「モズクの日」に想う(うるま市勝連沖より)

ryuQ編集室

2010年04月21日 09:00


4月の第3日曜は「モズクの日」。モズクには、フコイダンという成分が含まれ、胃内のピロリ菌を吸収して腸へと流し出す作用があるともいわれ、また栄養面でもカルシウムやビタミンのほか、ノンカロリーで食物繊維が豊富なので健康食としても全国で人気。オキナワモズクはモズクの中でも太いのが特徴で、地元沖縄では天ぷらや酢の物で食されています。

国内のモズク生産量の9割が沖縄産であり、その沖縄の中でも一番の生産量を誇るのがうるま市勝連です。勝連の平敷屋漁港では、今年もモズクの日関連イベントを行いました。地元の子供たちによる肝高の阿麻和利の演舞や沖縄プロレスの試合も披露され賑わいました。

また勝連のモズクの日イベントといえば、特産品のモズクを食材として調理したフード類が販売され、定番のモズク天ぷらのほか、今年はモズク肉まんやモズクタコ焼きなども販売されました。そのほか、モズクのつかみ取りなども人気のコーナーです。袋一杯詰め放題と大サービスなところが評判です。

さらにこの日は、特別にモズクの養殖場見学もできるのです。養殖場となる勝連沖まで漁船で連れて行ってもらえるのも楽しみのひとつです。

モズクの養殖場は、浜比嘉島と津堅島との中間にあり、そこは今、普天間米軍基地の移設問題で注目されているまさにその場所でした。豊かなこの海がいつまでも永遠であってほしいと願うばかりです。

そして今年の第3日曜は4月18日(日)で、この日は移設案のひとつとして急浮上している徳之島で1万5千人規模の大規模集会が行われた日と同じでした。

沖縄では、こんどの日曜日の4月25日午後3時から、読谷村運動広場で「4.25県民大会」が開催されます。

毎年楽しみにしているモズクの日のイベントに参加しながら、今年は特に想いにふけった日となりました。

(編集部・KUWA)

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