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Glean Piece『グリピ!』レコ発ファイナル直前インタビュー!■
ゆるいMCとレゲエにポップな“ゆるレゲPOP”がキーワードの2人組ユニット・グリピことGlean Piece。
彼らの初のロングインタビューをryuQにて実現。聞き手は、沖縄インディーズの母ことKEN子。今まで聞いたことが無かった話まで一挙大公開
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結成と初ライブ◎
——沖縄国際大学で同じクラスになった2人。人見知りのShin、そしてテンション高めのUTA、お互いに初対面で「こいつとは絶対仲良くなれないな…」と思った。しかし、2人とも教職を目指していた事もあり、飲み会や発表の時に「授業をいかに盛り上げるか」という変な所で次第に意気投合
Shin:僕は全然音楽とか関係なくて、常にどう目立とうかと狙ってました(笑)。
——2005年3月、Shinが卒業パーティーの実行委員になった。司会を1人じゃムリだからとUTAを誘い、余興が足りないから「思い出作り」のつもりでオリジナル曲(「ここから」「My friend」、未発表の「One Morning」の3曲)を作って歌った
UTA:Shinと一緒に歌ってみたいと思ってたので、良いキッカケになりましたね。
これが思った以上に評判が良かったので調子に乗った2人は、MOD'Sの飛び入りライブにも何度か挑戦。
——UTAは1年間の留学を経て卒業、少し遅れてShinが教育実習が終わるまでUTAはMOD'Sでバイトしながらタイミングを待ってついに活動再開。
「Glean=広い集める」+「Piece=かけら」=「小さな事からコツコツやっていく」という思いを込めて「Glean Piece」と名付けた
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沖国大在学中に突然起きたヘリ墜落事故というアクシデント◎
Shin:僕は5号館で夏休み補習のテスト中だったんですけど、地震かなと思うような"ドーン!"と音がして揺れて、しばらくして友達が"ヤバいよ!"と言いに来たけどテストは続行でした。戦争かなと思うぐらいすごい黒煙が出てて、みんなすごいパニックだった。米軍人が早く来てて泡の消炎剤撒いてて、写メさえも撮影ダメだとすごい威圧的に米兵から"消せ"って言われました。
UTA:僕がイギリスに留学していて2日目ぐらいにいろんな人から電話が来て、ブログとか見たら校舎とか変わり果てて、帰った時にはもう壁が寝かされてて、黒コゲの木だけがモニュメントになってた…。グランドでスポーツしてた友達の頭上を飛んで行ったらしいです。
Shin:運良く助かったと思って、ささいな事でも感謝していきたいです。
(※参考記事:
『NO FLY ZONEコンサート2007』←グリピも出演!)
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全力の4曲◎
UTA:結成から半年は、最初に作った3曲と「空を見上げて」だけでライブを続けていました。全力の4曲でしたね(笑)。
Shin:カバーを加えたら曲が増えるという事にやっと気付いて(笑)、それぞれの好きな曲をやる事にしました。
これでやっと計6曲。新曲の素材はいっぱいあるのになかなか形にならなかった。そんな時、石川さんに声をかけられ、CDを出そうという話になった時に出された課題が「2週間で15曲ぐらい」(!!)
そしてそれと同時にMOD'Sの喜屋武さんがプレゼントしてくれたのが「寝袋」(!!)
MOD'Sに寝泊まりしても良いからって…!あれよあれよと言う間に2007年1月にリリースが決定、3月にはレコーディングがスタートしました。
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初のレコーディングで豪華メンバーと共演!◎
Shin:音楽室とかスタジオって壁にたくさん穴があいてるじゃないですか。僕はアレが苦手だったので、最初は小部屋に閉じ込められてその穴に慣れるのに必死でした(笑)。
UTA:そしたら今度は僕が3月末のライブ中に声が出なくなってしまって…。楽器を先に録ってもらったので助かりました。
——老舗のライブハウスMOD'Sがプロデュースするだけあって、レコーディングメンバーも県内屈指のミュージシャンが集まった
UTA:沖縄を代表する人々と一緒にやれるなんて、…まるでTVの世界ですよ。
Shin:穴の次はメンバーに気を遣うのが大変でした(笑)。ギターの良明さん(元メデューサ)があの貫禄でスタジオにいる時は緊張してたんだけど、突然「…爪切っていい?」って言った時に爆笑して、緊張がほぐれました!
