「日本一のパインの里・東村」特産品で地域おこし

ryuQ編集室

2008年12月02日 09:00


日本一のパイン生産を誇る沖縄県東村。プロゴルファー宮里藍さんの出身地としても知られるようになった東村は、“やんばる”といわれる沖縄本島北部の自然豊かな地域にあり、東海岸に面した山、里、海、川に恵まれた環境があります。

その東村では、6種類ものパインを生産していることをご存知ですか?
パインはそれぞれ種類ごとに特徴があり、おいしく味わうのは、どれも獲れたてが一番だそうです。

最近特にユニークさで人気の高いパインといえば、手でちぎって簡単に食べることができるボゴールパイン(スナックパイン)や、果汁が豊富でジューシーなパインとして加工に利用されるスムースカインなどなど、どれもが格別においしいと評判な東村で栽培されるパインは、酸性土壌と、年間を通した温暖な気候、水はけの良い大地でおいしく育まれています。


10月に那覇市で行われた県内最大規模の『沖縄の産業祭り』で行われた沖縄県商工会連合会・市町村商工会による『ありんくりん市・第11回特産品コンテスト』では、東村のパインを活用した新商品『ほんのり甘いパインアップルジャム』と『タコライスソース』の2品が奨励賞を受賞!


*『ほんのり甘いパインアップルジャム』は、なんといっても生果実のパインをたっぷり使い、化学調味料を使わず、素材そのもののパインのおいしさを活かし、着色料も砂糖も使っていません。自然の味を生かし、オリゴ糖を使用したさわやかな甘みが特徴です。



*『タコライスソース』は、ありそうでなかったタコライスにパッと手軽にすぐ使えるソースとして誕生。生産農家の声を活かして規格外のパインを、無駄なくおいしく活用したいという願いから生まれた愛情商品です。
これさえあれば、タコライスもオムレツソースもホットドッグソースなどのほか、またブイヤベース鍋のような野菜などの煮込みソースとしても活用できます。そのように使いやすさも高く評価され、『沖縄の産業祭り』会場でも売れ行きが好調でした。

東村では、10月下旬より東村ブランドWebサイト『やんばるのふるさと やんばるの東』も新開設し、東村内の観光、食事処、特産品案内やパイン料理レシピまで実用的な内容を盛り込み、充実したサイトでの東村案内をスタートしました。しかもなんと3カ国語(日本語、英語、広東語)に対応したサイトであることも注目です!

広東語への対応は、ここ最近特に香港からの沖縄観光客がとても増えていることに着目し、今後ますます広東語対応が必要になると先見してのことだそうです。

こうした“東村ごと、ブランド化して確立よう”というJAPANブランドのブランド確立支援事業の取り組みの展開で、東村の魅力PRがどんどんと進んでいます。

さらにWEBサイトと同内容の冊子『パインのふるさと沖縄・東村』も制作。レンタカーでドライブする観光客にもやんばる・東村までの旅を誘おうとレンタカー会社の受付などで利用者サービスとして冊子も設置。やんばるまで、ゆっくりドライブを楽しみ、東村散策を楽しむ人が増えることが期待されています。

沖縄県内でもいち早く、自然を活かしたエコツーリズムやグリーンツーリズム、ブルーツーリズムでの体験型観光を構築し、自然と共生する地域観光の魅力いっぱいの東村は、今最先端のWEBサイトで、新しい発信と新しい特産品開発など魅力が満載。

ブランドマークも作り、広大な大地の「茶色」サンサンまぶしい太陽の光「オレンジ色」、やんばるの自然の緑豊富な「緑色」、東村の位置に「赤色」を表しました。

東村の特徴を凝縮したマークは、のぼり旗や特産品に表示され、新鮮にPR中です。
日本一のパインの里、東村体験にぜひ出かけてみませんか?

お問い合わせ:
 東村商工会
 〒905-1204 沖縄県東村字平良809-1
 TEL: 0980-43-2931/FAX: 0980-43-2503
 http://www.yanbaru-higashi.jp/

(文+写真: 吉澤直美、編集: KUWA、取材協力: 東村商工会、沖縄県物産公社)

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