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2007年04月09日

宮本亜門インタビュー:第2日目!


あくまでも“海”が主役の『海楽』という手作りのお祭り。だから海の音が聞こえなくなってはいけないよ、って。つい、パーティーとかお祭りというと“発散”する方向にゆくけど、もうひとつの楽しみかたを“海”が教えてくれるんですって。静かな渚に耳をかたむけてみませんか? そんな宮本亜門インタビューの第2日目です。

ryuQ編集長:『海楽』とは、発散するだけではない楽しみ方、なんですね。

宮本亜門:限られた時間の中でつい“発散”したくなるんですよね。それがイコール楽しむことみたいな。
実は、この『海楽』でのステージでも最初はRockミュージックが多かったんです。僕もRockが大好きなんだけど、ここで“ドン・ドン・ドン!”ってやると“海の音”が聞こえなかったりして。

海の音が聞こえなくなってくると、海にゴミを捨ててゆくようになっていったんですね。それをみてとても悩んで…、“もう、やめようか”って言ったこともあったんです。むしろ、“ゴミを持って帰れるような会はないの?”って。“楽しかったよ、海よありがとうね”って自分たちが持ってきたゴミくらいは持って帰れるような、そういう楽しい会はできないのかなぁって。
稲福さんたちとまたみんなで話し合って、近年では演奏されるジャンルもだんだんと静かになってきていますね。

僕も最初は“いらっしゃい!”って大きな声を出していたんですね。“パーティー”って、大騒ぎして大笑いするだけでなくて、穏やかな笑顔で“お久しぶり〜”って幸せを分かち合う。この海と共に生きていることが実感できる喜びっていうか、“和をとってゆく”楽しみかたがあってもいいかなって。

また、ちょうど“浜下り”の時期とも重なるんですね。昔からみんながこの日に海に渡ってゆける時、そういうタイミングもあって、この時期に“さちばるを楽しむ会”を催すようになりました。

ryuQ編集長:もしかしたら、そういう想いまでも浸透しているのだろうか? だから今もう一度再確認してみたかったんですね。この祭りで何を共有したいのかなぁって。
みんながしんみりと時間を過ごすというのは、慌ただしい現代では少なくなってきたかもしれませんが、こういう機会に“何か大切なもの”を思い出させてくれますね。

宮本亜門:子供たちがお母さんや家族といっしょに“海はやっぱりいいね〜”って楽しんでいる姿や、また最近では海の生き物の名前を案外知らなかったりもするらしくて、沖縄でも最近では海に行く機会が少なくなっているんだなぁって。

ryuQ編集長:これからこのお祭りをどのように展開してゆきたいですか?

宮本亜門:お祭り自体は、これ以上は大きくはしたくないんです。お祭りの規模を拡大することよりも“海を主役”にしていきたいですね。
どうしても主役は、楽しみたい自分たちになってしまって、海が“ただの背景”になってしまっていると思うんです。まるで写真か何かのような。“でもやっぱり、主役は海(自然)だよね”って再確認するきっかけになるといいですね。
(→つづく)

(取材:KUWAこと、桑村ヒロシ)
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