UTA:亮さんも"エロく"とか"夏っぽく"とか言ったらそんな雰囲気で弾いてくれて、いろんなリクエストに応えられるプロってすごいなと思いました。
Shin:驚きの連続でしたね。
——サウンドプロデュースの玉城淑晴さんについて
UTA:まだ4曲しかない時にオーディション用の音源を作りたくて「空を見上げて」のアレンジをお願いしたのがキッカケです。今回も自分達にない感性を、それも遙かに越えていて、ただのメガネじゃないなと…(笑)。
Shin:サマバケはイメージどおりに仕上がったし、他の曲も自分達のイメージにメンバーの個性が加わって全然違う雰囲気に仕上がったお陰で、かなり曲の幅が広がりました。
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お客さんからの反響◎
——2006年10月〜FMちゃたんで1時間の番組を担当。美浜のサテライトスタジオ前で、番組の前後にストリートライブを始めた
Shin:最初ストリートを始めたばかりの時は、誰も聞いてなくて草や木に向かって歌ってるのかなとか思った時もありました(笑)。
UTA:そこでノセ方とかすごく勉強になって、少しずつ増えてくれましたね。
Shin:一度、ライブハウスのHumanStageでのイベントで、200人がオールスタンディングでみんなノリノリっていうのを味わってしまうと、「もっと暴れたい!」ってなりますね〜!
UTA:ちびっ子達は楽しい曲が好きみたいなんですけど、大人の女性にはドンドンが評判良いですね。
Shin:そして"元気貰った"っていう言葉で僕たちも元気貰ってます。
——そして名古屋、東京、千葉と県外3ヶ所でもライブ。特に東京ではたった3曲のライブだったが、1曲目で総立ちになり、サイン会は1時間半もの行列になったという
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そしてついに9/15「レコ発ファイナル」!!◎
UTA:初のフルバンドでのライブで、特殊効果とかふんだんに使ったプロのステージなので気合入ってます!
(※会場は、先日大々的にオープンした『
コザ・ミュージックタウン音市場』!!)
このファイナルは1つの節目なので、これを機にまた一歩成長したいです。
そして、サプライズ・ゲストもあるかも…??
Shin:僕たちは、周りに支えられて来たラッキーボーイなので、このファイナルを成功させてみんなに恩返ししたいです。こんな自分でもできる事があるからみんなにもチャンスはどこにでもあるよ、って伝えたいです。これを新しいスタートとして、もっともっと楽しませたいと思って気合い入って…ゆるく行きましょう!(笑)。
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グリピのこれから◎
UTA:僕たちは音でもパフォーマンスのほうでもこれから絶対に成長して行くのでその過程を見守って欲しいです。
Shin:元気いっぱい明るく楽しくやっていって、少しでも多くの人に元気になって笑って欲しいです。そのみんなの笑顔がまた自分達に元気をくれるので、みんなでグリピワールドを広げていきたいです!
UTA+Shin:絶対損はさせないので、9/15はみんなで遊びに来て下さい!
※グリピ公式ブログ:
http://gleanpiece.ti-da.net/
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Live Information◆
♪9月15日(土) Glean Piece『グリピ!』レコ発ファイナル
場所:
ミュージックタウン音市場(沖縄市・ゴヤ十字路)
時間:17:00開場 18:00開演
◎チケット:
前売り\2,000・当日\2,500
(ドリンク代別途・未就学児入場不可)
ローソン全店・ファミリーマート全店・各プレイガイドにてチケット好評発売中!!
ローソンチケット(Lコード:86641)
チケットぴあ(Pコード:265-613)
お問い合わせ:
◎ピーエムエージェンシー・098-898-1331
(文:
KEN子、写真+編集:
KUWA)
(取材協力:
ライブハウスMOD'S、イズム、TSUTAYA小禄店)