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村吉茜「美童ぬ花」インタビュー(1)

村吉茜「美童ぬ花」インタビュー
久米島出身の若手実力派の女性唄者・村吉茜が、9月13日の誕生日に20歳の記念として初コンサートを行い、同時に初CDアルバム『美童ぬ花』をリリース。ryuQ100歌7月号で小浜司さんも紹介していますが、祖父に沖縄芝居界の新垣則夫さん、母に新垣さゆりさんという沖縄芸能界のDNAを受け継いで生まれた彼女。第17回ラジオ沖縄 新唄大賞・第四回琉球国民謡協会 民謡大賞受賞の経歴。沖縄民謡界・若手女性の唄者として将来有望な本人に20歳直前インタビュー(特集【前編】)をさっそくお届けします。

村吉茜「美童ぬ花」インタビュー(1)——20歳の初リサイタル、そして初CDアルバムの発売おめでとうございます。まずはプロフィールですが、唄三線はいつ頃から弾いていたのですか?

村吉茜:15歳の時からです。その前は、久米島では琉球舞踊を7年していました。

——小学生から中学生までが琉舞で、15歳(中学3年生)から三線をはじめたんですか?きっかけは?

村吉茜:踊りをやめて、地元のステージで同じ年代の人たちが民謡をやってる姿を見て、“あぁ、いいなぁ”って思ってお父さんに三線を教えてもらったんですけど、近すぎて喧嘩したりして。だからちゃんと研究所に通うようになって、それから高校進学で久米島を離れて沖縄本島の那覇に来ました。

——では、那覇に来てからまた三線をはじめたんですね?

村吉茜:いえ、1年間はやっていなくて。自分では少しは触っていたんですけど、ちゃんと習い始めたのはその1年後くらいからです。

——ということは、1年のブランクがあって再び稽古をはじめた後の17歳の時に、ラジオ沖縄の新唄大賞を受賞したということですが、この時に唄った曲とは?

村吉茜:『美童ぬ花』です。
村吉茜「美童ぬ花」インタビュー(1)
——今回のアルバムタイトルにもなっている曲ですね。そして、今回のアルバムの中でやっぱり気になるのが、5曲目のお母様の曲『恋し里前』ですが、お母様がこの曲を録音したのが18歳。今回この曲をほぼ同じ年頃の茜さんが今回このアルバム用に収録したわけですが、どんな気持ちでしょうか?

村吉茜:プレッシャーですね。お母さんのことを知ってる人もいるので…。比べられるっていうのもあるし、まだまだお母さんの唄には勝てないんですけど、本当はお母さんと一緒に唄いたかった曲なんです…。

——この2曲も含めて全14曲のなかでそれぞれに曲の思い入れってあると思うんですが、その他で印象に残っている曲はありますか?

村吉茜:10番の『ジントーヨー』という曲は、沖縄の昔からある曲に歌詞はプロデューサーの新垣良美(叔父)が書いたんですが、茜の子供の頃から今までの思いがこもった唄です。小さい時はお父さん・お母さんの唄を聴いて…親元を離れて、という茜のこれまでのことを唄っています。

——ところで茜さん自身は、どんな民謡の曲が好きなんでしょうか?

村吉茜「美童ぬ花」インタビュー(1)村吉茜:え〜っと、好きな歌はいっぱいあるんですが…、特に“情け唄”が好きですね。

——20歳という若さで“情け唄”が好きというのはちょっと驚きですが、15歳から民謡をはじめて正味4〜5年で“情け唄”がいいな、と思うようになったきっかけは何なのでしょうか?

村吉茜:最初はステージを観ていて、賑やかな歌もいいなぁ〜って思って自分も習ってきたんですけど、唄っていくうちに人から“情緒がある”とか言われるようになって...。練習しているうちに“茜の唄は、早い歌でも情け唄になる”って言われて、それは自分でもやっぱり情け唄が好きだからなのかな、って。

——それって子供の頃の体験と何か関係していますか?

村吉茜:関係あると思います。お母さんの影響が強いと思います。家族でカラオケ行った時に行った時も情け唄しか歌わないし、お父さんも民謡しか分からないので賑やかな歌は唄わなかったし。
小さい時から聴いてきたのが情け唄だから、こういう歌しか知らなかった。自分が自然に出るのはこういう唄い方、だから。ただ、しっとり聴かせることはできても賑やかな歌が一人では出来ないので、これからは賑やかな歌もできることがテーマなんです。

村吉茜「美童ぬ花」インタビュー(1)——それから祖父の新垣則夫さんは芝居役者であるわけで、ジャンルはまた違うわけですが、芝居から受けた影響などはありますか?

村吉茜:おじぃは“滑稽”で、茜は“民謡”でジャンルは違うのですが、歌劇とか出来るようになりたいですね。『楽しき朝』とか方言が難しいんですけど、沖縄の芝居もいっぱい観ていつかその分野もできるようになっていきたいですね。そういう意味ではこれからもっともっと引き出しを増やしていきたいと思っているんです。

村吉茜「美童ぬ花」インタビュー(1)
村吉茜・特集【後編】では、9/13(土)に沖縄市民会館で行われた初リサイタルのコンサート・レポート。そして、製作に関わったDUTY FREE SHOPP.の知花竜海氏から音楽面での製作話などをお届けします。どうぞお楽しみに!つづきはコチラ→

(文+写真: YANTY藤原、編集: KUWA)


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Posted by ryuQ編集室 at 2008年09月25日   09:00
Comments( 1 ) 沖縄の人々
この記事へのコメント
茜ちゃんが、もう20歳になりましたか・・・・

新唄大賞前から、応援しています!!!

大きく羽ばたいて欲しいと願っています!!!

初アルバム『美童ぬ花』のリリースおめでとう!!!!!!
Posted by パイパティローマ at 2008年09月25日 09:29
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