2007年10月08日
山里ユキ/饒辺勝子/金城恵子

「遊び仲風(あしびなかふう)」マルフクレコード FF-147 歌・山里ユキ秋の風物詩・琉球フェスティバル2007 in京セラドーム大阪の案内が届いた。今回は出演者のプロフィール(全員ではない)を書かせてもらったので顔出さなくてはいけないのかな。今回で13回目を数える琉球フェスティバルは今やこの季節の一大イベントとして定着している。今回の出演者は例年にも増してよりコアというか沖縄色が濃いように思える。金城実をはじめ、山里ユキ、饒辺勝子、金城恵子という、大ベテランながら沖縄からあまり外へ出て行きたがらない、沖縄の中で沖縄を歌い活躍している面々が出演ときている。ウチナーのファンとしては嬉しいと同時に一抹の不安も感じずにはいられない。ビギンでもなく、夏川りみでもなく大丈夫かなどと。ともあれ、山里、饒辺、金城の三人の声が揃ってヤマトで聴けるということは沖縄音楽の核心が伝わるといことであろう。
1986年に発表した「遊び仲風」の大ヒットは歌手・山里ユキの名を永遠に刻まれる名曲としての金字塔を打ち立てた。1937年本部町に生まれ、61年、嘉手苅林昌とのコンビで「嘆きの梅」にてレコードデビュー。以来沖縄女性民謡歌手を常に牽引してきた、トップスターである。80年代に入りしばらく沈黙していた時にラジオから流れた「遊び仲風」に沖縄の民謡ファンはため息をついたものだった。
「用事小(ゆうじゅぐわー)」マルフクレコード FF-24 歌・饒辺勝子1970年、この歌は徐々にヒット街道を登っていく。饒辺勝子の独特の節回しがラジオから流れた。「ゆうじゅぐゎー」というウチナーグチの響きになぜかしびれた。小学6年の頃。それから10年後「恋し鏡地(くいしかがんじ)」にてその地位は不動のものとなった。さてさて、去年(2006年6月)に山里ユキ、金城恵子との女トリオでアルバム「友人(どぅしび)」をリリース。まさに今女三人花盛り(はなじゃかい)というのを証明した。それでもやっぱりレコードの「用事小」は良い。
「想い(うむい)」マルフクレコード FF-15 歌・金城恵子今年の三月、我が「いーやーぐゎー」1周年記念ライブに金城恵子を招いてのライブが凄かった。楽しかった。心地よい下品さというか、沖縄の空気のにおいとでも言おうか、客席には50過ぎのおっちゃん達がざわざわしながら金城恵子の歌声に耳を凝らす。当の金城恵子は照れたようにどんどんマイクを引き寄せ後ずさっていく。ライブはまだ始まったばかりだというのに何の予期もシチュエイションもなくいきなり「想い」を歌い出した。ざわざわした煙ったい空気が一瞬にして張りつめ、狭い箱に押し詰められた50人の差し向かう観客を感動の世界へと黙らせた。この想い誰に伝えよう。

筆者プロフィール:小浜 司(こはま つかさ)
沖縄県国頭郡本部町出身。幼少期を那覇市で過ごし、中学以降宜野湾市に遊ぶ。大学卒業後ヤマトへ。季節工などの底辺労働に従事しながら、アメリカ、東南アジア、中国、アラブの国々を旅する。沖縄に帰り、クリーニング屋の経営をしながら大城美佐子や嘉手苅林昌のリサイタルなどをプロデュース。「風狂歌人」(嘉手苅林昌)や「絹糸声」(大城美佐子)など沖縄音楽CDを多数製作。2002年、国際通りに島唄カフェまるみかなーを開く。2004年沖縄音楽デジタル販売協同組合に参画しインターネット三線教室を始める。2006年、拠点を壺宮通り(那覇市寄宮)移し、島唄カフェいーやーぐゎーを開店。沖縄音楽の音源や映像の楽しめる店として好評を博している。
島唄カフェいーやーぐゎーHP:http://www.ryucom.ne.jp/users/iyagwa/
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この記事へのコメント
こんにちわ、ryuq編集室の皆様
琉球フェスティバル2007 大阪>出演者がいいですね~~
何年も前に「故 嘉手苅林昌先生」が出演したときに、たまたま
大阪にいて見にいったことがありますが、観客の多さに驚き
ましたよっ
民謡愛好家としては、みのがしたくない出演者ですね
でも、これで本来のうちな~民謡というのが伝わるのでは
ないでしょうかね・・・
琉球フェスティバル2007 大阪>出演者がいいですね~~
何年も前に「故 嘉手苅林昌先生」が出演したときに、たまたま
大阪にいて見にいったことがありますが、観客の多さに驚き
ましたよっ
民謡愛好家としては、みのがしたくない出演者ですね
でも、これで本来のうちな~民謡というのが伝わるのでは
ないでしょうかね・・・
Posted by MAGI
at 2007年10月09日 11:36
at 2007年10月09日 11:36※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
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