ryuQ 特集ページ

10月1日に、『ryuQ』はリニューアルし、てぃーだのデイリー特集『てぃーだなトピックス』として新たにオープンしました!新しいアドレスは、http://tidana.ti-da.net/
てぃーだブログ › ryuQ 特集ページ › 琉球百科シリーズ › 3つの『十九の春』

3つの『十九の春』

3つの『十九の春』
3つの『十九の春』「十九の春」(マルフクレコードFF-53 本竹祐助、津波洋子 1972)

 先月、「『十九の春』を探して」(講談社刊、川井龍介著)という本が出版された。サブタイトルに「うたに刻まれたもう一つの戦後史」とあり、沖縄発の歌謡で最も広く知られている「十九の春」のルーツから多様に変化(へんげ)し、広がり行くさまをルポルタージュしていく。十九の春という歌はそもそも十九の春という歌であったのか。十九の春という歌がもともと十九の春という歌ではなかったというところに、この歌のレコードに刻まれたもう一つの歴史があるのだ。戦後史の中の「十九の春」は前記の本に譲るとして、レコードの話に進みましょう。

 マルフクレコードより1972年にプレスされた、この「十九の春」こそが一等最初の十九の春である。三線・津波恒徳、ギター・津波恒英が参加しており、ヴォーカルの本竹祐助のコンビの相手が津波洋子、津波恒徳の娘である。となると、本竹以外は津波一家で、このレコード誕生の裏には津波恒徳の強い意志が働いているのが読み取れる。ところで、クレジットには記載されていないが、ヴァイオリン音が聞こえるが、普久原恒勇が弾いているものと思われる。そしてこれも記載されていないのだが、ディレクターがビセカツ(備瀬善勝)であったということである。十九の春の命名は誰かということになると、記憶になかなか食い違いがあるようだが、やはり備瀬の命名とみてよさそうだ。
……続きを読む

タグ :十九の春

【ryuQ最新記事】
今月のryuQプレゼント!!


プレゼント情報をもっと見る>>

プレゼントの応募は下記の応募フォームからご応募ください。
※酒類のプレゼントへの応募は20歳未満の方はご応募できません。
応募フォームはこちらから

ryuQは携帯からでも閲覧できます!!
ryuQは携帯からでも閲覧できます!!
ブログランキング【くつろぐ】 ランキングはこちらをクリック!
人気ブログランキング【ブログの殿堂】
にほんブログ村 沖縄情報
同じカテゴリー(琉球百科シリーズ)の記事
『木、気、奇、器』
『木、気、奇、器』(2010-09-27 09:00)


Posted by ryuQ編集室 at 2007年06月11日   00:00
Comments( 0 ) 琉球百科シリーズ
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
[公開]
[非公開]
※管理人のみ管理画面から確認することができます。
[公開]
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
[公開]
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。