沖縄県北部の救命ヘリ事業MESHの運営存続へご協力を!

ryuQ編集室

2009年03月10日 09:00


ドラマやTVニュースなどで知られるようになった「ドクターヘリ」。

専用のヘリに救急専用の医療機器を装備し、重篤な患者が発生した場所へ医師と看護師を同乗させて派遣し、迅速に搬送しながら初期治療を行います。

救える命を、搬送時間や距離が原因で失わないためにも、救急ヘリコプターを使用する急患搬送は沖縄県の北部地区になくてはならないものとして、沖縄県北部医師会病院は民間で運営するドクターヘリMESH(Medical Evacuation Service with Helicopterの頭文字から“メッシュ”と発音する)の運営存続のため、募金活動・広報活動を目的とする・NPO法人MESHサポートを立ち上げ支援運動を展開しています。

先日(2月28日)ジャスコ名護店では、NPO法人MESHサポートによる支援活動として募金活動やサポーター会員募集、また店内では「MESHサポート支援チャリティーイベント」も開催されました。

お買い物に訪れた多くのお客様が関心を寄せて立ち止まり、募金する姿も多くみられ、サポート会員への登録もこの日1日で101名もあり、多くの方々からのご協力がありました。
NPO法人 MESHサポートの理事長であり、医師・MESH Director:小濱正博さん(専門科:高気圧酸素治療・減圧症・海洋咬刺傷治療)も、時間の許す限り募金活動に立って、支援活動への協力を呼びかけています。

「北部地域は過疎化が進み深刻な財政難の中、診療所が休止していく。救急車搬送では間に合わない重篤な患者に対応するためにも北部地区にドクターヘリの配備が必要なんです。
国家予算による浦添市の病院に配備されたドクターヘリ1機がありますが、北部・離島地域へ迅速に初期治療のできる救命医療搬送のためにも、民間で運営するドクターヘリ・MESHサポートを立ち上げました。初期治療が15分以内に行わることがとても重要な救命率につながるのです。だからこそ北部にドクターヘリの設置がどうしても必要なのです。
しかし民間のドクターヘリ運営の維持には、年間約1億円の経費が必要になります。そこで多くの皆様のご理解ご支援をお願いしています。こうしてジャスコさんで募金活動が公的に出来たことは広く皆様に理解を広めることにつながりました。
おかげさまで、企業単位での支援くださる会社や個人サポーターも増えています。必要性を身近に感じて募金へ参加くださる方もたくさん増えましたことに感謝しています。それでもまだまだご支援が必要です。1日でも多くドクターヘリが活動できるよう皆様からの募金が大きな力ですので、どうぞご協力をお願いいたします」と話す小濱理事長です。

支援への御協力は沖縄県内だけでなく、県外からもどなたでもご協力いただけるよう広く呼び掛けています。そこで当日、趣旨に賛同してボランティアで主演した出演者からメッセージをいただきました。

クラウン あいろ・ひらら
「南風原店と名護店でチャリティイベントに参加しました。ひとときの楽しいステージを通してみなさんが笑顔でご協力いただいていることに感謝しています。大切な命のためにドクターヘリが救命に飛べる回数がみなさんの募金で増えることを願っています」。

琉球芸能・唄舞〜い
「これまでジャスコ各店でのMESHチャリティイベントを企画&出演してきました。チャリティを通して、県内の方の中には、ドクターヘリは北部の地域の話と捉えられ、中南部方面での理解協力が弱いのではと感じています。でも、たとえば中南部の方が北部のやんばるに出かけた場所で、緊急事態でドクターヘリが必要になることもあるかもしれません。地域を越えてたくさんのみんさんにご理解いだけるよう、さまざまな情報をステージでも話をしながら、ドクターヘリの支援、協力を呼び掛けたいと思います」。

ZUKAN
「僕たちZUKANは、最近このドクターヘリMESHサポートの活動を知りました。同じようにまだまだ知らない人も多いと思う。だから僕たちがステージに出演することで一人でも多くの人にこの活動をまず知ってもらいたいと思う。ドクターヘリは絶対必要です。多くの方へ協力を呼びかけていきたいと思います」。

*詳しい情報や、募金についてはHPで公開しています。
またサポーター募集や募金の送金もHPからも受け付けています。
http://www.MESHsupport.net/
*沖縄県内ではクリーニングの「京都屋」「マルサンランドリー」、飲食店「わだや」、名護市・大中郵便局、許田道の駅などでも募金箱を設置して協力をお願いしています。

もしも…、あなた自身が、またあなたの大事な家族や友人が緊急な救命を要請するかもしれません。救うことができる命を救いたい。迅速な初期治療に、そして笑顔で回復、社会復帰へつなげたいと願い、大切な命を救いたい・MESHサポートへぜひご理解ご支援を。

お知らせ:
3月14日(土)14:00より、ジャスコ名護店にて・MESHサポート募金キャンペーンの贈呈式が行われます。
昨年10月25日より約5ヶ月間、ジャスコ・マックスバリューで開催されてきた「MESHサポート会員募集・募金キャンペーン」の報告、贈呈式として、島袋吉和・名護市長、医師の木下博勝さん(ジャガー横田さんの夫)などの参加予定で行われます。また10時から19時までジャスコ名護店ではMESHサポート会員募集及び募金活動も行われます。
皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

問い合わせ:
北部地区医師会病院内
MESHサポート事務局
TEL:0980-54-1006
FAX:0980-54-1919
メール:info@MESHsupport.net
http://www.MESHsupport.net/
(*募金はHPからも送金手続きができます)

(文+写真: 吉澤直美、編集: KUWA)

関連記事