カフェ『Beans』(南城市玉城)

ryuQ編集室

2008年05月23日 09:00


明るい笑顔がとっても素敵な三姉妹が、南城市玉城の緑豊かな自然の中に、手作りのカフェレストラン『Beans』(ビーンズ)をオープン。このお店の名前、どこかで聞いたことはありませんか?

毎年4月の第1日曜日に『浜辺の茶屋』周辺で開催されている『海楽』というイベントで、宮本亜門邸のすぐ近くの出店コーナーで『Beans』(ビーンズ)さんを見かけた方々も多いのでは。

これまでも、自分たちで育てた有機野菜や、エディブル・フラワー(花ですが食材としても用いられる)を使ったクッキーやサンドイッチなどを『海楽』のイベント会場で楽しむことができましたが、実店舗のオープンを多くのお客さんからも待望されていました。

Beansの原点『Beans農園』では、以前は農産物直売店『花野果村』に出荷していた時期もあり、また飲食店などにも直接卸していたりしますが「でも、そもそも農園をはじめたのは、いつか自分たちのお店をやりたいという夢からスタートしたんですヨ」と笑顔で語るBeansの礼子さん。

その夢と、そして皆さんからの期待に応えるように、今年の春に店舗のオープンを実現しました。
お店はお昼12時から夕方5時半までの営業で(定休日:毎週月曜、第1・3日曜日)、ランチのほか手作りケーキやオリジナルハーブティーなどがあり、自分たちで手作りした小物なども店内に並んでいます。

また、お店のすぐ横ではハウス栽培をしているので、ハーブ園と野菜畑から無農薬で鮮度のいい食材を使ったメニューに注目です。
例えば、人気のランチメニューの『サンドセット』(1,000円)は、白神こだま酵母の手作りパン2種類のオリジナルサンド。トッピングされたエディブル・フラワーが彩りのほか、ほのかな甘みとサラダのような食感で楽しめます。それに野菜がいっぱい入ったスープとドリンクがついたセットです。

また、もうひとつの人気ランチメニューの『パスタセット』は、トマトソース・パスタに自家栽培した無農薬オレガノで作ったオリジナルソースがお皿にちょこっと盛られていて、そのソースを少しずつ絡めるだけで、風味がまた美味しく変化してゆきます。

バジルのバジリコ・ソースのパスタというのはよくありますが、オレガノ・ソースのパスタというのは県内では珍しいと思います。それに新鮮な野菜のサラダとドリンクがついて1,000円。

何より、お店のすぐ横にある農園から摘み取ったばかりの食材ばかりですから、からだに優しいと心まで元気になってきます。

また、そのオレガノ・ソースとグランド・チェリーのジャムは、店頭販売もしているので、ご自宅でもBeansの味を楽しめそうです。


ところで、グランド・チェリーとは食用ホオズキのこと。それもBeans農園で栽培しているというので畑のほうも見学してみたくなり、農園担当の泉さんにご案内して頂くことになりました。それでは、元気のヒミツをのぞいてみましょう!

農園には食べられるお花(エディブル・フラワー)が色とりどりに咲いているほか、その食用ホオズキもありました! 一粒頂いたのですが、よく熟したホオズキはマンゴーのような味がしましたよ。

ハーブは、ミント、チェリー・セージ、ローズマリー、タイム、オレガノ、バジル、フェンネルなどが揃っていますし、野菜も季節毎のものをサラダやスープにしているとのこと。

「畑をいじっているのは本当に楽しいですよ〜」と笑顔いっぱいに話す泉さん。
野菜の元気のヒミツは、作り手の気持ち(真心)なのかもしれませんネ。

「食後は、お散歩ができる庭もありますので、玉城の自然の中で森林浴も楽しんでほしいです」と礼子さん。

やんばるの自然ともまた違う雰囲気のある南部玉城で、自然の恵みをいただき、心も体も元気にチャージしてみてはいかがでしょう。

 カフェ『Beans』は、→コチラへ(地図)
 (住所:沖縄県南城市玉城百名986-2)

(文+写真: KUWA
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