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沖縄では買えない泡盛『三拝云』は、北と南の架け橋で生まれた

泡盛三拝云
沖縄では買えない泡盛があるのをご存知ですか? 泡盛なのに沖縄で買えないというのはナゼなのでしょう?

その泡盛は、こだわりから生まれ・販売されることになり、沖縄に住んでいても、旅行に来ても飲めない・買えないというユニークなコンセプトと味わいで、泡盛ファンの心をくすぐっています。

沖縄では買えない泡盛『三拝云』は、北と南の架け橋で生まれたことの始まりは、石垣島に魅せられ、石垣に惚れ込んで30年余りになるという福島県のある青年が、何度も何度も島に通いつめ、島の人たち、島で過ごすうちにどんどん魅了され、こんなに好きになった石垣島のすばらしさを、福島県の友人や多くの人にも伝えたい。自分のふるさと、東北の福島県と石垣島で、交流の輪が何かできないだろうか、という情熱がきっかけだったそうです。

“南の島と合同で、冬には雪も降るような福島で、何か作り出せないだろうか…”

そして実現したのが、福島県のお米(福島県の石川地方で栽培されているチヨニシキ)で作る泡盛『三拝云』(みぃふぁいゆぅ)。

その想いはネーミングにもなりました!“三拝云”とは、石垣島の方言で“ありがとう”の意味で使われる言葉です。

石垣島との出会いに感謝して誕生した泡盛は、ありがとうの想いとして贈りものにも、めでたいお祝いの記念酒にも、縁起の良い名前がつけられ商標登録済になったのでした。

沖縄では買えない泡盛『三拝云』は、北と南の架け橋で生まれたこの泡盛は、石垣島の川平にある老舗泡盛酒造所「(有)高嶺酒造所」とタイアップして製造され、今年で4回目の仕込み(4年目)も、先日無事行われ、2009年度は43度ベースで3000本を目標に仕込みがされました。

北と南の架け橋になろうと目を輝かせたかつての青年は、夢を形にし、福島のお米でおいしい泡盛作りに取り組む企画販売のプロジェクトチーム「有限責任事業組合・夢結」を立ち上げ、北と南、両地方を結ぶ夢に情熱を注いでいます。

最初に発売となったのは2006年。その気持ちに合わせるかのように、北と南の架け橋事業(福島空港15周年記念)として嬉しい記念に発売となり、世に出たのがスタート。

福島県では、日本酒醸造所が酒米としても採用しているという酒造りに最良の米「チヨニシキ」は、地域おこしへの期待も大きく、この泡盛づくりの使用を機に、もっと福島県でも米づくり農家が増えていくことへ期待する大きな応援メッセージとなりました。

山間部の田んぼで品質の良い栽培ができるチヨニシキは、収量も十分得られる品種とのこと。こうした泡盛での使用をはじめ、需要の伸びにつながることは、地域農家への栽培幅も広がり、福島の持つ魅力・活力UPへとつなげたいと話す「夢結」のみなさん。
沖縄では買えない泡盛『三拝云』は、北と南の架け橋で生まれた
夢を持ち、夢を進める人たちの表情は、活き活きとしてとても笑顔が素敵。

プロジェクトチーム「夢結」の業務代行者・角田信さん(写真中央)は、
「自分たちだけで満足してはいけません。自信のある味わいのおいしい泡盛ができています。育っています。続いています。北と南の架け橋の最初の熱い想いも一緒に、これからも伝えていきたいのです」と、目を輝かせています。

そして、気になるのは味!

泡盛はタイ米で作られているという定義があるわけで、日本のお米で作ったというのはどうだろうか?とテイスティングさせていただきました。

沖縄では買えない泡盛『三拝云』は、北と南の架け橋で生まれたこれまで作られている全種類、つまり1年目、2年目、3年目と3種類を試飲。

面白いことに、全部味わいが違いました。
たとえば舌ざわり、のどごし、風味など、どれもが違うタイプ。

3年目になり古酒となった初年度発売のものなどは、とろみ感があり、日本酒からのDNAを感じるのどごしが特徴的。

また、昨年発売した1年目のものなどは泡盛そのもの。香り、風味、アルコールの鼻にかかる感じなど、日本の米で作ったとは思えないほどに泡盛らしさが濃い、という印象でした。

どれもが個性と主張があって面白くおいしい味わいで、その味わいの秘密を伺うと沖縄県最高峰の石垣島の「於茂登岳」から流れ出る清らかな伏流水(超軟水)で仕込まれ、手作りの愛情がたくさん注がれて作られることで、なめらかで、やさしい香り、ほのかに甘みのある泡盛になっていくのだとか。初心者にも飲みやすい飲み口もやさしい仕上がりになっています。

沖縄では買えない泡盛『三拝云』は、北と南の架け橋で生まれた福島と石垣を結び、夢を育てる「夢結」から、2月より「ふくしま米のもろみ酢」も発売になりました。

そして、なぜ沖縄では買えないのか?訊いてみました。
「沖縄の方々はじめ、泡盛を飲みたいという気持ちをきっかけに、福島県まで来ていただけたら嬉しいのです。そこからまた素晴らしい出会いや福島の魅力も体感していただくことで掛け橋の意味を深めることになるのだろうと期待しているのです。自信あるおいしい味の泡盛だからこそ、福島まで飲みに来て良かったとなりますように。
自分たちは福島県も好き。石垣島も好き。その想いを繋げ育てたいんです。
沖縄との出会いから、新たにやんばるのアーティストとコラボレーションした特性の泡盛甕も出来ました。こちらも人気ですので、サイトもぜひご覧ください」と教えてくださいました。

現在、福島県のJAあぶくま石川安心館駅前店、福島空港などで販売しています。また、「ふくしま米のもろみ酢」は下記で通販しています。
※お問い合せ(合)あすかエコテック:http://www.asuka-ecotech.bz-office.net/

「夢結」プロジェクトでは、3月には石垣島の川平小学校で、福島との交流にと、福島県で活躍する朗読家による「読み聞かせ」の時間をお届けする企画も決定したそうです。

北と南の架け橋は、さまざまな魅力を広げて地域交流を進めています。


泡盛三拝云(みぃふぁいゆぅ)のお問い合わせ:

「有限責任事業組合 夢結」
住所:福島県石川郡石川町大字形見尾巻121
電話:0247-26-5313
FAX:0247-26-5348
URL:http://www.asuka-ecotech.bz-office.net/item/item.htm

(文+写真: 吉澤直美)


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Posted by ryuQ編集室 at 2009年02月13日   09:00
Comments( 0 ) THE泡盛
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