天使の歌声「大城友弥」インタビュー
現役高校生シンガー・大城友弥(おおしろともや)くんの歌声を聴いて心うたれたという人も多い。中3で1st『ひとりじゃないから』でデビューした彼は今では高3(沖縄盲学校3年生)。こんどは地元の子供たちに、自分の生まれ育った地域への応援歌を発表し、地元特産野菜のピーマンを子供たちにもっと好きになってもらって“ハッピー”になろうというメッセージソングが最新作『それゆけハッピーマン』だ。大城友弥くんに、歌のチカラについて語ってもらった。
――友弥くんが音楽をはじめるキッカケとなったのは?
大城友弥:小学校3年生の時に、シーポート北谷カーニバルというイベントの中で、沖縄芝居『丘の一本松』があり、また民謡『丘の一本松』大会もあると知り、応募参加してみました。
その時に『一本松大賞』(グランプリ)を受賞することができました。それを機に、沖縄の民謡に興味を持つようになりました。
――小3で民謡『丘の一本松』って、シブイですね。
大城友弥:あの時は『丘の一本松』をひとり芝居していました(笑)。それから民謡が好きになって、小5の時には坂本九さんの『上を向いて歩こう』をはじめて聴いて好きになったんですけど、その時に「僕は、音楽をやっていきたい!」と思ったんです。
――民謡の次が坂本九!そして名曲『上を向いて歩こう』が音楽の道に進んでみたいと思うキッカケになったとは!ヒットした時代は友弥くんのお母さんの世代よりもずっと以前の曲ですよね!
大城友弥:本当に『上を向いて歩こう』を聴いてそう思ったんですよ。すぐに「坂本九さんのCDを買いたい!」とお母さんに言いました(笑)。
(のちに『24時間テレビ愛は地球を救う』に出演(2007年8月24日)し、日本武道館で坂本九の映像と『上を向いて歩こう』をデュエットして夢のコラボを実現した)
『上を向いて歩こう』を聴いて「歌ってゆきたい」という夢ができ、中学2年の時に、地元の小さなお店でライブをしてみることになったんです。お客さんは身内ばかりでもいいから、憧れのミュージシャンのようにステージに立ってみたかったんです。
僕がラジオっ子でもあったので、あちこちにメッセージ(リクエストのお便りなど)を出して送っていたのもあって、初舞台の時はお客さんが100名ほど来てくださって本当にびっくりしました!
――初舞台ではどんな歌を歌ったのですか?
大城友弥:島唄や島唄ポップスでした。ちょうどその頃は、りんけんバンドが好きだったり、宮古の下地暁(しもじさとる)さんのラジオ番組が好きでよく聴いていたりしました。
――友弥くんの音楽プロデューサーである下地暁さんとは、最初はラジオを通してリスナーとパーソナリティーの関係から始まったんですね。
大城友弥:はい、そうなんですよ。ラジオのご縁がキッカケで、1リスナーとして番組にメッセージを送ったんですね。
どういう内容だったかというと、ちょうどその頃、宮古島に大型の台風14号が襲来(2004年9月11日)して大変な時だったんですね。僕が通っている盲学校にも宮古島出身の生徒がいたりしますし、とても心配してメールを送ってみたんです。そしたら、下地暁さんご本人から「友弥くん、ありがとう」と返事が返ってきて、それがとっても嬉しくて。
だって、ラジオにお便りを送ったら番組で紹介される事はあっても、わざわざ返信がくる事なんて滅多に無いじゃないですか。それが嬉しくてメッセージをどんどん送ったんですけど、もうさすがに返事は来ないだろうと思っていたら、またお返事が返ってきて、それがまた嬉しくて。そのあとも個人的にメールをやりとりするようになっていったんです。
ある日、下地暁さんから「こんど沖縄本島でライブをやるので、もしよかったら観に来てみませんか?」というご案内のメールが届いたんです。僕は「ぜひ観に行ってみたいです!」とお返事しました。
そして、思い切ってある想いを下地暁さんに相談してみました。それは「僕が通っている盲学校に作業所があってその資金造成に、ぜひチャリティーコンサートをしていただけないでしょうか?」という突然の申し入れだったのですが、快く引き受けてくださったのです。
そのコンサートをきっかけに、より交流が深まってゆき、ある日、下地暁さんから「CDを出してみないか?」とお誘いを受け、その時は「中3でCDを出してもいいのかな?」とも思ったのですが、せっかくの機会を頂いたので2005年に1stの『ひとりじゃないから』を出させてもらいました。
――それから、ミニアルバム『いのちのはな』、セカンドマキシシングル『きみのみかた』、そして最新作が『それゆけハッピーマン』と続きますね。
大城友弥:最新作では、地元八重瀬町の特産であるピーマンが歌になりました! 子供たちにも聴いてもらって、ピーマンを少しでも好きになってもらえたらなって思って歌っています。
――八重瀬町のPRソング&ピーマン応援ソングなのですね。全国のピーマン嫌いな子供たちにアドバイスはありますか?
大城友弥:僕は野菜で嫌いなものは無いんですヨ。もしピーマンが嫌いだったら、いかにも「私(ピーマン)入っています(笑)」みたいな大きさに切らずに、大好きな料理の中にピーマンを細かく刻んで入れたりしたらいいと思います。
あとは、野外でバーベキューなどをしたりして、おいしい空気や楽しい雰囲気といっしょに食べてみるとか。
――ところで、なぜピーマンの歌を歌おうと思ったのですか?
