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「新年あけましておめでとうございます。」
お正月から琉球王朝の国王より新年の言葉に嘉利を頂きませんか。
首里城では、正月儀式を再現した催しがお正月の三が日に行われます。

かつて首里城では100を超える儀式(神事を含む)が行われており、
現在、そのうちの３つの儀式が復元されています。
その１つが、お正月の行事で『朝拝御規式(ちょうはいおきしき)』です。
国王をはじめ、王子衆、按司衆、三司官など諸位諸官が数十列に並び、
新たなる年を迎え、国(と国民)の安泰を祈願しました。

王朝時代の朝賀の儀式を、全３部構成によって現代に蘇らせたものです。

◎第１部『子之方御拝』(にぬふぁぬうぬふぇー)
この儀式は、天の神様への拝みの儀式で、
国王をはじめ、王朝の役人から国民までが上下の隔てなく参列し、
皆が心をひとつにして新しい年を祝い、そして平安を願ったものです。

◎第２部『朝之御拝』(ちょうぬうぬふぇー)
朝之御拝とは、年頭にあたり諸人が王国の繁栄を祈念しました。
王朝の役人に限らず庶民の代表者たちも集い、
一緒に王国の聖寿を祝った儀式です。

◎第３部『大通り』(おおとーり)
この儀式では、国王が朝賀に出席しみなさんを祝福したことに感謝
の気持ちもこめ、国王をはじめ、参列した役人などが
貴重な泡盛の拝をまわして、新年を祝います。

今年の元旦から２日(水)までは、
朝9:00から“御開門”の合図のあと
御座楽の演奏と続き、
10:00から『朝拝御規式』が行われます。
また３日(木)は、『国王・王妃出御』
(9:00/10:00/11:00の計３回)が
首里城の正殿前の御庭にて行われます。

下之御庭のほうでは午後１時から、
新春を祝い『古典舞踊』が披露されます。
また、下之御庭の特設テントにて、
御酒・御茶が振る舞われます。
１月１日〜３日まで３日間開催されますので、
新年は首里城に参拝し琉球を感じてみませんか。

※詳細は下記ＨＰをご参照ください：
http://oki-park.jp/shurijo-park/

(編集: ryuQ編集部KUWA、取材協力+写真提供: (株)アドスタッフ博報堂)