2008年03月11日
伊是名島のシマおこし劇『尚円王 〜松金がゆく』(後編)

伊是名島での初公演('07.3.24)から1年が経過する今年3月29日(土)に、史劇『尚円王 〜松金がゆく』が、新しいキャストを加えてパワーアップした公演が行われます。(参照:特集[前編])
昨年5月には浦添市の「てだこホール」のこけら落とし公演として1日3回公演も大成功させ、まさにカリーつけ(縁起良い)となった舞台は評判を呼び、今回は文化庁による「文化芸術による創造のまち」支援事業としてまた新たに公演が行われます。

さらなる期待のもと、まもなく伊是名島で公演にむけて稽古に熱が入っている伊是名島へと渡り、伊是名村が誇る尚円王の歴史舞台に挑む子どもたちをはじめ、出演者の島の皆さんにお話しを伺いました。
——潮平洋治くん(小4)は今回初めて舞台に挑戦ですね。芝居に参加しようと思ったキッカケは何かありましたか?
潮平洋治:去年の島の体育館での公演を見てこの舞台にとても興味を持ちました。そして自分も舞台に出たいなぁと思っていて、ちょうど今年の元日に初日の出を庭からみながら今年の目標に決めたんです。
みんなを感動させたい。舞台に出てみたい。僕も、やってみようって。
——芝居はどんなところが好きですか?面白いですか?
潮平洋治:動作やセリフが面白いです。いろいろやりたくなります。
——尚円王のことは芝居の前から知っていましたか?
潮平洋治:僕の家のすぐそばに尚円王の公園があるので、なんとなくは知っていましたが、劇を観てから凄い人だと感動しました。だから、その尚円王の舞台に自分も立ってみたくなりました。
——名嘉真澄さん(小4)は前回に続き、今回も出演を希望したそうですね?
名嘉真澄:お芝居が面白いです。練習も楽しいのと、みんなに舞台を観てほしいなと思っています。——尚円王の印象てどんな人かな?
名嘉真澄:優しくて頼りがいのある強い人です。
——舞台ではどんなところを観てほしいですか?
名嘉真澄:松金が、本当は優しくて立派な人だということを舞台で伝えたいです。(↓)
——前回に続き、家族で出演する島エリさんと娘さんたちの、架凛さん(8歳)、真琳さん(6歳)、凛花さん(4歳)。
史劇「尚円王」への出演のきっかけは?
島エリ:最初は長女だけの予定で練習につきそいにきていたのですが、いつの間にかみんなで出ることになりました。
——舞台の経験はいかがでしたか?
島エリ:普段、学校でもできない経験がたくさんあるので家族みんなで成長したように思います。特に子供たちがひとりひとり精神面でも成長が大きく感じるのでやってよかったと思っています。
また尚円王のことも、舞台を通してわかりやすく歴史も学ぶことが出来ましたから、とても良かったです。日ごろの生活では出来ない経験が多く今回も家族で参加して大変いい機会になっています。
家族の絆、仲良くなる場としても役立っています。
●島の歴史を体感して学び、心を結びあい築きあげる島人の舞台
音楽監督の名嘉常安さん(伊是名島出身)に、今回工夫の点などを伺いました。
——今回はまずどんな風に音作りをしていますか?
名嘉常安:前のメンバーが1人しか残っていないので、新いチームでの音作りからの取り組みになりました。
これはとてもいい機会で、今回、島の子供たちで演奏メンバーを仕上げようと、指導していますので、これから先のことも考えて、これから先先までつながるように、育てようとやっていますのでやりがいがあります。

——どんなイメージで曲作りを?
名嘉常安:台本をみながら尚円王のイメージを想像しました。
メインテーマの『7つの橋をかけて』の想いは、尚円王の芝居を通して、唄を聴いてもストリーが伝わるように考えた歌詞に想いを込めています。
そして活力が出る元気の出るようなサウンドが心掛けています。
——今回の特に力をいれていることはありますか?
名嘉常安:せっかくですから、新しく新曲を1曲を創作中です。
沖縄の古い昔の方言で「ゲラエ」という言葉があります。これは高良倉吉先生やボクネン(名嘉睦稔)さんらとよく会話するときに出る言葉で、“モノを創造する・作る・発想する心”という意味があるのです。「ゲラエ」という気持ちを表わす新曲を作ろうと、今作業中です。
そしてこの言葉と新曲には「新しく作るだけでなく心の羅針盤を昔に合わせてこれから未来に向けてヨーソロー(直進するーさー行くぞという意味)、よろしくソーローという願いを込めています」
つまり、昔に戻ってから未来に進むと見えるものが広がるという、古きを知り新しいことを築くということです。
尊敬する普久原恒男先生にもよく昔にアドバイスされたことがありまして、ものを作るときには新いものだけみるのでなく、一度ギアをバックしてから前を見ると見えてくるものがあると、そこから今回「ゲラエ」を創作準備中です。
——これまでの公演を通して、名嘉さんにとっても、生まれ島・ふるさとの伊是名島について新たに何か感じたことなどありますか?
名嘉常安:子供たちを通して大人も学ぶことがあることに気が付きます。伊是名島には先人達が残している大事な素材はたくさんあります。ただ、まだそれが何なのか気がつかずに忘れている歴史の大事な財産が島にはたくさんあるのだと思います。
だからこそ、ものづくりを通して島の財産を生かそうという想いが強くなりました。今の島の子も、かつての松金と同じ島の子です。
「だからチャンスは松金と同じだけある」と言ってもいいと思います。
感受性はこの同じ島で育まれている、その力に期待しています。
学校では経験できない、学びが舞台にはあります。劇を作り上げることで人として肥えることもたくさんあるのだと思うのです。