大城友弥:実は地元の八重瀬町が、食育の一環でアンケートを取ってみたら、嫌いな野菜の第2位がピーマンだったらしく、ピーマンを特産品としている具志頭(八重瀬町)にとってはがっかりする結果だったんです。
そこでピーマンの歌を作ったら少しでもピーマンの事を好きになってもらえないかなと、作詞したのが八重瀬町の具志頭小学校のみなさんだったんです。
そしてその具志頭小の校長先生から「ピーマンの歌を歌って頂けますか」と依頼を受けまして、僕もキッズソングは大好きで歌ってみたかったので、ありがたく歌わせて頂くことになりました。曲は下地暁さんが作曲、歌は大城友弥バージョン(コーラス: パニパニガールズ)と具志頭小学校バージョンがあります。
――その具志頭小学校で、CD贈呈式が行われたそうですね?
大城友弥:贈呈式で子供たちにCDをプレゼントした際に、「CDもらったヨ~!」ってとても嬉しそうな様子が今も記憶に残っています。
下地暁(プロデューサー):体育館でCDの歌を流した時も、みんな楽しそうに手拍子をしてくれたりね。
大城友弥:そういう反響が直に返ってくると、また僕も「あぁ、歌って良かったなぁ~」って、本当にそう思いました。
――プロデューサーの下地暁さんからもぜひ一言。
下地暁:大城友弥くんが彼自身の地元に貢献できているというのが嬉しいですよね。また僕もそれに協力する事ができたというのが嬉しいことですね。これをモデルにしてもらって、八重瀬町から始まってどんどんと飛び火して、伝播していったらいいなと思います。
歌の持つチカラというのも大きいと思うので、こういったCDなどで地域力がもっと出てくるといいですよね。応援歌が特産品にプラスαになって広がって、具志頭(八重瀬町)の特産品のピーマンもいっぱい売れるといいですね。
大城友弥:自分にできること(歌)で地元に貢献できることって本当にありがたいことだなぁって、感謝しています。
下地暁:これも、神さまから“やりなさい”と機会を与えられたことかもしれませんので、それをしっかりとやっていけたらと思います。
――そして最後に、友弥くんから一言メッセージをお願いします。
大城友弥:自分が住んでいる八重瀬町のPRソングを歌うことができて嬉しいですし、八重瀬町特産のピーマンがもっともっと広がっていったらいいなぁと思います。
そして子供たちに『それゆけハッピーマン』を聴いてもらって、少しでもピーマンのことを好きになってもらえたら“ハッピー”だなと思います。
※大城友弥公式ブログ:http://ohshirotomoya.ti-da.net/
(取材: 桑村ヒロシ、取材協力: Lagoon Music Entertainment)
下地暁(プロデューサー):体育館でCDの歌を流した時も、みんな楽しそうに手拍子をしてくれたりね。
大城友弥:そういう反響が直に返ってくると、また僕も「あぁ、歌って良かったなぁ~」って、本当にそう思いました。
――プロデューサーの下地暁さんからもぜひ一言。
下地暁:大城友弥くんが彼自身の地元に貢献できているというのが嬉しいですよね。また僕もそれに協力する事ができたというのが嬉しいことですね。これをモデルにしてもらって、八重瀬町から始まってどんどんと飛び火して、伝播していったらいいなと思います。
歌の持つチカラというのも大きいと思うので、こういったCDなどで地域力がもっと出てくるといいですよね。応援歌が特産品にプラスαになって広がって、具志頭(八重瀬町)の特産品のピーマンもいっぱい売れるといいですね。
大城友弥:自分にできること(歌)で地元に貢献できることって本当にありがたいことだなぁって、感謝しています。
下地暁:これも、神さまから“やりなさい”と機会を与えられたことかもしれませんので、それをしっかりとやっていけたらと思います。
――そして最後に、友弥くんから一言メッセージをお願いします。
大城友弥:自分が住んでいる八重瀬町のPRソングを歌うことができて嬉しいですし、八重瀬町特産のピーマンがもっともっと広がっていったらいいなぁと思います。
そして子供たちに『それゆけハッピーマン』を聴いてもらって、少しでもピーマンのことを好きになってもらえたら“ハッピー”だなと思います。
※大城友弥公式ブログ:http://ohshirotomoya.ti-da.net/
(取材: 桑村ヒロシ、取材協力: Lagoon Music Entertainment)
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この記事へのコメント
彼のライブ、糸満観光農園で観たことありますー。
とっても声が魅力的で、
耳にスーって入ってきますよね。
心にもスーっと。
これからも頑張って欲しいです(^^)
とっても声が魅力的で、
耳にスーって入ってきますよね。
心にもスーっと。
これからも頑張って欲しいです(^^)
Posted by なっちゃん。 at 2008年10月15日 00:43
なっちゃんさん>
こんにちは。
心に染み入る歌声ですよね。
とても清らかな、そしてハツラツとしていて。
こんどの新曲も元気があっていいですよ。
こんにちは。
心に染み入る歌声ですよね。
とても清らかな、そしてハツラツとしていて。
こんどの新曲も元気があっていいですよ。
Posted by ryuQ編集室 at 2008年10月15日 07:59
ひとりじゃないからって唄聴いて自然と涙が出ました。
まだ、生で聴いたことがないので聴いてみたいです。
コレからも頑張って下さい。
まだ、生で聴いたことがないので聴いてみたいです。
コレからも頑張って下さい。
Posted by ゆう at 2012年03月16日 14:51
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