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2008年02月01日

メッセンジャー・AWICHインタビュー[後編]

メッセンジャー・AWICHインタビュー[後編]
——沖縄・アジアの希望の星:AWICHがこのアルバム「Asian WIsh CHild」の収録曲「アンダースタンド」という歌で“地球のリズム・私の鼓動”と語りかけているように、「地球は母」なんだって視点で見つめ直すと、モノの見方が変わってきたり、当たり前と思っていた価値観もいい意味で変化してゆくキッカケになるかもですね。
ところで「アンダースタンド」って、見えにくくなってしまっているものに対して「私は気づいて“知っているよ”“お見通しよ”」って宣言しているようで。


AWICH:実は「理解しなさい(アンダースタンド)」って言ってます。
まずは「知ること」。
そして「知恵」。知恵っていうのは“知ったことを行動”に移すこと。それが私の場合は作品に表すことだったり。
それから「理解」。何か実際に“行動することで理解”できることも。
その3つが大切なことだなと思って。

——どんな言葉をRAPに綴るかで、こんなにも目が醒めるような強烈なメッセージにもなるんですね。

AWICHAWICH:言葉は、自分にとって武器なんです。
それから私がRAPを好きな理由の一つは、それぞれの地域の言語に誇りをもって意識し、表現しているその精神に魅力を感じています。
だから私は、ウチナーグチでも格好いいし、うちなーんちゅであることを“普通”だと思いたい。
それを知り・立ち返ることで、ユニティ=ゆいまーるの精神とか、自分たちに自信や誇りも持てると思うし。

——それから話題曲のひとつで、映画「琉球カウボーイ」の主題歌にもなった「サルー」もこのアルバムに収録されていますよね。

AWICH:一時帰国して沖縄に戻ってみると、この曲へのフィードバックをいっぱいもらって嬉しいですね。
本土でこの曲をやっても反響ありますが、沖縄でやるとさらに歌の意味や面白さまで伝わって、
「これが我ったーの言葉(私たちの言語)」だと共感してもらえるし、ラテンっぽい陽気なパーティーソングなので肩の力抜いて楽しめる曲なんです。

——かつてAWICHが語った「どんなパーティーソングにも、私はメッセージを込める」という言葉も印象に残っていますよ。

AWICH:そのメッセージというのは「自分たちのアイデンティ(言語)が、こんなにも素晴らしい」っていう事を共感してもらえたらと思うし、「なんくるないさ」の言葉ひとつでも親ファーフジ(祖先)が苦しみを乗り越えてきたんだよってこの歌でも歌っているように、ゆいまーるの精神でこの最高の島(邦)を掲げてやっていこうよって歌っています。

——最後に、読者へ向けてメッセージを。

Asian Wish ChildAWICH:ウチナーグチはこんなにもカッコイイでもいいんですが、ウチナーグチは“ただの方言では無い”んです。琉球国の“言語”だったんです。
音楽に限らないけど、東京のスタンダードに合わせてしまって、自分たちを見失わないように。
「琉球は王国だったんだよ」。
沖縄の新しいスタンダードを目指してゆきたいですね。
すべてを震撼させた衝撃のインタビュー[前編]はコチラ→

(聞き手+写真: 桑村ヒロシ、取材協力: Freee-K、Shizucal Wax


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