ノ水の喫茶店で休憩していたら、10.26に明治大学ででいご娘さんがイベントに出るというポスターを見ました!近くに勤めているのでぜひ、行ってみたいと思います。

詳しくはこちらに載っています〜。
http://www.naturalhi-tech.com/schedule/schedule.html
チケットは2箇所で発売しているようです。
チケットぴあとオンラインチケットhttp://indies-cd.com/?pid=9816118

10/26(日)明治大学リバティホール「クロスオーバーイン御茶ノ水フェス」
OPEN15:30 START16:00 前売り2,800/当日3,300
あがた森魚/SIBERIAN NEWSPAPER/でいご娘&ひがけい子、島太鼓/LauLa
チケット予約 10/2発売チケットぴあ 0570-02-9999 Pコード304-897
http://pia.jp/t/
Posted by ハヤシマンハヤシマン at 2008年10月14日 14:21
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
[公開]
[非公開]
※管理人のみ管理画面から確認することができます。
[公開]
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
[公開]
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。