沖縄県酒造組合連合会では、泡盛製造の最盛期に入る11月１日を『泡盛の日』と制定。平成元年より「いい月いい日」の縁起の良い語呂にもあやかり、泡盛の普及発展に期待を込めて新商品の発表や泡盛関連のイベントなどを通して泡盛のＰＲに努めています。
沖縄唯一の総合酒造メーカーを誇る
ヘリオス酒造株式会社は、1961年、さとうきびを原料にラム酒製造からスタートし、現在はスピリッツ、リキュール、ウイスキー、ビール、発泡酒、そして泡盛造りまで手掛けています。
ヘリオス酒造は、県内の数ある酒造所の中でも初めて泡盛造りにウイスキーなどの蒸留に使われる銅製の単式蒸留機(ポットスチル)を導入。洋酒造りを手掛けてきた総合メーカーならではの酒造りへのこだわりから、さまざまな泡盛の味を生み出しています。
ヘリオス酒造では、こうした酒造りへのこだわりや、歴史、味を体験できる工場見学を行っています。沖縄観光旅行や、ご家族、お友達同士でも気軽に工場見学ができます。
事前予約制(原則２日前まで)で料金は無料。試飲も各種楽しめますので、団体旅行にも好評を呼んでいます。もちろん個人で御一人様からでも工場見学出来ます。
また、ネットからの予約申し込みも簡単にできますので、見学希望の方は
泡盛工場見学申し込みフォームを御利用になるのも便利です。見学できる時間は毎日４回(10:30/13:30/15:00/16:30)あり、おおよそ45分間目安で工場見学から試飲までの所要時間となっています。
ヘリオスを代表する泡盛といえば、樫樽古酒『くら』です。モンドセレクション最高金賞受賞の古酒25度『くら』をはじめ、『くらクース』30度、『くらスーパーセレクション』43度など、琥珀色の輝きが育まれ、味わいに磨きが掛かる『くら』の歴史の味が造られる古酒蔵には、『くら』の原酒の樫樽が常に2600樽も貯蔵されています。
工場見学ではこの古酒蔵も見学します。一歩古酒蔵の中に入ると、独特の泡盛や樽の香りに包まれ、泡盛の呼吸までも感じてきます。さらにこの蔵の中で、ヘリオス酒造のこだわりの酒造りを紹介する映像上映がありますので、蔵のムードも楽しみながら泡盛と席を並べての鑑賞は、とりわけ印象に残る時間となることでしょう。
ヘリオスの名前の由来となるギリシャ神話に出てくる“ヘリオス”とは“太陽神”のこと。古酒蔵の中には、ひときわ大きな樽があり、表にはその名を記すように太陽などのデザインが彫られた3つの大きな樽(フレンチオーク)があります。これは、これから先の未来へ歴史を繋ぎ、平和を願い、大切に熟成を見守られている100年古酒造りの樽なのだそうです。そんな温かな想いで造られる特別の泡盛があるのも、ヘリオスの愛情なのです。
泡盛工場見学の場所は、名護市許田のヘリオス本社工場です。
やんばるの豊かな自然に囲まれた古酒蔵や周囲の環境に配慮した風力発電や太陽光発電などを取り入れている工場まで、美しい自然に溶け込む佇まいの趣も感じることが出来るでしょう。沖縄自動車道許田ＩＣから車で３分、道の駅・許田から車で５分ぐらいです。
また、泡盛が好きになると、古酒造りヘの夢も広がるというもの。
へリオス酒造は、沖縄県内初となるトンネルを泡盛の貯蔵庫として活用する古酒への熟成代行をする泡盛のお預かりを始めました。トンネル内というのは温度と湿度が安定しており、泡盛の熟成に最適な環境なのだそうです。場所は沖縄県北部・国頭村の与那トンネル。
新与那トンネルの開通に伴い閉鎖されたものを、地元産業の活性化に繋げようと泡盛古酒貯蔵庫としての活用となりました。
与那トンネルでの貯蔵用泡盛として、専用の泡盛も
『与那の蔵』(44度／1.8L)も登場、限定販売中です。
３年間、または５年間どちらかの預かり期間を選び、沖縄旅行記念、御結婚、御結納記念、誕生祝い、還暦祝い、自分だけの古酒づくりにと、さまざまな用途に合わせ、オリジナルメッセージを書いた特製ラベルを付けて、御申し込みの期間中、大事に特別な想いをお預かりして古酒に育みます。３年後、５年後には特別の古酒になることでしょう。インターネットからもお預かり、古酒への御申し込みができます。
■商品や見学に関するお問い合わせ：
ヘリオス酒造株式会社
http://www.helios-syuzo.co.jp/index.html
泡盛工場見学申し込みフォーム
http://www.helios-syuzo.co.jp/about/inspection/form/index_new.html
※『泡盛の日』を記念して、特別に読者１名様に、この与那トンネルでお預かりする古酒『与那の蔵』一升瓶（1.8L)を１本プレゼントいたします。
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応募条件があります。
ご応募資格は20歳以上の方。また
当選した方は、その当選通知を持参され、直接名護市許田にあるヘリオス本社を訪問して、手続きの出来る方に限ります。
→ご応募はこちら
（文+写真: 吉澤直美、編集: KUWA）