アセロラでジュースやジャムづくり体験

ryuQ編集室

2010年08月12日 09:00



アセロラの里、本部町にあるアセロラフレッシュでは、この夏の期間だけ体験できるアセロラを使って家族で楽しめるコースがあるんです!

アセロラ狩りはいつでもアセロラ畑に実がなっているとは限らないので、それに代わる体験プログラムとして、無農薬栽培の生アセロラを使ってジュースやゼリーやジャムなどを作れるという、なかなか他には無い、お得で楽しいここだけのオリジナルな観光体験をご紹介します!

アセロラと沖縄の物語

本部町といえばアセロラの産地としても有名ですが、原産地は中南米。ハワイ経由で沖縄に入ってきたのは戦後です。戦後の沖縄の土地にどんな作物が合うのか、当時の琉球政府がハワイ大学に依頼して様々な提案のなかのひとつにアセロラがあったそうです。ですがアセロラは沖縄の土地に合わなかったのだそうです。意外ですよね。ではどうやって、本部町の特産品にまで発展していったのでしょうか?

北山王の末裔の本家、本部町並里で地域おこし

今から25年前、本部町並里の並里さん(アセローラフレッシュ代表)が工夫に工夫を重ねて、沖縄に合ったアセロラの栽培方法を確立していったのだそうです。本部町の物産の代表格にまでなったアセロラを、役場でも商工会や農協でもなく、一個人がなぜ、地域おこしに奮闘したのでしょう。

実はこちらのご主人、北山王の末裔で700年の歴史がある名家、満名上殿内(まんなうとぅぬんち)の本家の長男とのこと。なるほど、地元本部町をこよなく愛する理由がよく理解できました。

地域と一体になって本部町の地場産業としてアセロラを位置づけていき、平成11年の旧3月18日(新暦5月12日)に、アセローラの日を提唱。今では地域総出の一大行事になっています。

小さなアセロラ一粒がレモン5個分のビタミンCを含むといわれる果実を贅沢につかった観光体験プログラムのほうを、それではさっそくご紹介していきましょう!
アセロラの果実から、生ジュースづくり体験などを体験!

本部町並里のアセローラフレッシュでは、おひとり2千円の参加料で、新鮮なアセロラの果実を使った贅沢な観光体験ができるそうです!
(要電話予約)

・生ジュースづくり
・ゼリーづくり
・シャーベットづくり
・ジャムづくり
・ドレッシングづくり

上記の5つのコースのうちから2つをチョイスして体験できるのだそうですよ。所用時間は1時間ほど。
今回は、那覇市からドライブで来られたという兼久みのんさん(6歳)・このんさん(3歳)の姉妹が観光体験プログラムに挑戦しました!

生ジュースづくり

【材料】アセロラの果実(またはピューレ状にしたもの)/水
【作り方】1.アセロラの芯を一つずつ取り除く。2.家庭用のジュサー・ミキサーを使ってアセロラを絞り出しピューレにします。3.同量の水を加えるだけでできあがり!


ゼリーづくり

【材料】アセロラピューレ100cc/砂糖100g/粉寒天4g/水400cc
【作り方】1.鍋に分量の水を入れ火にかけながらゆっくりとかき交ぜる。2.沸騰したら水を加える。3.砂糖が溶けたら租熱を取り、ピューレ状にしたアセロラを加え容器に流す。4.冷蔵庫に冷やして出来上がり!


これなら小さなお子さんでも楽々参加できそうですね!
「とっても美味しい〜!」「自分で作ったのが楽しかった!」と、兼久みのんさんとこのんさん。
とても嬉しそうに、自分たちで箱詰めしておうちまでテイクアウトして持ち帰りましたよ。(クール宅配発送も可能です)

並里さんも、「ビタミンCというのはどうしても毎日体内に取り入れなければいけないものなので、
子供達にも作り方が簡単なジュースだったり、ゼリーやジャムだったら、自分で作って食べられるようにと、家族向けの体験コースです。参加されたみなさんが楽しんでもらっているのが何よりでやっていて嬉しいですね」とのこと。

なかなかこういう体験をする機会って少ないですよね。ぜひ、ビタミンいっぱいでヘルシーな、そして思い出に残る楽しい観光体験をいかがでしょうか。期間限定で実施中ですよ!

アセローラフレッシュ
住所:沖縄県本部町並里52-2(→地図はコチラ)
電話:0980-47-2505(電話予約)
http://www.acerola1.com/



(取材: KUWA)
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