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2007年04月24日

下地暁インタビュー『宮古島からのメッセンジャー』


下地暁:島に戻るきっかけとなったのは“みゃーくふつ(宮古の言葉)”。でも興味本位で面白がってやりはじめたのではなく、“どうやって、これからやっていくのか?”と、とっても真剣でしたね。
“音楽をやろう”の前に“宮古の言葉をどうやったら残せるか”が先にあったんです。

まずは自分の母校から『方言俳句』や『方言習字』をはじめたり、宮古に戻ったその年には『宮古方言大会』がスタートしました。

僕にとって“故郷”とは“言葉”だったんですね。それ以前に大事だったのが(病と闘っていた)お袋の命があったんです。どちらとも、無くしてはならないものだったんです。
それをどうつないで生きてゆくのか、そして自分の心をどう表現してゆくか、それをずっと自分の中に言い聞かせていた時代だったんですね。

ryuQ編集長:その中で、何か気づいたことなどはありましたか?

下地暁:そうした中で、心の中の声が聞こえてきたりして、「あぁ、これからは意識の時代だな」と。そして今は「提案の時代」だと思っています。

ryuQ編集長:「提案の時代」とは?

下地暁:お互いにアイデアを出し合って共存共栄してゆく時代ではないのかと思いますね。

ryuQ編集長:つまりシェアしながら、全体が豊かになるべきだと。

下地暁:例えば、興したイベントのひとつ『クイチャー・フェスティバル』の場合でも、そこに他にはない文化があるのに行政さえも動かない。では、民間で立ち上がってやらせてもらっているのですけれども、メッセージはただひとつ、「足元にあるものを、気づきましょう」。もうそれだけです。

ryuQ編集長:なるほど。うちあたいしますね。

下地暁:私の場合はクイチャーの魅力に気づきました。またある人は“宮古上布”でもいいし、宮古の野草を調理できるでもいい、“自分には何ができるのか?”を持ち寄ることでそれが何になるのかというと、島の活性化へとつながってゆくんです。

ryuQ編集長:何も無いではなく、ですね?

下地暁:そう、無いことのその豊かさを目指しましょうと。だからこそ“心”が大切なんですね。

ryuQ編集長:表面だけではない、内なるものに目を向ける。

下地暁:心がふれあってつながるからこそ、新しい創造が生まれてくるんです。

ryuQ編集長:そうやって、新しい時代に“足元を見つめ直した”ベストアルバム『真太陽(マティダ)』が生まれたのですね。

下地暁:ふつうベストアルバムというと、今まであった音源を使用して作ったりする場合も多くありますけど、自分の場合は、全部やり直したいなと。素のまま、着飾らずに、無駄なものをすべて削ぎ落としたようなアコースティックサウンドに仕上がりました。ただシンプルになっただけではなく、角松敏生などのスペシャルゲストも加わり、また宮古の波の音などフィールドレコーディングした音源も入っていますのでどうぞお楽しみに。(つづく)

・お知らせ:
下地暁の初のベストアルバム『真太陽(マティダ)』レコ初ツアーは、
30年前から15年間、音楽活動を育んできた東京・新宿からスタートします!
■4.29(日)東京・新宿フェイス (19:00〜/前売り3,000円)
詳細は、公式HPにて!
http://www.shimojisatoru.jp/

(取材:KUWAこと、桑村ヒロシ)
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この記事へのコメント
そうですねぇ(^-^)
常に足元を見つめ、歩き始めましょうねぇ(^-^)
Posted by ☆むぎわらのシ~サ~☆ at 2007年05月08日 17:31
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