島の英雄〜松金「尚円王」には、島人みんなの大事な島への想いが結集します。
歴史を語り表現する舞台は、現代から、さらに未来へつなぐ時代の懸け橋に!!
壮大な琉球ロマン舞台を観賞に伊是名島へぜひお出かけください。
■史劇『尚円王 〜松金が行く〜』
3月29日(土)午後7時開演
場所:伊是名村産業支援センター
入場料:¥1,000(お一人)
※中学生以下と70才以上は無料。
■講演会&シンポジウム
〜わが郷土と尚円王〜
3月30日(日)午前10時 産業支援センター
http://www1.ocn.ne.jp/~izena88/sigeki1.html
http://izena88kingkanamaru.ti-da.net/
※読者プレゼントのお知らせ:
CD『史劇 尚円王〜松金がゆく』(テーマ曲『7つの橋をかけて』他全6曲入り)を3名様にプレゼント!
(詳しくは、下記をご覧ください↓)
(文: 吉澤直美、編集+写真: KUWA、取材協力: 伊是名村)
史劇「尚円王」への出演のきっかけは?
島エリ:最初は長女だけの予定で練習につきそいにきていたのですが、いつの間にかみんなで出ることになりました。——舞台の経験はいかがでしたか?
島エリ:普段、学校でもできない経験がたくさんあるので家族みんなで成長したように思います。特に子供たちがひとりひとり精神面でも成長が大きく感じるのでやってよかったと思っています。
また尚円王のことも、舞台を通してわかりやすく歴史も学ぶことが出来ましたから、とても良かったです。日ごろの生活では出来ない経験が多く今回も家族で参加して大変いい機会になっています。
家族の絆、仲良くなる場としても役立っています。
●島の歴史を体感して学び、心を結びあい築きあげる島人の舞台
音楽監督の名嘉常安さん(伊是名島出身)に、今回工夫の点などを伺いました。
——今回はまずどんな風に音作りをしていますか?
名嘉常安:前のメンバーが1人しか残っていないので、新いチームでの音作りからの取り組みになりました。
これはとてもいい機会で、今回、島の子供たちで演奏メンバーを仕上げようと、指導していますので、これから先のことも考えて、これから先先までつながるように、育てようとやっていますのでやりがいがあります。

——どんなイメージで曲作りを?
名嘉常安:台本をみながら尚円王のイメージを想像しました。
メインテーマの『7つの橋をかけて』の想いは、尚円王の芝居を通して、唄を聴いてもストリーが伝わるように考えた歌詞に想いを込めています。
そして活力が出る元気の出るようなサウンドが心掛けています。
——今回の特に力をいれていることはありますか?
名嘉常安:せっかくですから、新しく新曲を1曲を創作中です。沖縄の古い昔の方言で「ゲラエ」という言葉があります。これは高良倉吉先生やボクネン(名嘉睦稔)さんらとよく会話するときに出る言葉で、“モノを創造する・作る・発想する心”という意味があるのです。「ゲラエ」という気持ちを表わす新曲を作ろうと、今作業中です。
そしてこの言葉と新曲には「新しく作るだけでなく心の羅針盤を昔に合わせてこれから未来に向けてヨーソロー(直進するーさー行くぞという意味)、よろしくソーローという願いを込めています」
つまり、昔に戻ってから未来に進むと見えるものが広がるという、古きを知り新しいことを築くということです。
尊敬する普久原恒男先生にもよく昔にアドバイスされたことがありまして、ものを作るときには新いものだけみるのでなく、一度ギアをバックしてから前を見ると見えてくるものがあると、そこから今回「ゲラエ」を創作準備中です。
——これまでの公演を通して、名嘉さんにとっても、生まれ島・ふるさとの伊是名島について新たに何か感じたことなどありますか?
名嘉常安:子供たちを通して大人も学ぶことがあることに気が付きます。伊是名島には先人達が残している大事な素材はたくさんあります。ただ、まだそれが何なのか気がつかずに忘れている歴史の大事な財産が島にはたくさんあるのだと思います。
だからこそ、ものづくりを通して島の財産を生かそうという想いが強くなりました。今の島の子も、かつての松金と同じ島の子です。
「だからチャンスは松金と同じだけある」と言ってもいいと思います。
感受性はこの同じ島で育まれている、その力に期待しています。
学校では経験できない、学びが舞台にはあります。劇を作り上げることで人として肥えることもたくさんあるのだと思うのです。

島の英雄〜松金「尚円王」には、島人みんなの大事な島への想いが結集します。
歴史を語り表現する舞台は、現代から、さらに未来へつなぐ時代の懸け橋に!!
壮大な琉球ロマン舞台を観賞に伊是名島へぜひお出かけください。
■史劇『尚円王 〜松金が行く〜』
3月29日(土)午後7時開演
場所:伊是名村産業支援センター
入場料:¥1,000(お一人)
※中学生以下と70才以上は無料。
■講演会&シンポジウム
〜わが郷土と尚円王〜
3月30日(日)午前10時 産業支援センター
http://www1.ocn.ne.jp/~izena88/sigeki1.html
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(文: 吉澤直美、編集+写真: KUWA、取材協力: 伊是名村)
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