宮古島の唄巡りシリーズ003『♪豊年の歌』
宮古民謡界の若手唄者・砂川国夫と巡る宮古島の唄の旅シリーズ第三弾。
音声ファイル付きで宮古島の唄をご紹介するため、
宮古島の各地でフィールドレコーディングしてきたもので、
波の音、風の音、鳥の鳴き声など、空気感までそのまま収録してきました。
臨場感たっぷりと、どうぞお楽しみください。
宮古島の唄シリーズ第三弾は『♪豊年の歌』。
今年に蒔く農作物が豊作になるように、豊作となって税金も
無理なく納められ、家も繁昌してそのお祝でお酒を造って
みんなで嬉しさを分かち合い、昼夜七日間祝って飲み明かそうという
宮古の農民達が農作物の豊年満作を祈念して
出来た唄だと言われています。
この曲には早弾きと遅弾きがあり、 遅弾きはしっとりとして
心から豊作を願っているという気持ちが感じられ、
早弾きは軽快で豊作になればこんな楽しいことが
待っていてその為にみんなで頑張ろうという気持ちが伝わってきます。
曲の合間に入れる「サーサー」という囃子もこの曲の特徴であり、
私の唄会でもみんなで盛り上がれる人気の唄です。
(♪唄を試聴できます。※再生ボタンを押してください)
1.今年(くとぅす)から始(ぱず)みやしょ(サーサー)
弥勒世(ミルクユー)ぬ実らば世や直れ(サーサー)
(ハヤシ) ヨーイティーバヨーイダキヨー(サーサー)
揃(する)いどぅ美(かぎ)さぬ世や直れ(サーサー)
(今年蒔きはじめた作物が豊作になれば
みんな揃ってこそ美しく、世の中も良くなってほしい)
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